徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    感染症治療学(Infectious Disease Chemotherapy)

科目番号30546担当教員名宮澤 宏単位1単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次3年
授業概要
この授業では、病原微生物による感染症の病態や予防法を学習し、感染症の治療に用いられる薬物(抗菌薬、抗真菌薬、抗寄生虫薬、抗ウイルス薬など)の作用機序・副作用・薬剤耐性機構を学習する。
到達目標
病原微生物による感染について説明できる。(知識・理解・関心)
感染症治療薬の作用機序、副作用、臨床応用を説明できる。(知識・理解)
感染症治療薬の耐性獲得機構を説明できる。(知識・理解)
細菌感染症の病態と薬物治療について概説できる。(知識・理解)
ウイルス感染症の病態と薬物治療について概説できる。(知識・理解)
真菌感染症の病態と薬物治療について概説できる。(知識・理解)
原虫・寄生虫による感染症の病態と薬物治療について概説できる。(知識・理解)
滅菌・消毒について説明できる。(知識・理解)
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】感染と感染症の予防
感染の成立、日和見感染、院内感染、その対策について学ぶ。
C8(2)1-5、C8(4)1-1、C8(4)1-2
講義と質疑教科書第2章を読んで理解する。
【2】感染症の予防       
予防接種、感染対策、滅菌と消毒について学ぶ。
C8(2)2-1、C8(3)5-1、C8(3)5-2、E2(7)1-2
講義と質疑教科書第9章198ページまでを読んで理解する。
【3】抗菌薬総論
抗菌薬の歴史・分類、抗菌薬の耐性獲得機構や耐性菌について学ぶ。C8(3)2-5、E2(7)2-1、E2(7)10-1
小テスト
講義と質疑
教科書第9章210ページまでを読んで理解する。
【4】病原性細菌による感染症と抗菌薬の薬理(1)細菌細胞壁合成阻害薬:-ラクタム系抗菌薬  E2(7)1-1小テスト
講義と質疑
教科書第9章221ページまでを読んで理解する。
【5】病原性細菌による感染症と抗菌薬の薬理(2)細菌細胞膜障害薬、タンパク質合成阻害薬  E2(7)1-1講義と質疑教科書第9章230ページまでを読んで理解する。
【6】病原性細菌による感染症と抗菌薬の薬理(3)代謝拮抗薬、抗結核薬  E2(7)1-1  小テスト
講義と質疑
教科書第9章239ページまでを読んで理解する。
【7】ウイルスによる感染症と抗ウイルス薬の薬理
E2(7)4-1、E2(7)4-2、E2(7)4-3、E2(7)4-4、E2(7)4-5、E2(7)4-6
小テスト
講義と質疑
教科書第9章242ページまでを読んで理解する。
【8】これまでのまとめ中間試験前半部分を復習し、理解を深める。
【9】感染症の治療のポイント講義と質疑教科書第9章253ページまでを読んで理解する。
【10】細菌感染症の病態及び薬物治療(呼吸器感染症、消化器感染症、感覚器感染症、尿路感染症、性感染症)E2(7)3-1,3-2,3-3,3-4,3-5小テスト
講義と質疑
教科書第9章272ページまでを読んで理解する。
【11】細菌感染症の病態及び薬物治療(脳炎、髄膜炎、その他)、院内感染 E2(7)3-6,3-7,3-8,3-9,3-10小テスト
講義と質疑
教科書第9章292ページまでを読んで理解する。
【12】ウイルス感染症の病態及び薬物治療(ヘルペスウイルス感染症、サイトメガロウイルス感染症、インフルエンザ) E2(7)4-1、E2(7)4-2、E2(7)4-3小テスト
講義と質疑
教科書第9章301ページまでを読んで理解する。
【13】ウイルス感染症(プリオン病を含む)の病態及び薬物治療(ウイルス性肝炎、エイズ、その他のウイルス感染症、プリオン病)E2(7)4-4、E2(7)4-5、E2(7)4-6小テスト
講義と質疑
教科書第9章311ページまでを読んで理解する。
【14】真菌・原虫・寄生虫による感染症の病態および薬物治療、治療薬の薬理  E2(7)5-1、E2(7)5-2、E2(7)6-1、E2(7)6-2小テスト
講義と質疑
教科書第9章334ページまでを読んで理解する。
評価方法
定期試験(90%)、レポート・小テスト(10%)により評価する。
教科書
微生物学・感染症学(第2版)、塩田澄子、黒田照夫編集、化学同人、2016年、ISBN-4759816211
参考図書
薬科微生物学(第6版)、加藤文男ほか編集、丸善、2013年、ISBN-4621086223
化学療法学、上野芳夫、大村智監修、南江堂、2009年、ISBN-4524402489
薬がみえる Vol.3、医療情報化学研究所編、メディックメディア、2016年、ISBN-4896326406
病気がみえる Vol.6 免疫・膠原病・感染症、医療情報化学研究所編、メディックメディア、2009年、ISBN-4896323092
今日の治療薬2017、南江堂、2017年、ISBN-4524255320
備考
【受講心得】
2年次の「微生物学」の内容をよく復習しておくこと。

【オフィス・アワー】
 水曜日17時〜18時、それ以外にも適宜、薬学研究棟6階分子生物学講座

【DP配分】
DP1 DP2 DP3 DP4 DP5 DP6 DP7
0.1 0.6 0.1 0.2 0 0 0
香川薬学部の7つのディプロマポリシー(DP)への寄与の度合いに基づき、当該科目の単位数を按分(DP1〜7の合計が担当科目の単位数となる)