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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 30549 | 担当教員名 | 得丸 博史 | 単位 | 1単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 2年 |
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授業概要 |
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医薬品の特性とその働きを理解するため、生体の構造・機能を理解した上で、薬が効くメカニズム(薬理学)について学ぶ。授業は教科書・配付プリントを用いた講義形式または演習形式で行う。 |
到達目標 |
医薬品を適正に使用できるようになるために、薬物・生理活性物質に関する基本的知識、生体との相互作用に関する基本的事項を修得する(知識:理解)。具体的には、中枢神経系および循環器系の形態・機能を理解した上で、中枢神経系作用薬(全身麻酔薬、睡眠薬、鎮痛薬), 精神神経疾患(不安・うつ病・統合失調症・てんかん・パーキンソン病・アルツハイマー病など)とその治療薬、循環器系疾患とその治療薬について説明できるようになる。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 心臓・血管(循環器系)の薬理と疾患治療薬1: 基礎事項の確認(生理学・機能形態学);心臓・血管系について概説できる。C7(1)7-1,2 | 講義と質疑 ミニテスト | シンプル生理学などの教科書・配布プリントを読み、内容を要約し、字句を説明できるようにする。 |
【2】 | 心臓・血管系の疾患治療薬5:不整脈およびその関連疾患の治療薬の薬理を説明できる。E2 (3) 1-1 教科書P185- | 講義と質疑 ミニテスト | テキスト・配布プリントを読み、内容を要約し、字句を説明できるようにする。 |
【3】 | 細胞生物学・基礎薬理学の復習 細胞と受容体・交感神経/副交感神経による心臓や血圧の調節の仕組み | 講義と質疑 ミニテスト | テキスト・配布プリントを読み、内容を要約し、字句を説明できるようにする。 |
【4】 | 心臓・血管系の疾患治療薬6:急性および慢性心不全について、治療薬の薬理を説明できる。E2 (3) 1-2 P193- | 講義と質疑 ミニテスト | テキスト・配布プリントを読み、内容を要約し、字句を説明できるようにする。 |
【5】 | 心臓・血管系の疾患治療薬7:循環器系の疾患 虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)の治療薬の薬理を説明できる。E2 (3) 1-3 P201- | 講義と質疑 ミニテスト | テキスト・配布プリントを読み、内容を要約し、字句を説明できるようにする。 |
【6】 | 心臓・血管系の疾患治療薬8:心臓・血圧の調節機構を説明できるC7(2)5-1;循環器系の疾患(高血圧、狭心症、心筋梗塞)の治療薬の薬理を説明できる。E2 (3) 1-3 P208- | 講義と質疑 ミニテスト | テキスト・配布プリントを読み、内容を要約し、字句を説明できるようにする。 |
【7】 | 中枢神経系の機能と形態、中枢神経作用薬の概論 | 講義と質疑 | テキスト・配布プリントを読み、内容を要約し、字句を説明できるようにする。 |
【8】 | 第5章 中枢神経抑制薬(全身麻酔薬)p.107〜p.119 全身麻酔薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)および臨床適用を説明できる。E2(1)3-1 | 講義と質疑 | テキスト・配布プリントを読み、内容を要約し、字句を説明できるようにする。 |
【9】 | 第5章 中枢神経抑制薬(催眠薬)p.119〜p.133 催眠薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)および臨床応用を説明できる。E2(1)3-1 | 講義と質疑 | テキスト・配布プリントを読み、内容を要約し、字句を説明できるようにする。 |
【10】 | 第5章 鎮痛薬 麻薬性鎮痛薬、非麻薬性鎮痛薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)を説明できる。麻薬性鎮痛薬、非麻薬性鎮痛薬の臨床適用(WHO三段階除痛ラダーを含む)を説明できる。E2(1)3-2 | 講義と質疑 | テキスト・配布プリントを読み、内容を要約し、字句を説明できるようにする。 |
【11】 | 精神疾患(統合失調症)の治療薬を挙げ、その薬理作用・機序・副作用について説明できる。E2(1)3-4 | 講義と質疑 | テキスト・配布プリントを読み、内容を要約し、字句を説明できるようにする。 |
【12】 | 精神疾患(不安症、うつ病)の治療薬を挙げ、その薬理作用・機序・副作用について説明できる。E2(1)3-5,6 | 講義と質疑 | テキスト・配布プリントを読み、内容を要約し、字句を説明できるようにする。 |
【13】 | 中枢神経疾患(パーキンソン病・アルツハイマー病)の治療薬を挙げ、その薬理作用・機序・副作用について説明できる。E2(1)3-9 | 講義と質疑 | テキスト・配布プリントを読み、内容を要約し、字句を説明できるようにする。 |
評価方法 |
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ミニテスト(10%)、定期試験(90%)により総合的に評価する。 |
教科書 |
薬学教育モデル・コアカリキュラム準拠16 薬理学, 金子周司(編集), 化学同人, ISBN978-4-7598-1266-4 (6200円 + 税) 部分的に 薬物治療学 南山堂ISBN978-4-525-72054-4 |
参考図書 |
機能形態学(改訂第2版), 櫻田忍・櫻田司(編集), 南江堂, ISBN-978-4-524-40215-1 NEW薬理学(改訂第6版), 田中千賀子・加藤隆一(編集), 南山堂, ISBN-978-4-524-26088-1 薬がみえる, メディックメディア, ISBN-978-4-89632-549-2 (3600円 + 税) 特徴)イラストが多く薬理学の知識を理解しやすい。 カラー図解 薬理学の基本が分かる事典 西東社, ISBN 978-4791617951 (1750円+ 税)特徴)基礎的な用語をまず理解・暗記することで授業の理解が大きく進むと期待できる。基本的な内容のみに絞っているため全体像を把握しやすく手軽な予習用。(仕組みから理解を深められる、「生理学の基本が〜」もある。) |
備考 |
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この科目は、【1】〜【6】は山田、、【7】〜【13】は得丸が担当する。 【受講心得】 受講するにあたってテキストは前もって読んでおくこと。遅刻・早退は原則認めない。 【オフィス・アワー】火〜木の16時以降(得丸)月〜金の17時以降(山田) 【DP配分】 DP1 DP2 DP3 DP4 DP5 DP6 DP7 0 0.6 0.2 0.2 0 0 0 香川薬学部の7つのディプロマポリシー(DP)への寄与の度合いに基づき、当該科目の単位数を按分(DP1〜7の合計が担当科目の単位数となる)。 |