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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 00039 | 担当教員名 | 加藤 善久 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 3年 |
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授業概要 |
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一般目標:薬効や副作用を薬物の体内動態から定量的に理解できるようになるために、薬物動態の理論的解析に関する基本的知識と技能を修得する。 実習の概要:医薬品の生体内動態に関する実験手技(医薬品の消化管吸収、薬物速度論解析)を習熟し、医薬品の製造過程から薬物治療の場で必要とされる薬物動態学的な知識と技能(体内動態の解析と投与設計)を修得する。また、製剤化や患者への投薬時に問題となる医薬品の安定性について実験(医薬品の安定性)し、その基本的知識と技能を修得する。さらに、本実習を通して、薬剤師の任務および職能について、理解を深める。 |
到達目標 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 総合ガイダンス | ||
【2】 | 医薬品の消化管吸収 1(In situ 腸管還流法によるラット小腸からの薬物吸収実験) | ||
【3】 | 医薬品の消化管吸収 2(吸収速度定数の計算、pHとpKaとの関係) | ||
【4】 | 医薬品の消化管吸収 3(データの解析およびグループディスカッション) | ||
【5】 | 薬物速度論に関する実験 1(流水モデルでの実験、薬物速度論的パラメータの計算) | ||
【6】 | 薬物速度論に関する実験 2(線形1-コンパートメントモデル、連続投与における血中濃度計算) | ||
【7】 | 薬物速度論に関する実験 3(データの解析およびグループディスカッション) | ||
【8】 | 体内動態の解析と投与設計 1(点滴静注の血中濃度計算、定常状態における血中濃度計算) | ||
【9】 | 体内動態の解析と投与設計 2(モデルデータから投与計画をシミュレート) | ||
【10】 | 体内動態の解析と投与設計 3(データの解析およびグループディスカッション) | ||
【11】 | 医薬品の安定性 1(アスピリンの分解に対するpHの影響、安定性の予測) | ||
【12】 | 医薬品の安定性 2(擬一次反応、反応速度、速度定数、消失半減期の計算) | ||
【13】 | 医薬品の安定性 3(データの解析およびグループディスカッション) | ||
【14】 | 総合討論 | ||
【15】 | 試験 |
評価方法 |
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出席状況、技能、実習(少人数のグループで実習を行う)への取り組み態度、役割・分担の状況、実習項目ごとにレポート提出(所定の期日を指定する)、筆記試験により総合的に評価する。 |
教科書 |
薬物動態学実習テキスト・出版社名 薬物動態学講座特別編集・著者名 尾熊隆嘉、加藤善久、跡部一孝 |
参考図書 |
最新薬剤学実験書・出版社名 廣川書店・著者名 小木曽太郎・ISBN 978-4-567-48102-1、 第15改正 日本薬局方解説書・出版社名 廣川書店・著者名 日本薬局方解説書編集委員会・ISBN 978-4-567-01511-0、 生物薬剤学実験法・出版社名 南江堂・著者名 村田敏郎・他 編・ISBN 3047-492041-5626、 コアカリ対応 薬剤学・出版社名 丸善・著者名 川島 嘉明・ISBN 978-4-621-07930-0、 新薬剤学 改訂第2版・出版社名 南江堂・著者名 辻 彰 編・ISBN 978-4-524-40233-5、 薬物動態学・出版社名 丸善・著者名 西垣隆一郎・ISBN 4-621-04472-9 |
備考 |
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本実習は、加藤善久、尾熊隆嘉、跡部一孝で担当する。 履修する上での必要な条件は、以下の通りである。 その日の実習の予習は必ずしておくこと。今日は何の実習を、どんな方法でやるのかを頭に入れ、実習ノートに整理して実習に臨むこと。また、実習中は、すぐ記録できるようにノートの予記入をしておくこと。 |