徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    医薬品情報学

科目番号00042担当教員名飯原 なおみ単位1.5単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次3
授業概要
医薬品情報、患者情報ならびに薬物療法上の問題解決手法について学習する。
到達目標
医薬品は情報と一体となってはじめてくすりとしての効力を発揮し得る。医薬品情報を「使う」「評価する」「伝える」「創出する」ことができるようになるために、医薬品情報に関係する法律を理解するともに、医薬品情報を扱うための基本的知識及び技法を習得する。さらに、患者情報を理解して、有効で安全な薬物療法を行う上での思考力を身につける。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】開発過程の情報:医薬品開発で得られる情報の種類と役割 講義と質疑教科書・プリントを読み、開発過程の情報について説明できるか確認する。
【2】市販後の情報:医薬品市販後で得られる情報の種類と役割講義と質疑教科書・プリントを読み、市販後の仕組みについて説明できるか確認する。
【3】添付文書とインタビューフォーム:添付文書、医薬品インタビューフォームの位置づけと記載項目講義と質疑教科書・プリントを読み、添付文書情報などの特徴・内容が説明できるか確認する。
【4】医薬品情報源:一次、二次、三次資料の位置づけ、厚生労働省、製薬企業などの発行資料講義と質疑教科書・プリントを読み、各種資料の特徴・内容が説明できるか確認する。
【5】医薬品情報の収集と加工(1):医薬品情報の収集と加工、検索、データベース演習と演習解説関心のある医薬品の添付文書にアクセスする。
【6】医薬品情報の収集と加工(2):医薬品情報の収集と加工、検索、データベース演習と演習解説関心のあるガイドラインや文献にアクセスする。
【7】医薬品情報の収集と加工(3):医薬品情報の収集と加工、検索、データベース演習と演習解説
ミニテスト
演習問題を解く。
【8】健康被害救済制度:医薬品副作用被害救済制度、生物由来製品感染等被害救済制度講義と質疑教科書・資料を読み、救済制度の特徴を説明できるか確認する。CBT・国試問題を解く。
【9】臨床研究デザイン(1):臨床研究デザインの種類と特徴、リスク評価講義と質疑教科書を読み、研究デザインの特徴を説明できるか確認する。
【10】臨床研究デザイン(2):臨床研究デザインの種類と特徴、リスク評価講義と質疑教科書を読み、研究デザインの特徴を説明できるか確認する。
【11】臨床研究デザイン(3):臨床研究デザインの種類と特徴、リスク評価講義と質疑教科書を読み、臨床指標を説明できるか確認する。
【12】バイアス、交絡、エンドポイント(1):バイアスや交絡の意味と回避の仕方、エンドポイントの意味講義と質疑教科書を読み、バイアス・妥当性を説明できるか確認する
【13】バイアス、交絡、エンドポイント(2):バイアスや交絡の意味と回避の仕方、エンドポイントの意味講義と質疑演習問題を解く。
【14】EBM実践のプロセス:EBMのステップ講義と質疑演習問題を解く。
【15】患者情報:患者情報、問題志向型システム(POS)講義と質疑演習問題を解く。医薬品安全のあり方について自らの言葉で語ることができるか確認する。
評価方法
定期試験(80%)、課題レポート・小テスト・授業態度(20%)により評価する。
教科書
薬剤疫学への招き−医薬品の適正使用を目指して−(高田充隆、飯原なおみ、小竹武:京都廣川書店)
参考図書
備考