徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    薬物治療学１

科目番号00148担当教員名伊藤　康一単位1.5単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次4
授業概要
【授業概要】精神・神経､消化器系､呼吸器系､眼の代表的疾病および緩和ケアの薬物治療ガイドラインを理解する。
【到達目標】代表的な神経・精神疾患、消化器疾患、呼吸器疾患、眼疾患、および緩和ケアにおける薬物治療指針の基礎を説明することができるようになる。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】　精神・神経の疾患 C14(4)1-4　神経症､不眠症の病態生理､適切な治療薬および使用上の注意を説明できる。講義は板書、配布資料を用いて行う。 人体の構造と仕組みを学んだ機能形態学､生理学､生化学､薬がどのように作用するかを理解する薬理学､そして各種疾患を学んだ病態生理学､それらすべてを理解している前提で授業を進行する。　
【2】　精神・神経の疾患 C14(4)1-2，C14(4)1-3　統合失調症､うつ病､双極性障害の病態生理､適切な治療薬および使用上の注意を説明できる　　
【3】　精神・神経の疾患 C14(3)6-3　片頭痛およびてんかんの病態生理､適切な治療薬および使用上の注意を説明できる。　　
【4】　精神・神経の疾患 C14(3)6-4　認知症､パーキンソン病の病態生理､適切な治療薬および使用上の注意を説明できる。　　
【5】まとめ　　
【6】 消化器系の疾患　C14(2)4-2　消化性潰瘍､胃癌の病態生理､適切な治療薬､及び使用上の注意を説明できる。　　
【7】　消化器系の疾患　C14(2)4-3　腸炎の病態生理､適切な治療薬､および使用上の注意を説明できる。　　
【8】　消化器系の疾患　C14(2)4-4，C14(2)4-5　肝炎､肝硬変､膵炎の病態生理､適切な治療薬､および使用上の注意を説明できる。　　
【9】まとめ　　
【10】　呼吸器系の疾患　C14(3)3-2　閉塞性気道疾患の病態生理､適切な治療薬､及びその使用上の注意を説明できる。　　
【11】　呼吸器系の疾患　C14(3)3-3　インフルエンザ､肺炎､肺結核､肺がん､MRSAの病態生理､適切な治療薬を説明できる　　
【12】まとめ　　
【13】　眼の疾患　　　　　C14(4)4-2,C14(4)4-3　緑内障､白内障､加齢黄斑変性症の病態生理､適切な治療薬を説明できる。　　
【14】　緩和ケア　　　　　C14(4)8-1，C14(4)8-2　癌性疼痛治療を説明できる。　　
【15】まとめ　　
評価方法
筆記試験(70%)､口頭試問(20%)､授業態度(10% 授業時間中の飲食は一切禁止)による評価を行い､最低到達点を越える事が必要である。
教科書
症例で身につける臨床薬学ハンドブック　越前宏俊・鈴木孝 (編)羊土社
参考図書
１．今日の治療薬 2011
２．処方がわかる医療薬理学：中原保裕　Gakken
３．薬と疾病II：薬物治療(1)　日本薬学会（編）東京化学同人
４．疾病薬学：百瀬弥寿徳・橋本敬太郎（編）みみずく舎
５．Pharmacotherapy：吉田正・亀井淳三（編）ネオメディカル
６．標準医療薬学　薬物治療学 医学書院
備考
範囲が非常に広いのですべてを網羅することは不可能であるため、代表的な症例を通して授業を行う。そのため他の関連科目の受講および自己学習が必須である。
薬物治療学 1, 2 の講義全般を通じて、以下の到達目標も達成すること。
・代表的な疾患における薬物治療と非薬物治療の位置づけを説明できる。[C14(2)1-1]
・適切な治療薬の選択について、薬効薬理、薬物動態に基づいて判断できる。[C14(2)1-2]
・指定された疾患例について必要な情報を収集し、適切な薬物療法を考案することができる。[C14(2)5-1, (3)7-1, (4)9-1]
薬剤師国家試験受験資格を取得する者は、この科目の単位を修得する必要がある。