徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    衛生化学3

科目番号00198担当教員名大岡 嘉治単位1.5単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次3
授業概要
生物系薬学の本講義では衛生薬学分野の中から、環境衛生学について講義する。生態系や水の浄化等、我々の生活に密接に関連している項目の他、近年、特に社会的関心を集めている地球温暖化、環境ホルモン、土壌•水質•大気汚染等の地球環境問題について重点的に講義を行う。
到達目標
生態系や生活環境を保全、維持するために、それらに影響を及ぼす自然現象、人為的活動を理解し、環境汚染物質などの成因、人体への影響、汚染防止、汚染除去等に関する基本的知識を習得し、環境の改善に向かって努力することができる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】生態系の構造と特徴(1):地球環境の成り立ちと生態系の構成員について理解する。講義と質疑講義レジメとノートのまとめ
【2】生態系の構造と特徴(2):人の健康と環境との関係を説明できる。講義と質疑講義レジメとノートのまとめ&ミニテストの復習
【3】物質の環境内動態(1):地球規模の環境問題の成因、人に与える影響について説明できる。講義と質疑講義レジメとノートのまとめ&ミニテストの復習
【4】物質の環境内動態(2):化学物質の生物濃縮と人に与える影響について説明できる。講義と質疑講義レジメとノートのまとめ&ミニテストの復習
【5】水の衛生(1):原水の種類と特徴を理解し、水の浄化法について説明できる。講義と質疑講義レジメとノートのまとめ&ミニテストの復習
【6】水の衛生(2):水の塩素消毒の原理と問題点について説明できる。講義と質疑講義レジメとノートのまとめ&ミニテストの復習
【7】水の衛生(3):水質水の水質基準の主な項目を列挙し、測定できる。講義と質疑講義レジメとノートのまとめ&ミニテストの復習
【8】水の衛生(4):下水処理および排水処理の主な方法について説明できる。講義と質疑講義レジメとノートのまとめ&ミニテストの復習
【9】前半のまとめ中間テスト予習:前半に使用したミニテストの復習を全般にわたってしておく。
【10】水質汚濁(1):水質汚濁の主な指標を列挙し、説明できる。講義と質疑演習の復習&講義レジメとノートのまとめ
【11】水質汚濁(2):水質汚濁を防止するための法規制について説明できる。講義と質疑演習の復習&講義レジメとノートのまとめ
【12】大気環境(1):主な大気汚染物質を列挙し、その発生源、予防策について説明できる。講義と質疑演習の復習&講義レジメとノートのまとめ
【13】大気環境(2):大気汚染に影響する気象的要因について説明できる。講義と質疑演習の復習&講義レジメとノートのまとめ
【14】室内環境:室内環境と健康:室内環境と健康との関連、その保全法について説明できる。講義と質疑演習の復習&講義レジメとノートのまとめ
【15】廃棄物:廃棄物の種類と廃棄法について理解し、マニフェスト制度、PRTR法について説明できる。講義と質疑演習の復習&講義レジメとノートのまとめ
評価方法
定期試験(70%)、中間テスト•課題レポート(30%)により総合的評価する。
教科書
教科書:衛生薬学、佐藤政男、中川靖一、川嶋洋一、鍛冶利幸、名取泰博、工藤なをみ 共著、
    南江堂、2011年、ISBN978B-4-524-40271-7
参考図書
衛生薬学—環境と健康— 新井洋由、早川和一 編集、廣川書店 ISBN567-47190-3
衛生薬学—環境と健康— 第3版 井村伸正、渡辺 烈 編集、丸善 ISBN978-4-621-07953-9
環境衛生科学、大沢基保, 内海英雄 編集、南江堂、2006年、ISBN4-524-40196-2
備考
この教科書は衛生化学1および衛生化学2でも用いる。