徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    実験神経病理学

科目番号00021担当教員名宋 時栄単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次1
授業概要
アルツハイマー病など神経系の主要な疾患を取り上げ、その神経病理学的所見の理解の上にたって、病態の理解の基礎となる分子、シナプスレベルから個体レベルに至る神経系の生理的機能・病理的変化についての先端的・学際的知見理解を深める。また、疾患モデル動物を用いた病態の解明について実習を交えながら、実験神経病理学の基本手技を体得する。
到達目標
アルツハイマー病など、薬物治療の対象となる神経系の主要な疾患の主要な病変を説明でき、それらが神経系の正常構造、機能のどうのような変化に基づいているかを説明できる。神経病理学的検索に必要な手技を身につけ、実験モデル動物の解析に応用できる。原著論文の読解を通じて研究の最先端を知り、必要な情報を入手できる。これらの基礎の上に立って、現在行われている薬物治療の根拠を説明できる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】アルツハイマー病(1):1907年から20世紀まで アミロイド仮説、tauopathy講義講義前:配布資料の通覧
講義後:復習
【2】アルツハイマー病(2):疾患モデル動物、新しい治療法の摸索講義講義前:配布資料の通覧
講義後:復習
【3】アルツハイマー病症例標本観察実習(病理組織標本の顕微鏡観察)実習前:配布資料の通覧
実習後:観察所見のまとめ
【4】原書講読原書講読講読論文の下調べ
【5】原書講読原書講読講読論文の下調べ
【6】原書講読原書講読講読論文の下調べ
【7】原書講読原書講読講読論文の下調べ
【8】神経解剖・神経生理学の基礎、シナプスの概念講義講義前:配布資料の通覧
講義後:復習
【9】神経細胞、グリア細胞の細胞生物学講義講義前:配布資料の通覧
講義後:復習
【10】グリア細胞の病理学的意義講義講義前:配布資料の通覧
講義後:復習
【11】組織学実習1:ニッスル染色 その意義実習(病理組織標本の作成、顕微鏡観察)実習前:配布資料の通覧
実習後:観察所見のまとめ
【12】組織学実習2:免疫組織化学実習(免疫組織化学の技法、標本作製、顕微鏡観察)実習前:配布資料の通覧
実習後:観察所見のまとめ
【13】組織学実習3:疾患モデル動物の神経病理学的解析 実習(病理組織標本の顕微鏡観察)実習前:配布資料の通覧
実習後:観察所見のまとめ
【14】組織学実習4:疾患モデル動物の神経病理学的解析実習(病理組織標本の顕微鏡観察)実習前:配布資料の通覧
実習後:観察所見のまとめ
【15】まとめ講義講義前:配布資料の通覧
講義後:復習
評価方法
原書講読4、口頭試問4、レポート2
教科書
配布プリント、Larry R. Squire , Eric R Kandel (著) Memory: From Mind to Molecules (W H Freeman & Co)
参考図書
神経病理を学ぶ人のために(医学書院ISBN-13: 978-4260103602)、カラーアトラス神経病理(医学書院ISBN-13:978-4260002851)、
Greenfield's Neuropathology(Oxford University Press ISBN-13: 978-0340906828)
備考