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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 12333 | 担当教員名 | 溝口 隆一 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 一般 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 1年 |
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授業概要 |
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19世紀後半に活動した哲学者フリードリッヒ・ニーチェによると、現在、私たちは、今まで「正しい」とされてきたことに正当性や説得力を与えてきた諸々の根拠(理由)が廃棄され、そうした根拠と関係のない「仮象の世界」に生きています。本講義では、こうしたニーチェの現状認識を出発点にして、私たちの生きる世界とは、そしてそこに生きる自己とはどのようなものなのかを、さまざまな哲学者の意見を参考にしながら考えていきます。哲学Bでは哲学Aでの成果を踏まえたレベルでの授業となります。 |
到達目標 |
1. 哲学的な世界理解・自己理解の方法に習熟し、自分の人生の主人公としてよりよく生きていけるようになることが到達目標です。 2. 項目別には、以下のことができるようになることが目標です。 知識(理解): さまざまな考え方を綜合的に知る。 態度(関心・意欲): 自分とは異なる考え方に深い関心をもち、自分の存在について深く知る。 技能(表現): 他者についての十全な理解に立ったうえで、自分の考えを説得的に表現する。 思考・判断: 正確な他者理解・自己理解に基づき、社会的に有意義でかつ自分にのみ可能な判断を下す。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 講義テーマ: 時間の空間的比喩 | 講義(一斉講義)(50分程度)、テキストと配布資料と自筆ノートを用いた授業のふりかえり作業(40分程度)。 | 準備学習: 1. 参考文献『ニーチェ+』の232ページからはじまる「はじめまして」を読む。2. 館長推薦図書の任意の箇所を選び(複数可)、累計60分読む。(図書館の参考図書コーナーと館長推薦図書のコーナーにあります)。(90分) 事後学習: 1. 講義中の作業の残りを終えておく。2. 図書館で原典確認レポートを書く(詳細は初回授業のときに説明する)。3. その他授業中に指示する課題を行う(主に読書課題かEラーニング)。(90分) |
【2】 | 講義テーマ: 時間論 | 講義(一斉講義)(50分程度)、テキストと配布資料と自筆ノートを用いた授業のふりかえり作業(40分程度)。 | 準備学習: 1. テキスト『ニーチェe』の指示箇所を読む。2. 前回の授業で指示した文献を読む。3. 参考図書、教員推薦図書の任意の箇所を読む。(90分) 事後学習: 1. 講義中の作業の残りを終えておく。2. 図書館で原典確認レポートを書く。3. その他授業中に指示する課題を行う。(90分) |
【3】 | 講義テーマ: 哲学的宇宙論 | 講義(一斉講義)(50分程度)、テキストと配布資料と自筆ノートを用いた授業のふりかえり作業(40分程度)。 | 配布資料を読んでおくこと。 準備学習: 1. テキスト『ニーチェe』の指示箇所を読む。2. 前回の授業で指示した文献を読む。3. 参考図書、教員推薦図書の任意の箇所を読む。(90分) 事後学習: 1. 講義中の作業の残りを終えておく。2. 図書館で原典確認レポートを書く。3. その他授業中に指示する課題を行う。(90分) |
【4】 | 講義テーマ: 永遠回帰の宇宙論的解釈 | 講義(一斉講義)(50分程度)、テキストと配布資料と自筆ノートを用いたふりかえり作業(40分程度)。 | 準備学習: 1. テキスト『ニーチェe』の指示箇所を読む。2. 前回の授業で指示した文献を読む。3. 参考図書、教員推薦図書の任意の箇所を読む。(90分) 事後学習: 1. 講義中の作業の残りを終えておく。2. 図書館で原典確認レポートを書く。3. その他授業中に指示する課題を行う。(90分) |
【5】 | 講義テーマ: 世界観と倫理 | 講義(一斉講義)(50分程度)、テキストと配布資料と自筆ノートを用いた授業のふりかえり作業(40分程度)。 | 準備学習: 1. テキスト『ニーチェe』の指示箇所を読む。2. 前回の授業で指示した文献を読む。3. 参考図書、教員推薦図書の任意の箇所を読む。(90分) 事後学習: 1. 講義中の作業の残りを終えておく。2. 図書館で原典確認レポートを書く。3. その他授業中に指示する課題を行う。(90分) |
【6】 | 講義テーマ: 永遠回帰の道徳的解釈 | 講義(一斉講義)(50分程度)、テキストと配布資料と自筆ノートを用いた授業のふりかえり作業(40分程度)。 | 準備学習: 1. テキスト『ニーチェe』の指示箇所を読む。2. 前回の授業で指示した文献を読む。3. 参考図書、教員推薦図書の任意の箇所を読む。(90分) 事後学習: 1. 講義中の作業の残りを終えておく。2. 図書館で原典確認レポートを書く。3. その他授業中に指示する課題を行う。(90分) |
【7】 | 講義テーマ: 仮象の思想としての永遠回帰 | 講義(一斉講義)(50分程度)、テキストと配布資料と自筆ノートを用いた授業のふりかえり作業(40分程度)。 | 準備学習: 1. テキスト『ニーチェe』の指示箇所を読む。2. 前回の授業で指示した文献を読む。3. 参考図書、教員推薦図書の任意の箇所を読む。(90分) 事後学習: 1. 講義中の作業の残りを終えておく。2. 図書館で原典確認レポートを書く。3. その他授業中に指示する課題を行う。(90分) |
【8】 | まとめ作業: 永遠回帰とその周辺 | 本日の作業の説明(10分程度)、テキストと配布資料と自筆ノートを用いたこれまでのまとめ作業(80分程度)。 | ここまでのまとめ作業(中テストやレポート)。 |
【9】 | 講義テーマ: 神と属性 | 講義(一斉講義)(50分程度)、テキストと配布資料を用いた自己確認作業(40分程度)。 | 準備学習: 1. テキスト『ニーチェe』の指示箇所を読む。2. 前回の授業で指示した文献を読む。3. 参考図書、教員推薦図書の任意の箇所を読む。(90分) 事後学習: 1. 講義中の作業の残りを終えておく。2. 図書館で原典確認レポートを書く。3. その他授業中に指示する課題を行う。(90分) |
【10】 | 講義テーマ: 人間の構成部分 | 講義(一斉講義)(50分程度)、テキストと配布資料を用いた自己確認作業(40分程度)。 | 準備学習: 1. テキスト『ニーチェe』の指示箇所を読む。2. 前回の授業で指示した文献を読む。3. 参考図書、教員推薦図書の任意の箇所を読む。(90分) 事後学習: 1. 講義中の作業の残りを終えておく。2. 図書館で原典確認レポートを書く。3. その他授業中に指示する課題を行う。(90分) |
【11】 | 講義テーマ: アポロン的とディオニュソス的 | 講義(一斉講義)(50分程度)、テキストと配布資料を用いた自己確認作業(40分程度)。 | 準備学習: 1. テキスト『ニーチェe』の指示箇所を読む。2. 前回の授業で指示した文献を読む。3. 参考図書、教員推薦図書の任意の箇所を読む。(90分) 事後学習: 1. 講義中の作業の残りを終えておく。2. 図書館で原典確認レポートを書く。3. その他授業中に指示する課題を行う。(90分) |
【12】 | 講義テーマ: 近代形而上学 | 講義(一斉講義)(50分程度)、テキストと配布資料を用いた自己確認作業(40分程度)。 | 準備学習: 1. テキスト『ニーチェe』の指示箇所を読む。2. 前回の授業で指示した文献を読む。3. 参考図書、教員推薦図書の任意の箇所を読む。(90分) 事後学習: 1. 講義中の作業の残りを終えておく。2. 図書館で原典確認レポートを書く。3. その他授業中に指示する課題を行う。(90分) |
【13】 | 講義テーマ: パースペクティヴ主義 | 講義(一斉講義)(50分程度)、テキストと配布資料を用いた自己確認作業(40分程度)。 | 準備学習: 1. テキスト『ニーチェe』の指示箇所を読む。2. 前回の授業で指示した文献を読む。3. 参考図書、教員推薦図書の任意の箇所を読む。(90分) 事後学習: 1. 講義中の作業の残りを終えておく。2. 図書館で原典確認レポートを書く。3. その他授業中に指示する課題を行う。(90分) |
【14】 | 講義テーマ: 仮象と存在 | 講義(一斉講義)(50分程度)、テキストと配布資料を用いた自己確認作業(40分程度)。 | 準備学習: 1. テキスト『ニーチェe』の指示箇所を読む。2. 前回の授業で指示した文献を読む。3. 参考図書、教員推薦図書の任意の箇所を読む。(90分) 事後学習: 1. 講義中の作業の残りを終えておく。2. 図書館で原典確認レポートを書く。3. その他授業中に指示する課題を行う。(90分) |
【15】 | まとめ作業: ディオニュソスとその周辺 | 本日の作業の説明(10分程度)、テキストと配布資料と自筆ノートを用いたこれまでのまとめ作業(80分程度)。 | ここまでのまとめ作業(中テストやレボート)。 |
評価方法 |
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1. 質問・小課題(60%)、中課題(20%)、任意の課題(20%) 2. 質問・課題は随時採点して講評とともにクラスルームにて返却する。 |
教科書 |
『ニーチェe』(ふくろう出版)。 |
参考図書 |
参考図書: 『ニーチェb』(ふくろう出版)。『ニーチェl』(ふくろう出版)。『ニーチェ+』(ふくろう出版)。『現代哲学の真理論』(世界思想社)。 教員推薦図書: 『超芸術トマソン』(ちくま文庫)。 |
備考 |
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1. 「哲学A」の単位取得者のみ登録できるアドバンスクラスです。 2. 学生の学修状況を踏まえて、予定の講義の内容が前後したり、割愛・付加されることがあります。 3. 担当者は人間福祉学科所属であり、研究室は25号館10階にあります。オフィスアワーは水4の予定です。実務経験はありません。非常に珍しい100%哲学専門の研究者です。 4. 科目コード: 01HU102L |