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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 12491 | 担当教員名 | 板谷 章吾 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 資格 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 2年 |
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授業概要 |
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生徒指導は,児童生徒の問題行動への対応ととらえられがちであるが,生徒指導は,学習指導と並んで学校の教育目標を達成する上で重要な機能を果たしている。また、進路指導は、キャリア教育の推進の中に位置付けられ、キャリア発達を促す指導と進路決定のための指導が系統的に展開され、幅広い能力の形成を目指している。双方とも、社会的・職業的自立のために必要な能力の育成を図る上で大きな役割を担っている。先行研究や実践事例についても考察することやグループワーク等により考えを深める。 |
到達目標 |
〔知識・理解〕生徒指導・進路指導・キャリア教育の必要性・意義・原理を理解する。生徒指導に関する法制度等についても理解する。 〔関心・意欲・態度〕学校生活の中で児童生徒の個々の特性を理解し,その社会的資質を伸ばすとともに,さらなる社会的能力を獲得していくことを支援しようとする態度を身に付ける。 〔技能・表現〕児童生徒の持つ課題を理解し,その問題を解決できるように全体指導や1人1人の児童生徒に応じた個別指導の技能を身に付ける。 〔思考・判断〕児童生徒の持つ課題の背景を知り,課題解決のために学校や家庭及び関係機関を含めた地域社会がどのように支援をするべきか判断できる。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 生徒指導の意義について 生徒指導の構造の変遷について | 講義 | 国立教育政策研究所発行生徒指導リーフ「生徒指導って何?」を読む。(45分)生徒指導提要「第1章 1.1 生徒指導の意義」を読む。(45分) |
【2】 | 生徒指導の構造について | 講義 | 国立教育政策研究所リーフ「絆づくり」と「居場所づくり」を読む。(45分) 生徒指導提要「第1章 1.2 生徒指導の構造」を読む。(45分) |
【3】 | 児童生徒理解の方法について | 講義・グループワーク・発表 | 生徒指導提要「第1章 1.3 生徒指導の方法」を読む。(90分) |
【4】 | 教育相談について 教育相談ロールプレイ事前説明 | 講義・グループワーク | 生徒指導提要「第3章 3.3 教育相談体制」を読む。ロールプレイのシナリオに目を通し、どう演じるか検討する。(90分) |
【5】 | 教育相談ロールプレイ実施 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査について | 講義・グループワーク・ロールプレイ | 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査を基に、何が課題か考える。(90分) |
【6】 | 「いじめ」について いじめの定義の変遷、学校いじめ防止基本方針 | 講義 | 国立教育政策研究所リーフ「いじめの認知件数」および「学校いじめ防止基本方針」を読む。(90分) |
【7】 | いじめの未然防止について いじめに関する生徒指導の重層的支援構造 | 講義・グループワーク | 国立教育政策研究所リーフ「いじめの未然防止Ⅰ」「いじめの未然防止Ⅱ」を読む。(90分) |
【8】 | インターネット・携帯電話に関わる問題 | 講義・グループワーク・発表 | 生徒指導提要「第11章 インターネット・携帯電話に関わる問題」を読む。(90分) |
【9】 | 生徒指導に関する法制度等の運用体制 校則の見直し、懲戒と体罰、不適切な指導、出席停止 | 講義・グループワーク・発表 | 生徒指導提要「第3章 3.6 生徒指導に関する法制度等の運用体制」を読む。(90分) |
【10】 | 不登校について 生徒指導のレポートの書き方について | 講義 | 生徒指導提要「第10章 不登校」を読む。(90分) |
【11】 | キャリア教育の必要性 キャリア教育の意義 | 講義 | 「キャリア教育が必要となった背景と課題」「キャリア教育とは何か」について自分の意見をまとめる。(90分) |
【12】 | ドイツの学校制度とキャリア教育 | 講義・グループワーク・発表 | 「ドイツの学校制度」、「マイスター制度」について資料を読む。(90分) |
【13】 | キャリアパスポート(小中高を見通したキャリア教育) 職場体験学習 | 講義・グループワーク | 「キャリアパスポート(例示資料)小学校」に目を通し、キャリアパスポートの活用方法について考える。職場体験学習の必要性について考える。(90分) |
【14】 | 職業における性別ギャップの解消方法について | 講義・グループワーク・発表 | 職業における性別ギャップの具体例について、解消方法を考察する。(90分) |
【15】 | これまでのキャリア教育の学習についてまとめ | 講義 | これまでに学んだキャリア教育について振り返り、自分なりの具体的実践方法について考える。(90分) |
評価方法 |
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〇活動の評価(グループ討議・発表・ロールプレイなど)(30%)、課題プリント(20%)、レポート(50%)から、総合的に評価する。 〇課題、レポート等の解説や評価ポイントは、事後の授業またはグーグルクラスルームでフィードバックする。 |
教科書 |
生徒指導提要 文部科学省(デジタルテキスト ダウンロードして使用)製本はされていない。 |
参考図書 |
小学校・中学校学習指導要領,国立教育政策研究所「生徒指導リーフ」,国立教育政策研究所「自分に気付き、未来を築くキャリア教育」など |
備考 |
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①オフィスアワー ②科目ナンバー なし ③実務経験 昭和61年~令和5年 徳島県公立高等学校教員 |