徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    看護栄養管理論

科目番号10204担当教員名古川 薫単位1単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次3年
授業概要
 栄養管理は全ての疾患治療上、共通の基本となる医療です。栄養状態が悪いと、どんなにいい治療を行っても、患者さんの回復が遅れ、合併症が多くなります。看護師は患者の栄養状態を把握し、栄養介入が必要な患者を拾い上げる役目を果たす必要があります。この授業では、看護に必要な栄養管理の知識について学びます。
学校保健における栄養指導に関しても取り入れたいと思います。
到達目標
(1)栄養評価ができること。(2)各ライフステージにおける栄養の特徴が理解できること。(3)疾患別食事療法・栄養投与量について理解すること。(4)栄養補給法(経腸栄養、静脈栄養)の管理を理解すること。(5)肥満・痩せに対する栄養面での関わり。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】ガイダンス 看護と栄養 栄養状態の評価・判定 栄養不良の及ぼす影響参考図書に従った講義を主体とする。必要に応じてプリントを配布する。  
【2】栄養素の種類と働き参考図書に従った講義を主体とする。必要に応じてプリントを配布する 
【3】消費エネルギーについて、 栄養の消化・吸収、 体内代謝参考図書に従った講義を主体とする。必要に応じてプリントを配布する 
【4】ライフステージと栄養 乳児〜学童期における栄養各学生にテーマを与え事前学習してもらい、講義の中で発表を行う与えられたテーマに関し、文献にて事前学習を行い、講義の中で使用する発表資料作成
【5】ライフステージと栄養 思春期〜高齢期における栄養各学生にテーマを与え事前学習してもらい、講義の中で発表を行う与えられたテーマに関し、文献にて事前学習を行い、講義の中で使用する発表資料作成
【6】疾患別食事療法 糖尿病、慢性腎疾患、高血圧、肝疾患等各学生にテーマを与え事前学習してもらい、講義の中で発表を行う与えられたテーマに関し、文献にて事前学習を行い、講義の中で使用する発表資料作成
【7】疾患別食事療法 子どもの栄養管理や小児疾患の食事療法など
養護教諭に必要な栄養指導
参考図書に従った講義を主体とする。必要に応じてプリントを配布する 
【8】栄養補給法 食事療法末梢静脈・中心静脈栄養 −管理法、合併症と対策      経腸栄養−方法 経腸栄養−管理法、合併症と対策参考図書に従った講義を主体とする。必要に応じてプリントを配布する 
評価方法
平常点+期末に試験(筆記)を行う。また、
授業時に与えられたテーマに関し、文献にて事前学習を行ってもらい、学生によるプレゼンテーションの態度、内容も
加味し総合評価する。
教科書
下記の参考図書より、授業内容に合わせて適宜使用する
参考図書
1.東口高志編 ナーシングケアQ&A20 全科に必要な栄養管理Q&A−初歩的な知識から NSTの実際まで−[改訂版 総合医学社.
2.系統看護学講座 別巻 栄養食事療法 医学書院。
3.系統看護学講座 専門基礎分野 栄養学 医学書院。
備考
8回のうち1回は、関係する研修会やシンポジウムに参加し、そこでの学びをレポート提出してもらう場合もあります。