徳島文理大学

Webシラバスシステム

TOP 戻る
徳島文理大学短期大学部

【科目名】    法学教養講座(法学B)

科目番号10250担当教員名松村 豊大単位2単位
科目群一般必修・選択選択開講期前期 対象年次1,2,3,4年
授業概要
この科目は、徳島地方検察庁による寄付講座として開講される。
今年度は「国民の司法参加」をテーマに、法の運用に関わる人からの話を聞く。「警察のお世話になる」「裁判沙汰」という語に象徴されるように、わが国では法(あるいは法律を使って身の回りにおきた問題を解決すること)を遠ざける雰囲気がある。
しかしながら、高等学校で既習のとおり、国民が主権者であり、立法、行政だけでなく司法にも国民の意思が反映されなければならない。しかし、膨大な数の「法律」に通暁することは難しく、法律学独自のレトリックなどの影響もあって、法の運用とくに裁判・訴訟の実務に当たっては、法律の専門家に任せきりになっていた。
そこで、主権者たる国民の意見を反映するしくみとして「国民の司法参加」が謳われるようになった。
本講座は、ここ数年の「国民の司法参加」を具体化してきた制度に関する実際の法運用を、実務に携わっている方から伺い、考察を深めることを目的とする。
司法分野の実務家(裁判官、検察官、弁護士、刑務官)らから話を聞き、また、司法の現場(裁判所、刑務所)への見学を通じて、司法への関心・教養を高めることを目標とする。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】担当者:徳島文理大学総合政策学部教員  授業の進め方、講義内容、司法制度の全体像  
【2】担当者:徳島地方検察庁 映画 『裁判員制度 ―もしもあなたが選ばれたら―』を見る  
【3】担当者:徳島地方検察庁 犯罪と戦うヒーロー検察官  
【4】担当者:徳島地方検察庁 テレビドラマと違う実際の刑事裁判  
【5】担当者:徳島地方裁判所 法廷見学  
【6】担当者:徳島地方裁判所 「なんで懲役○年なん」 刑事裁判について裁判員裁判を中心に  
【7】担当者:徳島地方裁判所 「裁判花子さんの生涯」 民事事件・家事事件と市民  
【8】担当者:徳島文理大学総合政策学部教員 中間レポート作成・中間まとめとディスカッション  
【9】担当者:弁護士会 弁護士による刑事弁護の実際  
【10】担当者:弁護士会 トラブルに巻き込まれたら 民事弁護について  
【11】担当者:法務局 人権擁護制度について  
【12】担当者:徳島刑務所 刑務所見学 刑事施設の役割について  
【13】担当者:保護観察所 罪を犯した人たちの更正について  
【14】担当者:法テラスとくしま 法の「かけこみ寺」としての法テラス  
【15】担当者:徳島文理大学総合政策学部教員 担当者全員によるディスカッション  
評価方法
レポート2回(中間、最終)と平常点
教科書
各回の担当者が資料を配布します。
参考図書
備考
教室を公開で行いますので、真摯な授業態度をとることが出来る者のみ登録を認めます。
希望者多数の場合は抽選となります。