徳島文理大学

Webシラバスシステム

 TOP 戻る
徳島文理大学短期大学部

【科目名】    高齢者看護学実習

科目番号10315担当教員名瀬戸口　要子単位4単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次3年
授業概要
高齢者看護学実習は、人生の最終段階に向かって成長発達していく対象に対して看護ができる能力を養うことをねらいとしている。高齢者は、何らかの加齢に伴う生理的な機能の低下や日常生活行動の低下を来している。
　「加齢（老化）」という人間にとって自然な現象から起こる身体的・精神的特徴と社会的役割の変化を理解してほしい。
対象が「老い」による変化を受容し、自分の生きてきた人生のプロセスを価値あるものと思えるように、またさまざまな不安を持つ高齢者のＱＯＬを高めるような援助のあり方についても学びを深めてほしい。それらを通して対象が充実した人生を送れたと思えるような関わり方ができる看護者になることを期待する。
到達目標
病院実習
�機ゼ遜�目的
　健康障害をもった高齢者および家族に対する看護問題を総合的にアセスメントし、看護過程を展開する中で、その人のもつ顕在的・潜在的能力を引き出す援助方法を導き、実践することができる能力を養う。
�供ゼ遜�目標
１．高齢者の特徴を身体的・心理的・社会的側面から理解できる。
２．加齢、健康障害および治療過程による心身への影響や日常生活への影響がわかる。
３．高齢者のもつ健康障害と回復への過程を加齢と結びつけて考えることができる。
４．高齢者及び家族を含めた健康問題を明確にして看護過程の展開ができる。
５．高齢者の顕在的・潜在的能力を引き出す援助方法を導き実践することができる。
６．高齢者に関わる保健・医療・福祉チームにおいて他職種との望ましい協働のあり方について理解することができる。
７．自己の老年観を基本として老年看護に対する考えを表現することができる。　

施設実習
�機ヌ榲�
認知症等の症状などがあり日常生活の自立度が低下している高齢者をその人全体として理解し、QOLを向上する看護を実践する基礎的能力を養う。
�供ヌ槁�
１．加齢による変化をふまえ、高齢者の健康状態を身体的、精神的、社会的側面から理解できる。
２．高齢者とのコミュニケーションをとる方法を考えることができる。
３．高齢者のQOLを考えた援助ができる。
４．高齢者の施設での生活に視点を向けることができる。
５．保健・医療・福祉の連携を理解し、看護職の役割を述べることができる。
６．高齢者の人格を尊重して接することできる。
７．実習を通して自己の老年観を養い、表現することができる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】学内実習：オリエンテーション、受け持ち患者選定、関連図作成、行動計画立案実習事前学習課題の提出
【2】病棟実習（実習病棟の把握・受け持ち患者の把握）・カンファレンス実習実習に必要な自己学習
【3】病棟実習（日々の看護計画立案・実施）・カンファレンス実習実習に必要な自己学習
【4】病棟実習（日々の看護計画立案・実施）・カンファレンス実習実習に必要な自己学習
【5】病棟実習（日々の看護計画立案・実施）・中間カンファレンス（患者の全体像理解）実習実習に必要な自己学習
【6】病棟実習（中長期の看護計画立案・実施）・カンファレンス実習実習に必要な自己学習
【7】病棟実習（中長期の看護計画立案・実施）・カンファレンス実習実習に必要な自己学習
【8】学内実習・中間評価、個人面接実習実習に必要な自己学習
【9】病棟実習（看護計画立案・実施）・カンファレンス実習実習に必要な自己学習
【10】病棟実習（看護計画　立案・実施）・中間カンファレンス（看護計画立案）実習実習に必要な自己学習
【11】病棟実習（看護計画の評価・修正）・カンファレンス・個人面接実習実習に必要な自己学習
【12】病棟実習（看護計画の評価・修正）・カンファレンス・個人面接実習実習に必要な自己学習
【13】病棟実習（看護計画の評価・修正）・カンファレンス実習実習に必要な自己学習
【14】病棟実習（看護計画の評価・修正）・最終カンファレンス実習実習に必要な自己学習
【15】学内実習：全体ディスカッション、記録提出実習記録提出
【16】午前：学内オリエンテーション午後：施設オリエンテーション実習実習に必要な自己学習
【17】施設実習・カンファレンス実習実習に必要な自己学習
【18】施設実習・カンファレンス実習実習に必要な自己学習
【19】施設実習・反省会実習実習に必要な自己学習
【20】学内実習：全体ディスカッション・記録提出、老年観レポート提出実習記録提出
評価方法
評価表に基づき評価する。
教科書
既習の関連科目で使用したテキストを使用する。
参考図書
必要時、提示する。
備考
チームダイナミクスが活性化するよう努力してください。