徳島文理大学シラバスシステム

	徳島文理大学	Webシラバスシステム	TOP	戻る
	徳島文理大学短期大学部

【科目名】事前・事後指導

科目番号	10335	担当教員名	貴志　知惠子	単位	1単位

科目群	資格	必修・選択	選択	開講期	前期	対象年次	3年

授業概要
【授業概要】　これまでに学習してきた教育に関する理論や知見を、養護実習という教育実践の場において自ら体験することで現場にどのように反映させていくかを検証するための科目と捉えている。養護実習では、学校教育全体の組織・運営を理解するとともに、学校保健の重要性と養護教諭の役割を認識する。また、児童生徒や教職員との具体的な体験や実践を通して、養護教諭の職務への理解を深め、基礎的技術の習熟を図る。事前指導では、養護実習の目的や方法・内容等、実習で必要となる基本的な技術の理解を、また実習の事後には養護実習での実習内容や達成感などについて反省と総括を加えて、養護教諭としての実践能力を高めるための視点や展望を論議する。
到達目標
【到達目標】　事前では、養護教諭としての職務内容全般を理解した上で、実際の学校組織や児童生徒との関係性の中で自らの実践をイメージすることができる。事後では、養護実習での体験を通して児童生徒の健康や適応をすすめるための具体的な方策を考えることができる。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	養護実習の意義と目標養護実習の意義、養護実習の目標	講義グループ活動	養護実習で目指すことについて自分の考えをまとめる
【2】	養護実習の内容と方法実習の目標と方法、臨地実習の時期と期間、実習の自己評価の項目	講義グループ活動	実習の自己評価の項目と自己評価の視点、着眼点の表を作成する
【3】	実習前の準備と実習の開始実習校の決定、実習に臨む姿勢、実習までの準備	講義個人活動　グループ活動全体活動	実習に臨む姿勢と準備についてまとめる
【4】	教育計画と学校組織についての理解教育計画、教職員の役割分担、学校保健に関する組織	講義個人活動　グループ活動全体活動	実習予定校のＨＰを参考に教育計画や学校保健情報を把握する
【5】	学校生活と学校環境についての理解子どもにとっての学校生活、学校の日課	講義個人活動　グループ活動全体活動	実習予定校のＨＰを参考に子どもの学校生活について把握する
【6】	保健室経営と執務計画について養護教諭の執務の方針と執務計画、保健室の経営計画	講義個人活動　グループ活動全体活動	保健室経営計画や執務計画を作成する
【7】	保健管理体制の理解ー危機管理を含むー健康管理のためのシステムとその情報管理、救急体制の整備、健康観察と欠席状況の把握と事後措置	講義個人活動　グループ活動全体活動	救急体制の計画案を作成する
【8】	保健室来室者への対応保健室来室者の来室理由と対応過程、外科的症状、内科的症状での具体例	講義グループ活動	具体的な保健室来室者への対応事例をまとめる
【9】	健康相談を含めた対応何となく来室する子ども、頻回来室者、付き添い者、保健室登校者、複数来室者等、	講義グループ活動	具体的な健康相談事例をまとめる
【10】	保健教育と教育課程保健学習へのかかわり、保健学習指導案の作成	講義個人活動	保健学習指導案を完成させる
【11】	保健学習へのかかわりー模擬授業ー授業の展開、児童生徒の学習活動のようす、教師の支援のようす、目標の達成度等	講義全体活動	模擬授業について観点別の授業評価をまとめる
【12】	模擬授業の反省目標の立て方、学習活動、教師の支援、資料等、評価	講義個人活動　グループ活動全体活動	模擬授業についての自己評価、他者評価を整理する
【13】	集団対象の保健指導保健指導の内容と機会、保健指導案の作成、保健指導の技術、指導の評価	講義全体活動	保健指導案を完成させる
【14】	保健指導での保健だよりの活用保健だよりの作成、保健だよりを作成・発行の留意点	講義個人活動	保健だより作成の留意点を考慮して保健だよりを完成させる。
【15】	養護実習のまとめと研究活動臨地実習における学びの記録化、臨地実習の自己評価	講義個人活動　グループ活動全体活動	養護実習での学びのまとめ方を考える

評価方法
毎時間の小テストやレポート、出席状況、実習内容、実習レポート
教科書
養護実習ハンドブック　大谷尚子・中桐佐智子編　2011 東山書房　2200円
参考図書
随時に追加の資料を配付

備考
教科書の他にノートと付箋紙（縦100mm、横70mm)を毎回持参すること