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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 10391 | 担当教員名 | 鈴江 功武 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 2年 |
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授業概要 |
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学校教育は今、大きな転換期を迎えています。また、「不登校」「いじめ」「体罰」「児童虐待」「安全・危機管理」等、学校教育は様々な課題に直面しています。本授業では教職の意義及び教師の役割、教師の職務内容等について、今日的課題をふまえて考察・学習します。テキストは使用しませんが、毎時間資料を配付し、適宜、関連する書籍・資料等を紹介しながら進めていきます。 |
到達目標 |
1 教職の意義を理解し、教員になるための基礎的条件を理解する 2 現代の学校教育の中で教師に科せられた課題についての理解を深める 3 教職への意欲を高め、自己の教師像を描くことができる |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | オリエンテーション:「授業概要」「教師を志すに当たっての心構え」 | ・講義(社会の変化と転換期にある学校・求められる教師像) | 事前:文部科学省HP「教員をめざそう「「魅力ある教員をめざして」を一読する。 事後:レポート「教員をめざす理由」 |
【2】 | 教育とは何かⅠ:「学校教育の役割」 | ・講義(教育の三本柱・学校とは?) ・小論作成 | 事前:教育基本法・学校教育法の「教育の目的・目標」を一読する。 |
【3】 | 教育とは何かⅡ:「ヒトが人になるとは」 | ・講義(サルも学習する・子育て・ヒトの存在の基本認識) | 事前:大田堯「教育とは何か」岩波新書を読む。 |
【4】 | 教師とは何かⅠ:「古人に学ぶ教師像」 | ・講義(森信三「教育者の道」の抜粋を使用)して、教師の心構えを考える) ・討論 | 事前:森信三「修身教授録」致知出版社を一読しておくこと。 事後:レポート「教師とは」 |
【5】 | 教師とは何かⅡ:「法規に見る教師の身分と役割」 | ・講義(採用・身分・服務・研修) ・演習(「服務について」 | 事前:教育公務員特例法に目を通しておくこと。 事後:演習の整理。 |
【6】 | 日本の教育の現状と課題Ⅰ | ・講義(文部科学省の諸調査から教育の現状を見る) | 事前:文科省HP「児童生徒の問題行動・・・」を見ておくこと。 事後:レポート「教育の現状について感じたこと」 |
【7】 | 日本の教育の現状と課題Ⅱ:「教育改革の流れと求められる教師像」 | ・グループ討議(学校5日制・総合的な学習の時間) ・講義(戦後、教育改革の流れと学校教育の変化を見る) | 事前:学校5日制・総合的な学習の時間について、自分の考えをまとめておくこと。 |
【8】 | 教員の仕事と役割Ⅰ:「学級経営・校務分掌」 | ・講義(学校経営・校務分掌・養護教諭の職務) ・演習(養護教諭の職務) | 事前:養護教諭の職務、学校保健計画等について調べておくこと。 |
【9】 | 教員の仕事と役割Ⅱ:「生徒指導と児童生徒理解」 | ・意識調査(自己主張と自己抑制) ・講義(児童生徒理解の基 | 事前・事後:河合隼雄「子どもの宇宙」、佐藤淑子「イギリスのいい子 日本のいい子」を読む。 |
【10】 | 今日的教育課題についての考察Ⅰ:「いじめ」の問題を考える | ・グループ討議(大河内清輝君の遺書を読み、いじめ問題について討議) | 事前:水谷修「夜回り先生 いじめを断つ」、尾木直樹「いじめ その発見と新しい克服法」を読む。 事後:レポート「いじめについて」 |
【11】 | 今日的教育課題についての考察Ⅱ:「不登校・高校中途退学」の問題を考える | ・講義(不登校の現状と対応、高校中退の現状と対応) | 事前・事後:文科省の通知文を配付するので、一読する。 |
【12】 | 今日的教育課題についての考察Ⅲ:「児童虐待の実態と対応」 | ・グループ討議(児童虐待の事例をふまえて) ・講義(虐待の実態と教職員の責務) | 事前・事後:児童虐待防止法を一読する。文科省「報告書」を配付するので、一読する。 |
【13】 | 開かれた学校作り:「学校・家庭・地域との連携」 | ・グループ討議(開かれた学校作りとは何かを考える) | 事前:学校を開くとはどういうことか、自分の意見をまとめる。 事後:グループ討議の整理。 |
【14】 | 教師のメンタルヘルス | ・講義(早期退職、精神疾患、セルフカウンセリング | 事前・事後:嶋崎政男「学校崩壊と理不尽クレーム」、渡辺康麿「先生のためのセルフ・カウンセリング」学事出版を読む。 |
【15】 | まとめ:「教員採用の現状と求められる資質・能力」 | ・講義(教員採用状況、教師に向けて、今、取り組むこと) ・授業を受けての感想 ・授業評価 | 事前・事後:希望する都道府県の教員採用願書を取り寄せる。各都道府県の「求める人材」を調べる。 |
評価方法 |
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1.平常点 20% 2.レポート 20% 3.考査の成績 60% をもって評価します。 |
教科書 |
教科書は使用しませんが、適宜、参考図書、文献を紹介します。 |
参考図書 |
・大田堯「教育とは何か」岩波新書¥700 ・堀尾輝久「教育入門」岩波新書 ¥700 ・森信三「修身教授録」致知出版社¥2415 ・佐藤学「教育の方法」放送大学教育振興会¥1995 ・河合隼雄「子どもの宇宙」岩波新書 ¥700 ・嶋崎政男「学校崩壊と理不尽クレーム」集英社新書 ¥700 ・水谷修「夜回り先生と夜眠れない子どもたち」サンクチュアリ出版 ¥1400 ・水谷修「夜回り先生 いじめを断つ」日本評論社 ¥1400 ・尾木直樹「いじめ その発見と新しい克服法」学陽書房 ¥1500 ・佐藤淑子「イギリスのいい子 日本のいい子」中公新書 ・文部省「学制百二十年史」ぎょうせい発行(非売品) ・齋藤孝 「現代語訳 学問のすすめ」ちくま新書 ¥760 ・渡辺康麿「先生のためのセルフ・カウンセリング」学事出版 |
備考 |
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授業では、パワーポイントを使用しパワーポイント原稿を抜粋して、配付します。 |