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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 11856 | 担当教員名 | 宮川 操 | 単位 | 1単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 4年 |
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授業概要 |
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処置ケアの最終実行者となることの多い看護師は,日常的に医療事故のリスクに瀕している。看護業務の中で日常的に医療事故のリスクが存在することを理解し、医療事故を未然に防止するために看護師にできること(リスクマネジメント)を考える。また、事故発生後の初期対応と訴訟問題についても言及し、看護師の責務を考える。 |
到達目標 |
【知識】 看護業務における医療事故(院内感染を含む)を述べることができる。 医療事故の一般的な原因とその対策を説明することができる。 【態度】 演習において、能動的な取り組みができる。 医療事故を予防するために、看護師としての行動や考え方を述べることができる。 【思考・判断】 医療事故が起こりやすい状況を判断できる。 事故発生後の対応を述べることができる。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | チーム医療とリスクマネジメント | 講義 | 復習:SBAR、コールアウト、チェックバック、ハンドオフとは何かを調べノートに整理する。(30分) |
【2】 | 診療の補助に伴う医療事故 教科書を使用し、医療事故を考える | 講義 | 事前に診療の補助に伴う医療事故の事例にはどのようなものがあるか検索して持参する。(30分) |
【3】 | 看護行為に伴う医療事故 教科書を使用し、医療事故を考える | 講義 | 事前に看護行為に伴う医療事故の事例にはどのようなものがあるか検索して持参する。(30分) |
【4】 | 事故発生後の対応:初期対応と組織としての事故対応 | 講義 | インターネットで事故対応の例を検索し、持参する。(30分) |
【5】 | 事故の発生メカニズム:人間の特性とヒューマンエラー | 講義 | 教科書の該当部分を熟読し、ノートに整理する。(60分) |
【6】 | 事故分析(1):事故分析の手法 講義のあと、自分が検索した事故事例の原因を分析する | 講義と個人ワーク | 事前に事故事例を検索し、分析をする事例を持参する。(30分) |
【7】 | 事故分析(2):グループで分析する事例を決定し、原因分析と対策を検討し、発表する | グループワーク | グループワークでの討議を参考に、前回の個人ワークを仕上げる。(60分) |
【8】 | まとめ:医療事故を予防するために看護師として行うべきことについて自分の考えをまとめる | 課題のレポート作成 | レポート作成に必要な文献を検索し、持参する。(30分) |
評価方法 |
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レポート(70%)、グループワークへの参加状況(10%)とグループワークでの提出物(20%)で評価する。 |
教科書 |
医療安全 多職種でつくる患者安全をめざして 山内豊明・荒井有美編集 南江堂 |
参考図書 |
ナーシング・グラフィカ 看護の統合と実践② 医療安全 医療安全 患者を護る看護プロフェッショナル 石井トク編著 |
備考 |
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オフィスアワー: 火曜日 13:00~15:00 研究室(3号館9階) 実務経験:昭和54年~平成23年 徳島大学病院看護師 |