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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 11920 | 担当教員名 | 宮川 操 | 単位 | 1単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 4年 |
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授業概要 |
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看護業務の中で日常的に医療事故のリスクが存在することを理解し、医療事故を未然に防止するために看護師にできること(リスクマネジメント)を考える。また、事故発生後の初期対応と訴訟問題にも言及し、看護師の責務について学ぶ。 |
到達目標 |
【知識・理解】 1. 看護業務における医療事故(院内感染を含む)を述べることができる。 2. 医療事故の一般的な原因とその対策を説明することができる。 【技能・表現】 1. 医療事故を予防する行動ができる。 2. 医療事故発生後にとるべき対応を述べることができる。 【思考・判断】 1. 医療事故が起こりやすい状況を判断できる。 【関心・意欲・態度】 1. 医療事故を予防するために、看護師としてとるべき行動や考え方を述べることができる。 2. 看護倫理を理解した行動がとれる。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | チーム医療とリスクマネジメント | 一斉講義形式 | 講義の中で提示したキーワード(SBAR、コールアウト、チェックバック、ハンドオフなど)を調べ、医療事故との関連をノートに整理する。(30分) |
【2】 | 診療の補助に伴う医療事故 教科書を使用し、医療事故を考える | 一斉講義形式 グループワーク | 薬剤・治療・処置に関して、どのような医療事故があるか調べ、予防策を整理する。(30分) |
【3】 | 看護行為に伴う医療事故 教科書を使用し、医療事故を考える | 一斉講義形式 グループワーク | 療養上の世話に関して、どのような医療事故があるか調べ、予防策をノートに整理する。(30分) |
【4】 | 事故発生後の対応:初期対応と組織としての事故対応 | 一斉講義形式 | 事故発生後の初期対応をまとめる。(30分) |
【5】 | 事故の発生メカニズム:人間の特性とヒューマンエラー | 一斉講義形式 グループワーク | 日常で起こるミスや間違いについて、どうして起こったか考えてくる。(30分) |
【6】 | 事故分析(1):事故分析の手法 講義の後、自分が検索した事故事例の原因を分析する | 一斉講義形式 個人ワーク | 事前に事故事例を検索し、分析をする事例を持参する。(30分) |
【7】 | 事故分析(2): グループで分析する事例を決定し、原因分析と対策を検討し、発表する | グループワーク プレゼンテーション | グループワークで事故分析結果を整理し、発表準備をする。(60分) |
【8】 | まとめと試験 医療事故を予防するために看護師として行うべきことについて自分の考えをまとめる | 課題のレポート作成 試験 | 個人としての医療安全への取り組みを考える(レポート作成の準備をする)。(30分) |
評価方法 |
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定期試験(80%)課題・レポート・その他(20%) 評価のフィードバック:試験の回答・解説はグーグルクラスルームでフィードバックする。 |
教科書 |
山内豊明・荒井有美編集 看護学テキスト 医療安全 多職種でつくる患者安全を目指して 南江堂 |
参考図書 |
東京慈恵会医科大学付属病院看護部・医療安全管理部編著:ヒューマンエラー防止のためのSBAR/Teamspepps 日本看護協会出版会 医療安全 患者を護る看護プロフェッショナル 石井トク編著 |
備考 |
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【オフィスアワー】木曜日 13:00〜15:00 研究室(3号館9階) 【実務経験】昭和54年4月〜平成24年3月 徳島大学病院看護師、平成14〜18年3月ゼネラルリスクマネジャー |