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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 11956 | 担当教員名 | 峯崎 征隆 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 2年 |
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授業概要 |
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最初に,1 年で履修済みの科目「情報処理・統計学」で学んだ Excel の基本的な機能の復習を行う.さらに,高校数学Aで学んだ「確率」の数学的概念に基づいて,データの特性を示す様々な統計量について解説し,Excel の機能を用いてこれらの統計量を求める「統計処理」の技能の習得を目指す.この技能の習得によって,「看護方法の改善や問題解決に役立つ患者データの活用術」を考える基礎を身につけることができる. |
到達目標 |
【知識】各種統計量の数学的な意味だけでなく,それに対応する Excel 関数に関する知識を得る. 【技能】 * Excel の表操作,グラフ作成機能が使えるだけでなく,Excel 関数を用いて各種統計量を導出できる. * 標本から母集団分布がもつ統計量の推測値を計算できる. 【思考】集計されたデータが持つ特性を掴むために,自らの力で適切な統計処理の手法を選択し,Excel を用いて実行できる能力の獲得を目指す. |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | Excel での表作成 (セル参照、罫線)と関数の使い方 | 講義・演習 | 【復習】 Excel による表作成の課題 (次回講義で提出) [60 分] |
【2】 | Excel でのグラフ作成 | 講義・演習 | 【復習】 Excel によるグラフ作成の課題 (次回講義で提出) [120 分] |
【3】 | 度数分布表と関連する表とグラフ | 講義・演習 | 【予習】 「情報処理・統計学演習【統計学の基礎】」 p.22-28 の内容を理解しておくこと。[60 分] 【復習】 Excel による生データから度数分布表と関連グラフの作成 (次回講義で提出) [60 分] |
【4】 | 代表値、データの散らばり (分散・標準偏差等) 1 | 講義・演習 | 【予習】 「情報処理・統計学演習【統計学の基礎】」 p.29-37の内容を理解しておくこと。[90 分] 【復習】 Excel による生データから度数分布表と関連グラフの作成 (次回講義で提出) [90 分] |
【5】 | 代表値、データの散らばり (分散・標準偏差等) 2 | 講義・演習 | 【予習】 「情報処理・統計学演習【統計学の基礎】」 p.38-42の内容を理解しておくこと。[60 分] 【復習】 Excel 関数を用いて、生データから共分散と相関係数の導出 (次回講義で提出) [90 分] |
【6】 | データの相関 1 (共分散と相関係数) | 講義・演習 | 【予習】 「情報処理・統計学演習【統計学の基礎】」 p.38-42の内容を理解しておくこと。[60 分] 【復習】 Excel 関数を用いて、生データから共分散と相関係数の導出 (次回講義で提出) [120 分] |
【7】 | データの相関 2 (変動係数と回帰直線) | 講義・演習 | 【予習】 「情報処理・統計学演習【統計学の基礎】」 p.43-46の内容を理解しておくこと。[60 分] 【復習】 Excel を用いて、生データから相関係数の導出、回帰直線の作成 (次回講義で提出) [90 分] |
【8】 | 確率分布の基礎 | 講義・演習 | 【予習】 「情報処理・統計学演習【統計学の基礎】」 p.47-52の内容を理解しておくこと。[60 分] 【復習】 確率分布表から、平均・分散・標準偏差の導出 (次回講義で提出) [90 分] |
【9】 | 確率変数が持つ関係式 | 講義・演習 | 【予習】 「情報処理・統計学演習【統計学の基礎】」 p.53-58の内容を理解しておくこと。[60 分] 【復習】 確率分布表から、平均・分散・標準偏差の導出 (次回講義で提出) [90 分] |
【10】 | 反復試行と二項分布 | 講義・演習 | 【予習】 「情報処理・統計学演習【統計学の基礎】」の 1.4.3 節 (p.17) と 3.2 節「二項分布」の内容を理解しておくこと。[60 分] 【復習】 与えられた二項分布からその平均・分散を導出 (次回講義で提出) [90 分] |
【11】 | 正規分布とその応用 | 講義・演習 | 【予習】 「情報処理・統計学演習【統計学の基礎】」の 3.3 節「正規分布」の内容を理解しておくこと。[90 分] 【復習】 与えられた正規分布に対して、指定された範囲にある確率を導出 (次回講義で提出) [90 分] |
【12】 | 母集団と標本 1 | 講義 | 【予習】 「情報処理・統計学演習【統計学の基礎】」の 3.4 節「母集団と標本」の内容を理解しておくこと。[60 分] 【復習】 標本平均の期待値と標準偏差、標本分布の導出 (次回講義で提出) [120 分] |
【13】 | 母平均の推定 | 講義・演習 | 【予習】 「情報処理・統計学演習【統計学の基礎】」の 4.1 節「母平均の推定」の内容を理解しておくこと。[60 分] 【復習】母平均に対する信頼区間 95 % の信頼区間を求める (次回講義で提出) [60 分] |
【14】 | 母比率の推定 | 講義・演習 | 【予習】 「情報処理・統計学演習【統計学の基礎】」の 4.1 節「母比率の推定」の内容を理解しておくこと。[60 分] 【復習】母比率 に対する信頼区間 95 % の信頼区間を求める (次回講義で提出) [60 分] |
【15】 | まとめ | 講義 | 【復習】 本講義で学んだ統計学の知識・用語を覚え、理解しておくこと。[目安 120 分] |
評価方法 |
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授業終了時に出す提出課題 (Excel, 数学, 双方の問題) の出来,及び,定期試験 (統計量の概念を問う問題) の結果を総合的に評価する.提出課題 75%, 定期試験 25% で評価する予定である. |
教科書 |
初回授業で,「確率・統計学」に関するテキスト「情報処理・統計学演習【統計学の基礎】」(PDF ファイル) を配布する. Excel の使用法に関する解説文書 (PDF ファイル) は適宜, 講義中に配布する. |
参考図書 |
【参考図書 1】30時間でマスター Word2016(Windows10対応)実教出版企画開発部編 実教出版 【参考図書 2】高校数学 A,B の教科書 及び,図書館所蔵の Excel 2013,統計学関係の書籍 |
備考 |
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* 初回の授業では,学生各自で授業登録を行うが,パスワードが必要となる.パスワードを覚えていない学生は,ポータルサイト,gmailへのログインIDとパスワードを必ず持参すること. *「情報処理・統計学」(1年)が履修済みであることが望ましい. * なお,オフィスアワーとして,木曜日 5 講時を設ける.質問がある場合,極力この時間に峯崎研究室 (25 号館 9 F) に来ること. 【注意】「他人の提出課題の答えを丸写しした」,または,「提出課題の答えを他人に写させた」場合,成績評価を 0 点とする.注意すること. |