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【科目名】公衆衛生看護学実習Public Health Nursing Practicum

科目番号	11959	担当教員名	橋本　文子	単位	5単位

科目群	専門	必修・選択	選択	開講期	後期	対象年次	4年

授業概要
公衆衛生看護の理念、対象、活動方法に関わる知識や技術を統合して実践の場に適応し、地域の特性とそこに住む人々の生活実態や健康課題を理解し、地域住民の健康水準の向上を目指した活動の展開方法を学ぶ。公衆衛生チームの一員として活動の一部を経験することを通して、保健師の役割や機能を省察し、公衆衛生看護活動を実践する上での基盤となる能力を習得する。
到達目標
1.知識（理解）地域の特性に応じた公衆衛生看護活動を理解し、保健師の役割と機能について説明することができる。 2.技能（表現）住民を対象に保健指導（健康教育・家庭訪問）を実践することができる。 3.思考（判断）事例をもとに地域診断の展開過程を実践し、解決すべき健康課題の優先順位が判断できる。 4.関心（意欲）地域で実施されている保健事業に関心をもち、意欲をもって主体的に実習に取り組むことができる。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	１．地域の健康課題に対応するための、地域診断に基づいたPDCA サイクルの展開過程を理解し、自ら実施できる能力を養う。	実習・フィールドワーク	○事前に実習地の行政機構や各種保健統計等について情報収集し、地域の特性、人口集団、健康に関わる質的、量的情報を整理しておく。課題に要する時間は1時間。
【2】	２．地域の人々の生活と健康を多角的・継続的にアセスメントし、顕在的・潜在的健康課題を見いだす方法を学ぶ。	実習・フィールドワーク	○事前に実習地の行政機構や各種保健統計等について情報収集し、地域の特性、人口集団、健康に関わる質的、量的情報を整理しておく。課題に要する時間は1時間。
【3】	①既存資料から地域の特性、人口集団、健康に関わる質的、量的情報を収集、整理できる。	実習・フィールドワーク	○事前に実習地の行政機構や各種保健統計等について情報収集し、地域の特性、人口集団、健康に関わる質的、量的情報を整理しておく。課題に要する時間は1時間。
【4】	②地区踏査やインタビューから、地域の特性、人口集団、健康に関わる情報を収集、整理できる。	実習・フィールドワーク	○事前に実習地の行政機構や各種保健統計等について情報収集し、地域の特性、人口集団、健康に関わる質的、量的情報を整理しておく。課題に要する時間は1時間。
【5】	③収集した情報を分析、解釈、判断、統合できる。	実習・フィールドワーク	○事前に実習地の行政機構や各種保健統計等について情報収集し、地域の特性、人口集団、健康に関わる質的、量的情報を整理しておく。課題に要する時間は1時間。
【6】	④収集した情報の分析結果から、地域の健康課題を抽出できる。	実習・フィールドワーク	○事前に実習地の行政機構や各種保健統計等について情報収集し、地域の特性、人口集団、健康に関わる質的、量的情報を整理しておく。課題に要する時間は1時間。
【7】	⑤優先度を捉える視点を明確にした上で、優先度の高い健康課題を説明できる。	実習・フィールドワーク	○事前に実習地の行政機構や各種保健統計等について情報収集し、地域の特性、人口集団、健康に関わる質的、量的情報を整理しておく。課題に要する時間は1時間。
【8】	３．実際の公衆衛生看護活動場面において公衆衛生看護活動技術を適応することにより、必要な技術の活用方法を学び、知識・技術の定着を図る。	実習・フィールドワーク	○実際の公衆衛生看護活動場面において健康教育・相談・家庭訪問等を実施するので、事前準備として資料作成やリハーサルを行う。課題に要する時間は2時間。
【9】	４．地域の人々と協働して、健康課題を改善し、健康増進能力を高めるための活動を展開する方法を学ぶ。	実習・フィールドワーク	○実際の公衆衛生看護活動場面において健康教育・相談・家庭訪問等を実施するので、事前準備として資料作成やリハーサルを行う。課題に要する時間は2時間。
【10】	５．公衆衛生看護活動が展開される主要な場の特性や特徴的な公衆衛生看護活動を通して、保健師の役割と機能を理解し、保健師の専門性について省察する。	実習・フィールドワーク	○保健師として求められる基本的な資質・能力について省察しながら実習に臨む。記録の整理に要する時間は1時間。
【11】	６．地域ケアシステムの構築に向けて機関レベルで行われる連携調整の必要性と、その中での保健師の技術や役割について学ぶ。	実習・フィールドワーク	○保健師として求められる基本的な資質・能力について省察しながら実習に臨む。記録の整理に要する時間は1時間。
【12】	７．人々の健康水準を高めるためにそれぞれの所属組織内で展開される公衆衛生看護管理を学ぶ。	実習・フィールドワーク	○保健師として求められる基本的な資質・能力について省察しながら実習に臨む。記録の整理に要する時間は1時間。
【13】	７．人々の健康水準を高めるためにそれぞれの所属組織内で展開される公衆衛生看護管理を学ぶ。	実習・フィールドワーク	○保健師として求められる基本的な資質・能力について省察しながら実習に臨む。記録の整理に要する時間は1時間。
【14】	８．公衆衛生看護活動の理念や活動展開に必要な知識や技術を統合するとともに、実践を省察して専門職としての自らの課題を明確にする。	実習・フィールドワーク	○保健師として求められる基本的な資質・能力について省察しながら実習に臨む。記録の整理に要する時間は1時間。
【15】	８．公衆衛生看護活動の理念や活動展開に必要な知識や技術を統合するとともに、実践を省察して専門職としての自らの課題を明確にする。	実習・フィールドワーク	○保健師として求められる基本的な資質・能力について省察しながら実習に臨む。記録の整理に要する時間は1時間。

評価方法
実習課題（実習日誌、地域診断課題レポート）評価（70％）、実習態度（20％）、カンファレンスへの参加度（10％）評価表で個別にフィードバックする。
教科書
保健師課程で既習した科目のテキスト
参考図書
「国民衛生の動向」、「保健師業務要覧」（日本看護協会）

備考

喜來浩子准教授と共に担当する。詳細は「実習要項」に記載する。事前に実習地の行政機構や各種保健統計等について情報収集し、地域の概要を理解しておくこと。
①【オフィスアワー】橋本：毎週（水）16:30～18:00　3号館11階研究室、喜來：適宜（事前に連絡すること）
②【科目ナンバー】DBPN409P
③【実務経験】橋本1982年～1999年　徳島県保健所保健師、喜來1984年～2021年　徳島県市町村保健師