徳島文理大学シラバスシステム

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	徳島文理大学短期大学部

【科目名】小児看護援助論 Pediatric Nursing Support Methodology

科目番号	12060	担当教員名	古川　薫	単位	2単位

科目群	専門	必修・選択	必修	開講期	後期	対象年次	2年

授業概要
・目覚ましい成長発達段階にある小児の特徴を理解した上で、子どもと家族の健康習慣の形成、健康状態に応じた養育や生活の調整、安全・安楽の保持等により、子どもが自分らしい生活を実現できるよう看護実践の方法について学ぶ。・具体的には、一般的な小児の成長・加齢による変化、健康レベルに応じた養育や生活の調整と看護、小児看護に必要な基本的看護技術（アセスメント技術、生活援助技術、検査処置時の看護技術）、看護過程の展開について学修する。
到達目標
１．知識（理解）：子ども（乳児・幼児・学童・思春期）の成長発達過程を理解し、病気・障害を持つ子どもと家族の看護について説明できる。２．態度（関心・意欲）：子どもとその家族が、おかれている状況や健康レベルに応じて必要な援助について考え、積極的にグループワーク・技術演習に参加する。復習、予習を行い意欲的に授業に臨む。３．技能（表現）：子どものケアに必要な看護技術に関する基礎的知識を備え、子どもに声かけしながら演習内容（バイタルサインの測定、身体計測）を実施することができる。４．思考・判断：事例を用いた看護過程展開の演習によりアセスメント力を養い看護上の問題を抽出できる。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	シラバス・課題・成績評価について確認小児看護とは/子どもの権利と看護（倫理的配慮、説明と同意）/ 小児看護で用いられる理論小児看護の目指すところ、子どもの権利の理解	講義課題プリント配布	教科書①p12～75を熟読。
【2】	小児の日常生活と看護成長に応じた子どもの栄養成長・発達の原則/発育の評価/成長に応じた子どもの栄養乳児期の子どもの成長発達と看護幼児期/学童期/思春期の子どもの成長発達と看護	小テスト1 講義課題プリント配布	教科書①p78～172を熟読する課題１の実施
【3】	小児の日常生活と看護健康障害や入院が子どもと家族に及ぼす影響と看護　子どもの発達段階による病気の理解/子どものストレスとその対処と援助/家族のストレスとその対処と援助	小テスト2 講義 GW 課題プリント配布	課題１を完成させ提出課題２祖実施し提出教科書①p174～188を熟読する
【4】	急性期にある子どもと家族への看護（症状の看護）1⃣ 発熱/脱水/けいれん・意識障害/呼吸困難・チアノーゼ　虐待等、特別な状況にある子どもや家族の看護	小テスト3 講義 GW	課題３を実施し持参教科書①p189～206，211～214を熟読する
【5】	急性期にある子どもと家族への看護（症状の看護）2⃣ 嘔吐・下痢/ショック・意識障害/浮腫/出血・貧血のアセスメントと看護	小テスト4 講義 GW	課題３を完成させ提出教科書①p189～206，211～214を熟読する
【6】	慢性期にある子どもと家族への看護終末期にある子どもと家族への看護（痛み、在宅の看護過程事例）を参考する）こどもの状況（外来/在宅/災害/虐待）に特徴づけられる子どもと家族への看護	小テスト5 講義	教科書①p216～241，266～302を熟読する。p354～375（痛みのある子ども、在宅で終末期を迎える子どもの看護過程）を参考する
【7】	検査や処置を受ける子どもと家族への看護（事例：MRI検査）手術を受ける子どもと家族への看護	小テスト6 講義	教科書①p242～265，304～313を熟読する
【8】	子どものケアに必要な看護技術1⃣ 援助関係を形成する技術/環境調整技術/食事援助/排泄の援助	小テスト7 講義	教科書②の関連個所を熟読する
【9】	子どものケアに必要な看護技術2⃣　　バイタルサイン測定、身体計測の技術	小テスト8 講義 DVD視聴	教科書②の関連個所を熟読する
【10】	子どものケアに必要な看護技術3⃣ 呼吸・循環を整える/与薬の技術（輸液管理含む）	小テスト9 講義 DVD視聴課題の提示	教科書②の関連個所を熟読する
【11】	バイタルサイン測定、身体計測、衣服の交換検査・処置をうける子どもの看護技術救急救命処置が必要な子どもの看護	演習・DVD視聴【12】回めと2コマ続きで実施	教科書②の関連個所を熟読する1。1・12回目は、a・b・cクラスに分かれ２コマ続きで行う。各クラス毎に指定された日の１・２時間目におこなう予定である。演習前の課題４をまとめ→提出
【12】	バイタルサイン測定、身体計測、衣服の交換検査・処置をうける子どもの看護技術救急救命処置が必要な子どもの看護	演習・DVD視聴【11】回めと2コマ続きで実施	教科書②の関連個所をを熟読する。11・12回目は、a・b・cクラスに分かれ２コマ続きで行う。各クラス毎に指定された日の１・２時間目におこなう予定である。演習前の課題４をまとめ→提出
【13】	事例による看護過程展開1⃣ 事例の提示（気管支喘息）	資料によりすすめるグループワーク【14】回めと2コマ続きで実施する場合がある	気管支喘息の病態、症状、治療法、看護を調べてしてくる。課題５-1の提出 NANDA-Iの本を持参
【14】	事例による看護過程展開2⃣ 記録用紙について解説　次回提出課題の提示	グループワーク【13】回めと2コマ続きで実施する場合がある	気管支喘息の病態、症状、治療法、看護を調べてしてくる。
【15】	事例による看護過程展開3⃣ まとめ	小テスト10（気管支喘息の状況設定問題）グループワーク発表	課題５-2を実施し持参、提出する

評価方法
期末筆記試験45％　小テスト50％、提出物5％　全部合わせて6割以上を認定とする。課題提出物は3年次実習に必要なものであり、必ず提出しなければならず不十分な場合は追加修正し提出する。
教科書
①ナーシンググラフィカ　小児看護①小児の発達と看護　中野綾美編集　メディカ出版（小児看護核概論で使用したもの） ②ナーシンググラフィカ　小児看護②小児看護技術　　中野綾美編集　メディカ出版
参考図書
１．小児看護学概論・小児臨床看護総論　奈良間美保編集　医学書院２．小児臨床看護各論　　　　　　　　　奈良間美保編集　医学書院３．発達段階からみた小児看護過程＋病態関連図　石黒彩子/浅野みどり編集　医学書院４．写真でわかる小児看護技術　改訂第3版　山元恵子監修　インターメディカ

備考

熟読は「理解しよう・頭に入れる」という気持ちで行う。授業を理解し評価で60％を獲得するためには、事前・事後学習が必修である。課題①～⑤の提出は、当該授業日の授業終了直後に回収する。評価の対象物であることを認識し、欠席時、他人に預けて提出しない。やむおえない事情で欠席する場合は、欠席届けを持参の上事情を説明し直接教員へ提出すること。他人に預けたもの、勝手にポスト内に投函したもの等は受け付けません。
オフィスアワー　木曜日15：30～17：00　研究室（3号館8Ｆ）