徳島文理大学シラバスシステム

	徳島文理大学	Webシラバスシステム	TOP	戻る
	徳島文理大学短期大学部

【科目名】看護理論

科目番号	12104	担当教員名	金井　一薫（小南　きよみ）	単位	1単位

科目群	専門	必修・選択	必修	開講期	後期	対象年次	1年

授業概要
看護理論とは、看護実践の目的や性質を明らかにするものである。本授業においては、看護理論の歴史を紐解きながら、理論形成のプロセスにみる看護の定義について、さまざまな理論から明らかにする。そのうえで、特にナイチンゲール看護思想に焦点をあて、「ナイチンゲール看護論」の持つ現代的視点について教授する。そこから、①看護とは何か、②病気とは何か、③看護における人間の生活の特徴、④看護における環境のとらえ方について明らかにする。
到達目標
１．態度（関心・意欲）：看護実践の目的や性質に関心をよせ、これからの学習に活かすことができるように学びとることができる。２．知識（理解）：①看護理論形成の歴史を述べ、主な看護理論家についての知識を得ることができる。特にナイチンゲールの主な業績について述べることができる。３．思考・判断： ①『看護覚え書』の特徴がわかり、実践に適用する手がかりをつかむ。　　　　　　　　 ②看護とは何かを自分の言葉で言うことができる。　　　　　　　　 ③「看護であること、看護でないこと」を見分けることができる。　　　　　　　　 ④「病気とは何か」が理解でき、医学と看護の違いを説明できる。　　　　　　　　 ⑤人間の生活や環境と看護との関わりについて学び、学びを言葉で表現することができる。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	授業の進め方と注意点看護理論と主な理論家たちについて理解できる。	遠隔で授業を行う	前期科目の「看護学概論」と重なる部分を見出して復習すること。30分
【2】	ナイチンゲールの生涯の素描と8つの業績について理解できる。	遠隔で授業を行う	テキステキスト（１）の指定範囲を精読する。30分
【3】	『看護覚え書』の特徴について明記できる。・実践の構造の特徴を知る	遠隔で授業を行う	テキスト（１）（２）に目を通してくること。20分
【4】	医学との違いを説明することができる。病気とは何かについて考えることができる。	遠隔で授業を行う	テキスト（１）第２講~第３講を精読すること。30分
【5】	体内の回復過程の発動について科学的視点でみることができる。	遠隔で授業を行う	前回の授業の復習をし、テキスト（１）第３講を精読すること。20分
【6】	いのちのしくみを看護の視点で考えることができる。環境と人間についての視点を広げることができる。	遠隔で授業を行う	前回の授業の復習をし、テキスト（１）第４講を精読すること。20分
【7】	「看護であること、看護でないこと」の考え方について理解できる。事例をとおして「看護のものさし」の活用法を学ぶ。	遠隔で授業を行う	前回の授業の復習をし、テキスト（１）第５講を精読すること。30分
【8】	日本発信の看護理論＝KOMIケア理論の概略を知り、理解することができる。	遠隔で授業を行う	事前に配布された資料に目を通すこと。20分

評価方法
毎回のリアクションペーパー20%、課題レポート80% レポートに対する解説をグーグルクラスルームにて行い、各自のレポートへのコメントを書いて返却する
教科書
①金井一薫著：新版ナイチンゲール看護論・入門、現代社、2019． ②ナイチンゲール著、湯槇ます他訳：看護覚え書、現代社、2011.
参考図書
①ペギーL．チン、メオーナK．クレイマー著、白石　聡監訳：看護理論とは何か、医学書院、2001． ②金井一薫著、実践を創る新看護学原論、現代社、2012．

備考
①授業はできる限りノートを作って書き込むこと ②オフィスアワー：メールで連絡し合い、日程を決める ③実務経験：金井一薫‐臨床経験6年、看護教育（短大、大学含む）40年以上 ④科目ナンバー：DBBN106L