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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 12109 | 担当教員名 | 岡島 真理子 | 単位 | 1単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 3年 |
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授業概要 |
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助産の概念、意義、助産・助産師教育の変遷、母子保健の動向、関連法規と助産師の業務の関連性を学習し、助産師の役割・活動範囲・責務と機能、生命倫理、助産学を支える理論について概説する。また助産学の対象となる女性、子ども、パートナー、家族を理解し、助産師の役割・業務、よりよい助産ケアのあり方について学修する。 |
到達目標 |
1.知識・理解:1)助産の概念、助産師の定義、対象について理解できる。2)出産の変遷、助産教育の変遷、諸外国の助産師教育と比較検討できる。3)助産業務の範囲と法的責任、母子保健の現状と課題について理解し説明できる。 2.技能・表現:グループダイナミクスを活用し、助産の歴史や教育についてまとめ、考えを発表できる。 3.思考・判断:1)対象の個別性や生活背景を考慮した助産ケアのあり方を考察できる。2)助産師のコアコンピテンシーを理解し、自分のめざす助産師像を明確にすることができる。 4.関心・意欲・態度:生命倫理や助産学を構成する理論を大切にし、学びつづける態度を育成する。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 助産の概念:助産の定義、対象、出産の変遷、助産に関係する概念 | 一斉講義形式 ディスカッション | 【予習】助産の概念、助産の定義、対象、出産の変遷(60分) 【課題】なぜ助産師になりたいのか自分の考えをまとめ発表準備する |
【2】 | 助産師の定義と業務・義務:保健師助産師看護師法からみた助産師の定義と業務・罰則、国際助産師連盟(ICM)による助産師の定義、助産師の業務範囲と必須能力(助産師の声明・コアコンピテンシー)、助産実践能力習熟段階(クリニカルラダー) | 一斉講義形式 | 【予習】助産師の定義と業務・義務(60分) |
【3】 | 助産師と倫理:助産師と生命倫理・意思決定(出生前診断・不妊治療)、職業倫理(ICM助産師の倫理綱領・日本助産師会助産師の倫理綱領) | 一斉講義形式 グループワーク | 【予習】助産師と倫理、助産師の声明・倫理綱領(60分) 【課題】事例の意思決定支援について考えをまとめ発表する |
【4】 | 母子保健の動向:日本の母子保健の変遷と現状・課題、現在のおもな母子保健施策 | 一斉講義形式・小テスト | 【予習】母子保健の動向、母子保健施策(60分) |
【5】 | 助産の歴史と文化:日本と諸外国の助産の歴史的変遷と現状・課題 | 一斉講義形式 グループワーク | 【予習】助産の歴史と文化、助産師と教育について調べる(60分) 【課題】グループで調べたことをまとめ発表準備する(120分) |
【6】 | 助産師と教育:日本と諸外国の助産教育の変遷と助産師活動、卒後教育 | 一斉講義形式 グループワーク | 【予習】助産の歴史と文化、助産師と教育について調べる(60分) 【課題】グループで調べたことをまとめ発表準備する(120分) |
【7】 | 助産学を支える理論と研究:助産学を構成する理論、助産に関係する概念:リプロダクティブヘルス/ライツ、ジェンダー | 一斉講義形式 グループワーク・発表 | 【予習】助産学を支える理論と研究(60分) |
【8】 | 助産の将来:助産師の専門性、課題、これからの展望 | 一斉講義形式・小テスト プレゼンテーション | 【予習】助産師の役割を知り、どのような助産師を目指すのか明確にして発表できるよう取り組む(60分) |
【9】 | 5月3・4日の次世代育成イベント「おぎゃと21」にボランティア参加 | 学外実習 | 【課題】地域で次世代を育てる母子と家族を支える助産師の役割と活動の実際について理解を深め、学びや考えをレポートにまとめる(60分) |
評価方法 |
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最終試験80%・課題レポートと発表10%・小テスト10% ※小テスト・試験結果は直接フィードバックし、解答解説する。 ※学外実習:5月3・4日に開催される次世代育成イベント『おぎゃっと21』に学生ボランティアとして参加し、地域で次世代を育てる母子と家族を支える助産師の役割について学ぶ。地域での子育て支援における助産師の役割についての考えをレポートにまとめる。 |
教科書 |
我部山キヨ子・武谷雄二編:助産学講座1 助産学概論 第5版(医学書院) |
参考図書 |
福井トシ子編:新版助産師業務要覧 第3版 基礎編(日本看護協会出版会) 我部山キヨ子・武谷雄二編:助産学講座9 地域母子保健・国際母子保健(医学書院) 日本助産師会編集:助産業務ガイドライン2019(日本助産師会出版) |
備考 |
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※助産師教育課程を選択履修する方は必修科目です。助産学履修選抜試験の受験希望者は必ず履修すること。 【実務経験】1985年4月〜2016年3月 徳島県立中央病院助産師(1991年4月〜2001年3月徳島県立看護専門学校専任教員) 【オフィスアワー】金曜日 13:00〜16:00 3号館11階研究室 |