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| 徳島文理大学短期大学部 |
| 科目番号 | 12187 | 担当教員名 | 宮川 操 | 単位 | 2単位 |
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| 科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 3 |
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| 授業概要 |
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| 急性期病院で2週間の臨地実習を行い、周手術期または生体侵襲の大きい検査・治療を受ける患者を原則1名受け持ち、看護過程を展開する。 急性期にある対象者を身体的・心理的・社会的側面から理解し、生命の維持と生活機能の回復に向けた看護実践に必要な基礎的能力を修得する。また、看護専門職としての基礎的態度および倫理観を形成する。 臨地実習を通して、既習の知識（理論）、技術を統合し、実践へ適応する力を高める。 |
| 到達目標 |
| 【知識・理解】 1. 手術や侵襲的な検査・治療が身体的・心理的・社会的側面に及ぼす影響を根拠に基づいて説明できる。 2. 術前・術後の患者に対する看護について説明できる。 【技能・表現】 1. 担当患者のアセスメントができる。 2. 急性期（周手術期）患者に対する優先順位を踏まえた看護が説明できる。 3. 急性期(周手術期）にある患者と家族の特徴を理解し、不安や身体的苦痛に対する援助が指導の下できる。 4. 手術や治療を受ける患者との相互作用によって、援助的人間関係を形成することができる。 【思考・判断】 1. 患者の回復過程に応じた看護過程が展開できる。 2. 回復過程及び退院を見通した看護を考えるとこができる。 3. 実施した看護援助を振り返り、自己の課題を見出すことができる。 4. 医療チームにおける看護師の役割、急性期病院から在宅管理への看護の役割を考察することができる。 【関心・意欲・態度】 1. 看護学生として臨地実習に臨む際の適切な態度が実践できる。 2. 事前課題並びに臨地実習において、知識・技術の習得に向けて努力できる。 3. カンファレンスにおいて協力的な態度で臨むことができる。 |
| 授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
|---|---|---|---|
| 【1】 | 別途定めたガイダンス日程で、説明および事前課題を確認する。 全体及び直前オリエンテーション 実習の目標とスケジュール、健康管理についての確認 実習記録の作成についての説明 事前課題の説明と確認 ＊事前課題の自己学習をファイルし、直前オリ時に指導者が確認できるように整理しておく。 | 学内演習 | 実習要項を熟読し、実習の心構えをする。 事前課題学習を通して、急性期看護に必要な基礎的な知識及び看護援助技術を復習する。 患者を理解するための情報収集に関する準備（項目の一覧作成）をしておく。 |
| 【2】 | 病院実習 実習内容は、「臨地実習要項 急性期看護学実習」に基づき実習を展開する。実習方法は、臨地において急性期・周手術期にある対象者を通して、看護の展開を行う。 対象者の看護問題を明確化し（1週目）、立案された看護計画に基づきケアを実践し、評価する（2週目）。看護師と共に看護を実践する。 | 臨地実習（終日） | 看護過程の展開について復習をしておく。 |
| 【3】 | 臨地実習1日目 病棟のオリエンテーションを受ける。 受け持ち患者の決定、情報収集 | 臨地実習（終日） | 実習病院・病棟の特徴を調べて参加する。（30分） 毎日、行動計画を作成して臨む。 |
| 【4】 | 2日目以降 受け持ち患者の看護上の問題に対し看護計画を立案し、担当看護師と共に看護ケアを実践する。 | 臨地実習（終日） | 受け持ち患者の持つ疾患について、その病態生理、経過、治療等について学習する。看護過程の展開に必要な知識・技術の充足と確認を行う。（60分） |
| 【5】 | 急性期看護で重要な内容の見学及び実施を行う。 | 臨地実習（終日） | 毎日、日々の看護体験を実習記録にまとめる。また、コミュニケーション内容も記載し、振り返る。（60分） |
| 【6】 | 1週目病棟カンファレンスに参加する。 受け持ち患者の全体像を把握し、看護の方向性を明確化する。 | 臨地実習（終日） | 看護問題を明らかにする視点で、日々、アセスメントをしながら患者情報を収集・整理する。担当患者の看護上の問題を抽出し、看護計画を立てる。（60分） |
| 【7】 | 実習2週目 看護計画に基づき、担当看護師と共に看護ケアを実施し、評価する。 | 臨地実習（終日） | 病態生理を理解したうえで、必要となる看護について学習する。 毎日、立案した看護計画に基づき実施したケア内容と評価を実習記録に記述する。（60分） |
| 【8】 | 日々のカンファレンスでは、グループ内で情報共有を行い、学びを共有し学修を深める。 | 臨地実習（終日） | 急性期看護、周術期看護に焦点を当て、カンファレンスで問題提起しあい、共有した内容や疑問を解決するための自己学習を行う。（30分） |
| 【9】 | 病棟カンファレンスを通して自己洞察を深め、自己課題を明らかにするとともに、自己啓発に努める。 | 臨地実習（終日） | カンファレンス資料の作成を行う。（作成できるまで） 病棟カンファレンスの資料を当日朝までに作成する。 |
| 【10】 | 学内実習 病態生理および情報収集の視点の確認、アセスメント、周手術期看護の概要の確認 臨地実習における看護過程を整理し、記録する。 実習グループメンバー同士による協力体制および患者・患者・家族、看護に向き合う姿勢態度の向上 | 学内演習 | 実習記録をまとめ、実習の自己評価を添えて、指定された期日までに提出する。 |
| 評価方法 |
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| 実習の達成度：急性期看護学実習評価表（80％）を評価し、事前課題（10％）、実習における平常点（10％）等、総合的に評価する。 評価のフィードバック：日々の記録及びカンファレンスで行う。 |
| 教科書 |
| ＮＡＮＤＡ-Ｉ看護診断 定義と分類 2018-2020，医学書院 |
| 参考図書 |
| 林直子・佐藤まゆみ編，「成人看護学 急性期看護�機ヽ杵澄�周手術期看護 改訂第3版」，南江堂（急性期看護援助論教科書） 竹内登美子 高齢者と成人の周手術期看護シリーズ 1〜5 医歯薬出版 江川隆子，ゴードンの機能的健康パターンに基づく看護過程と看護診断，ヌーヴェルヒロカワ 渡邊トシ子，ヘンダーソン・ゴードンの考えに基づく実践看護アセスメント，ヌーヴェルヒロカワ |
| 備考 |
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| 60時間・オリエンテーション等指導を行う 【オフィスアワー】火曜日 13：00〜15：00 研究室（3号館9階） 【実務経験】 昭和54年4月〜平成24年3月 徳島大学病院看護師 【担当教員】宮川操、舟井喜久子、井元啓子、日下佐代子、荒堀広美、他先生方と共に行う。全教員は実務経験あり。 |