徳島文理大学シラバスシステム

	徳島文理大学	Webシラバスシステム	TOP	戻る
	徳島文理大学短期大学部

【科目名】看護過程論 The Nursing Process

科目番号	12213	担当教員名	舟井　貴久子	単位	1単位

科目群	専門	必修・選択	必修	開講期	前期	対象年次	2年

授業概要
看護を科学的に実践するために、看護過程論を通して、理論と実践の統合を図る必要性とその意義を理解する。また、看護過程の一連の流れについて知識として理解し、実践に活用するための方法を学ぶ。
到達目標
【知識】　　看護過程とは何かについて説明できる。　　看護理論と看護過程（情報収集・アセスメント、看護診断、計画立案、実施、評価）との関係を説明できる。　　実施した看護を評価する方法を説明できる。【態度】　　演習において、能動的に取り組むことができる。【技能】　　設定された事例に対して、対象者の抱える健康問題の解決に向けた看護過程の記述ができる。　　　（アセスメントシート、関連図、看護計画）【思考・判断】　　設定された事例に対して、根拠に基づいたアセスメントを行い、看護問題を明らかにできる。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	看護過程とは　・看護過程とは何か　・看護過程の5つの構成要素	講義	看護過程に該当する教科書を熟読し、ノートに整理する。（30分）
【2】	看護診断とは　・看護過程と看護診断の関連性　・NANDA-I看護診断の理解と活用	講義	看護過程に該当する教科書を熟読し、ノートに整理する。（30分）
【3】	アセスメントとは　・アセスメントとは何か　・情報収集の枠組みと分類・整理	講義	アセスメントに必要な情報とは何かを学習し、ノートにまとめる。（60分）
【4】	事例を用いた看護過程の展開①：事例紹介、アセスメントシートの説明	講義、演習	事例の疾患、治療、薬剤などについて自己学習し、ノートにまとめる。（60分）
【5】	事例を用いた看護過程の展開②：病態の理解、病態関連図の作成	講義、演習	事例の疾患の病態関連図を作成する。（60分）
【6】	事例を用いた看護過程の展開③：情報の分類と整理	講義、演習	情報収集用紙を使用し情報の分類と整理を行う。（30分）
【7】	事例を用いた看護過程の展開④：分類毎の視点でのアセスメント（分析・解釈）の実施（１）	講義、演習	情報を整理し、分類毎にアセスメントを行う。（60分）
【8】	事例を用いた看護過程の展開⑤：分類毎の視点でのアセスメント（分析・解釈）の実施（２）	講義、演習	情報を整理し、分類毎にアセスメントを行う。（60分）
【9】	事例を用いた看護過程の展開⑥：分類毎の視点でのアセスメント（分析・解釈）の実施（３）	講義、演習	情報を整理し、分類毎にアセスメントを行う。（60分）
【10】	事例を用いた看護過程の展開⑦：仮診断と全体像（関連図）	講義、演習	時間外学習として、関連図を仕上げる。（60分）
【11】	事例を用いた看護過程の展開⑧：看護診断と優先順位	講義、演習	時間外学習として、看護診断を仕上げる。（60分以上）
【12】	事例を用いた看護過程の展開⑨：看護計画の立案、目標設定、実施・評価	講義、演習	時間外学習として、看護計画を仕上げる。（60分以上）
【13】	事例を用いた看護過程の展開⑩：事例演習（１）病態の理解、情報の分類と整理、アセスメント、	演習（グループワーク）	時間外学習として、アセスメントまでを仕上げる。（60分）
【14】	事例を用いた看護過程の展開⑪：事例演習（２）全体像（関連図）、看護診断、看護計画、実施・評価	演習（グループワーク）	時間外学習として、実施・評価までを仕上げる。（60分）
【15】	事例を用いた看護過程の展開⑫：事例演習（３）グループ発表まとめ	演習（グループワーク）	看護過程を展開できるよう実習までに理解を深めておく。

評価方法
個人ワーク及びグループワークの成果（30％）、試験（70％）で評価する。
教科書
ヘンダーソン・ゴードンの考えに基づく　実践看護アセスメント　渡邊トシ子編集　ヌーヴェルヒロカワ『NANDA-I　看護診断　定義と分類　2018-2020』第11版必要な資料を配布する。
参考図書
適宜、紹介をする。

備考
本科目は、基礎看護学実習及び3年次の実習において必要である。実習において看護過程の展開ができるよう、理解を深めておく。第1～3回：上田伊佐子先生第4～15回：森恭子先生、舟井が担当する