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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 12280 | 担当教員名 | 加根 千賀子 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 2年 |
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授業概要 |
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目覚ましい成長発達段階にある小児期の特徴を理解した上で、健康状態に応じた養育や生活の調整、安全・安楽の保持等により、子どもが自分らしい生活を実現できるよう看護実践の方法について学ぶ。 子どもとのコミュニケーションやフィジカルアセスメント、医療チームのメンバーとしてケアに参画するための基礎的能力を養う。 |
到達目標 |
1. 知識・理解:子ども(乳児・幼児・学童・思春期)の成長発達過程について知識を持ち、疾患・障害を持つ子どもと家族への看護支援について説明できる。子どもに見られる主な症状と疾患について、疾患の回復に向けた基本的な看護について説明できる。 2. 技能・表現:子どものケアに必要な看護技術に関する基礎的知識を持ち、子どもや家族に説明しながら演習内容(バイタルサインの測定、身体計測)が手順通りできる。(演習は実習期間に取り入れる) 3. 思考・判断:事例を用いた看護過程展開の演習によりアセスメント力を養い看護上の問題を抽出、看護計画立案ができる。 4. 関心・意欲・態度:子どもとその家族が、おかれている状況や健康レベルに応じて必要な援助について考え、子どもの援助に必要な看護技術について復習、予習を行い主体的に授業に望む。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | ガイダンス(シラバス・課題・成績評価について) 子どもの成長・発達について復習(課題1の提示) (担当:加根) | 講義 以後の授業においては適宜状況を見てグループワークを入れる | 予習:教科書①の第Ⅲ章子どもの成長発達の特徴と支援 30分 復習:次回小テストに向けて 30分 課題1は教科書①を参考に空白部分を埋める。60分 |
【2】 | 子どもに特徴的な症状と看護① 痛み 子どもに特徴的な症状と看護② 発熱/脱水/嘔吐/下痢 (担当:加根) | 講義 小テスト(前回の内容、出席確認も兼ねる) | 予習:教科書①の痛み/発熱/脱水/嘔吐/下痢 復習:次回小テストに向けて 30分 課題1の実施 60分 |
【3】 | 子どもに特徴的な症状と看護③ 発疹/呼吸困難/けいれん 感染症含む (担当:加根) | 講義 小テスト(前回の内容、出席確認も兼ねる) | 予習:教科書①の発疹/呼吸困難/けいれんについて 30分 復習:次回小テストに向けて 30分 課題1持参・授業終了時提出 |
【4】 | 子どもの疾患と看護(事例でみる子どもと家族の看護)1 新生児期・乳児期:鎖肛、食道閉鎖、腸重積他 手術を受ける子どもと家族の看護を含む(教科書②第Ⅱ章4) (担当:加根) | 講義 小テスト(前回の内容、出席確認も兼ねる) | 予習:教科書②の新生児期・乳児期:鎖肛、食道閉鎖、腸重積について 30分 復習:次回小テストに向けて 30分 |
【5】 | 子どもの疾患と看護(事例でみる子どもと家族の看護)2 新生児期・乳児期:先天性心疾患、肺炎、川崎病 集中治療を受ける子どもと家族の看護を含む(教科書②第Ⅱ章8) (担当:加根) | 講義 小テスト(前回の内容、出席確認も兼ねる) | 予習:教科書②の新生児期・乳児期:先天性心疾患、肺炎、川崎病について 30分 復習:次回小テストに向けて30分 |
【6】 | 子どもの疾患と看護(事例でみる子どもと家族の看護)3 幼児期:口唇口蓋裂、食物アレルギー、気管支喘息他 (担当:加根) | 講義 小テスト(前回の内容、出席確認も兼ねる) | 予習:教科書②の幼児期:口唇口蓋裂、食物アレルギー、気管支喘息について30分 復習:次回小テストに向けて 30分 |
【7】 | 事例による看護過程展開Ⅰ(課題2) ・事例の提示(気管支喘息) ・アセスメントの枠組み、実習記録用紙について説明 ・アセスメント、統合、看護問題の抽出、看護診断 (担当:加根) | 講義 小テスト(前回の内容、出席確認も兼ねる) 個人・適宜グループワーク(気になる情報の抽出とその理由) | 予習:気管支喘息の病態生理治療について 30分 復習:課題2の実施 60分 |
【8】 | 事例による看護過程展開Ⅱ(課題2) ・アセスメント、統合、看護問題の抽出、看護診断 ・関連図、看護計画について記載すべき内容の確認 (担当:加根) | 講義 個人・適宜グループワーク | 課題2の実施 120分 |
【9】 | 子どもの疾患と看護(事例でみる子どもと家族の看護)4 幼児期:ネフローゼ症候群、急性リンパ性白血病 学童期:思春期:Ⅰ型糖尿病 (担当:加根) | 講義 | 予習:教科書②の幼児期:ネフローゼ症候群、急性リンパ性白血病、学童期・思春期:Ⅰ型糖尿病について 30分 復習:30分 課題2持参・授業終了時提出 |
【10】 | 子どもの疾患と看護(事例でみる子どもと家族の看護)5 障がいのある子どもと家族への支援(教科書①第Ⅴ章1,2 ) 幼児期:二分脊椎、脳性麻痺 学童期・思春期:てんかん (教科書②第Ⅲ章 ) (担当:舟越) | 講義 | 予習:教科書①第Ⅴ章1,2 、教科書②第Ⅲ章の幼児期:二分脊椎、脳性麻痺、学童期・思春期:てんかんについて 30分 復習:30分 |
【11】 | 子どものケアに必要な看護技術(1) コミュニケーション/アセスメント技術(バイタルサイン測定) (担当:加根) | 講義 DVD学習(バイタル測定) 小テスト(前回の内容、出席確認も兼ねる) 課題1の返却・解説 | 予習:教科書①の該当箇所を熟読 60分 復習:次回小テストに向けた復習 30分 |
【12】 | 子どものケアに必要な看護技術(2) コミュニケーション/アセスメント技術(身体計測) 検査/処置技術(採血、採尿、骨髄穿刺、腰椎穿刺) (担当:加根) | 講義 DVD学習(身体測定技術) 小テスト(前回の内容、出席確認も兼ねる) | 予習:教科書①の該当箇所を熟読 30分 復習:次回小テストに向けた復習 30分 |
【13】 | 子どものケアに必要な看護技術(3) 検査/処置技術(与薬、吸引、酸素療法、抑制) 薬物療法を受ける子どもと家族の看護を含む(教科書②第Ⅱ章5) (担当:加根) | DVD学習(与薬) 小テスト(前回の内容、出席確認も兼ねる) | 予習:教科書①の該当箇所を熟読 30分 復習:次回小テストに向けた復習 30分 |
【14】 | 子どものケアに必要な看護技術(4) 日常生活援助技術(食事、清潔、排泄、呼吸、移動) (担当:加根) | 講義 DVD学習(臀部浴、清拭) 小テスト(前回の内容、出席確認も兼ねる) 実習事前課題の提示 | 予習:教科書①の該当箇所を熟読 30分 復習:次回小テストに向けた復習 30分 |
【15】 | 子どものケアに必要な看護技術(5) 救急救命処置技術(溺水・熱傷を含む) 救急外来における子どもと家族の看護を含む(教科書②第Ⅱ章7) (担当:加根) | 講義 DVD学習(子どもの一次救命処置) 課題2の返却、定期試験について | 予習:教科書①②の該当箇所を熟読 60分 |
評価方法 |
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定期試験(60%)、小テスト(30%)、課題の提出(10%)合計100% 全部合わせて6割以上を認定とする。 別に課題の完成度、授業態度・発表の積極性等を加点する場合もある。 テストのフィードバックはクラスルームで行う。 課題1,2は、提示した日時の授業終了直後に集める。課題は、確認後返却し返却時に解説する。 課題1,2は、3年次実習に必要となるため、必ず提出すること。 |
教科書 |
小児看護学概論でも使用した2冊 ① 小児看護学Ⅰ 小児看護学概論・小児看護技術 改訂第4版 二宮啓子、今野美紀編集 南江堂 ② 小児看護学Ⅱ 小児看護支援論 改訂第4版 二宮啓子、今野美紀編集 南江堂 |
参考図書 |
1. 発達段階からみた小児看護過程+病態関連図 石黒彩子/浅野みどり編集 医学書院 2.ナーシング・グラフィカ 小児看護学② 小児看護技術 第5版 メディカ出版 3.写真でわかる小児看護技術 改訂第3版 山元恵子監修 インターメディカ 4.発達段階を考えたアセスメントにもとづく小児看護過程 第2版 茎津智子編著 医歯薬出版株式会社 |
備考 |
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【オフィスアワー】木曜日(15:30~17:00)研究室(3号館8F) 【科目ナンバー】DBCN202L 【実務経験】 舟越 和代:昭和55年4月~香川県立中央病院看護師、昭和61年4月~香川県身体障害者総合リハビリテーションセンター、看護師、平成8年4月~令和5年3月香川県立保健医療大学教員 加根 千賀子:昭和60年~平成11年 徳島大学病院 看護師、平成11年~平成18年 副看護師長、平成18年~令和6年 看護師長 |