徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    小児看護学実習

科目番号12282担当教員名加根　千賀子単位2単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次3年
授業概要
成長発達している子どもとその家族について理解し、成長発達の過程および個々の健康レベルに適した援助方法を考え、実践する能力を習得する。子どもを取り巻く環境と生活を関連づけて教授する。主要な小児の疾病の病態と治療・看護を理解し、子どもと家族に対する援助方法を学ぶ。また、子どもの健康障害を保健・医療・教育などの総合的な観点から捉え、看護上の問題を解決するために必要なアセスメント能力を習得する。また、学修した知識・技術・態度を統合し、実践へ適用する能力を養う。
到達目標
1.知識（理解）：子どもの健康状態と発達段階、社会的背景を理解する。子どもの継続看護における関わる機関と看護者の役割を理解できる。子どもの成長・発達過程の特徴を日常生活の実際から総合的に理解する。

2.態度（関心・意欲）：子どもや家族を尊重した態度で接し、自ら積極的、主体的に学び知識の確認と、基本的看護技術の習得に向けて努力できる。子どもとその家族と適切なコミュニケーションがとることができ、必要な情報を得ることができる。また、子どもを取り巻く環境から子どもに起こりやすい事故を考慮した環境を整え対処法を講じる姿勢がみられる。

3.技能・思考・判断：受け持ち患児の健康状態と発達段階、社会的背景を理解して看護過程を展開できる。対象者の安全、安楽を考慮し、子どもや家族の反応に応じて基本的看護援助を実践できる。子どもの年齢に応じた日常生活の援助について考え実践できる。

4.思考：カンファレンスを通して自分の考え、意見を述べる。学生間の意見交換、情報の共有により学びを深めるとともに課題を見出すことができる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】事前　学内オリエンテーション実習病院実習前に事前学習をおこなう。事前課題の実施。バイタル測定技術、身体計測技術、採血時の介助法等を習得。60分/日　課題ができるまで。
【2】病棟オリエンテーション、外来オリエンテーション実習病院実習前に事前学習をおこなう。事前課題の実施。バイタル測定技術、身体計測技術、採血時の介助法等を習得。60分/日　課題ができるまで。
【3】受け持ち患児紹介実習受け持ち患児紹介後より、患児の疾患に関する病態、治療、検査、看護等について随時学習。
【4】子どもとの関係性構築、良いコミュニケーション実習受け持ち患児紹介後より、患児の疾患に関する病態、治療、検査、看護等について随時学習。
【5】看護過程の展開、実施・報告・記録実習看護過程の展開、記録用紙をスケジュールにそって記載。情報の整理。実習に必要な知識の習得。
【6】小児科外来の役割と看護師の活動（継続看護の視点）実習看護過程の展開、記録用紙をスケジュールにそって記載。情報の整理。実習に必要な知識の習得。
【7】幼稚園/保育園での健康な子どもの日常生活援助、地域・家庭で育つ子どもについて知る実習保育所/幼稚園の目的、役割、子どもとの望ましいかかわりについて資料学習する。
【8】子どもとの望ましいかかわり方を学び実践実習保育所/幼稚園の目的、役割、子どもとの望ましいかかわりについて資料学習する。
【9】カンファレンスで自主的に考えを述べ、メンバー間での意見交換、情報の共有実習グループメンバーが受け持ちした患児の疾患や年齢による特徴等についても学修。
【10】カンファレンスを通して自己の学びと課題の明確化実習カンファレンス資料作成。
評価方法
記録等日々の提出物について、コメント記載、個別指導によりフィードバックする。
1.実習評価表（26項目）に基づく実習内容の評価とともに以下の点も加味し総合的に評価する。
1）欠席、遅刻、早退の状況：10％
2）実習態度：病棟における実習態度（礼儀、積極性、主体性等）カンファレンス時の貢献度と協力度、発表内容、事前課題を含む自己学習の状況：10％
3) 実習前確認テスト：10％
教科書
�‐�児看護学�機‐�児看護学概論・小児看護技術　改訂第4版　二宮啓子、今井美紀編集　南江堂
�⊂�児看護学�供‐�児看護支援論　改訂第4版　　二宮啓子、今井美紀編集　南江堂
参考図書
�“�達段階からみた小児看護過程、石黒彩子、浅野みどり編集、医学書院
�⊆命燭任錣�る小児看護技術　改訂第3版　山元恵子監修　インターメディカ
備考
�．�フィスタワー 木曜日15:00〜17:00　研究室（3号館8F）
�⊆駄碍亳�1985〜1999年　徳島大学病院看護師、1999〜2006年　副看護師長、2006〜2024　看護師長
�２別椒淵鵐弌� DBCN303P