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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 12306 | 担当教員名 | 喜來 浩子 | 単位 | 1単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 4年 |
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授業概要 |
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健康問題に関連する地域の様々な情報を収集し、既存の資料の分析、具体的な事例などから地域診断を行い、地域の健康課題を明らかにする。さらに、その解決・改善のために、地域の人々が自らの健康増進能力を主体的に高めることができるよう支援するための基礎的知識や技術を学ぶ。 |
到達目標 |
1.思考・判断 既存資料や住民、関係機関から得た多角的情報を統合し地域に潜在または顕在する健康課題について 根拠を持って説明できる。 2.思考・判断 抽出した地域の健康課題の優先度を判断できる。 3.思考・判断 地域の健康課題に対する解決・改善に向けた活動計画を立案できる。 4.技能(表現) 立案した活動計画について評価計画(評価方法、評価指標、評価時期)を立案できる。 5.態度(関心・意欲) グループでの相互学習に積極的に参加できる。 6.技能(表現) 得られた情報を統合し、客観的・批判的に整理して自分の考えをわかりやすく説明できる。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 公衆衛生看護活動の展開における地域診断: 公衆衛生看護は、地域診断に基づくPDCAサイクルによって進められ、らせん状に繰り返されていくことを学ぶ。潜在または顕在する健康問題を構造的にとらえ、予防活動として取り組むことの重要性について説明できる。コミュニティ・エンパワーメントやソーシャル・キャピタルを醸成する必要性について説明できる。 | 講義、グループワーク | 【予習】:公衆衛生看護学実習地域を教材とする。 事前に収集する資料について考えておく。 30分 |
【2】 | 地域診断の展開過程 (地区視診)地域の人々に直接かかわることにより人々の生活実態を把握することができる。 | 演習・グループワーク | 【予習】:事前に実習地の行政機関において、各種保健統計統計、地域の特性、人口集団、健康に関わる質的、量的情報を入手し整理しておく。 |
【3】 | 地域診断の展開過程 地域に暮らす人々の身体的・精神的・社会文化的側面から客観的・主観的情報を収集し、継続してアセスメントできる。 地域に存在するフォーマル、インフォーマルな社会資源の情報を収集しアセスメントできる。健康課題を持ちながらそれを意識しない・表出しない・表出できない人々を地域の中で見出す方法について説明できる | 演習・グループワーク | 【予習】地区診断をする上で、不足している資料等がないか考える。 約30分 |
【4】 | 地域診断の展開過程 既存資料、地区視診、地区の人々や関係機関から得た多角的情報を統合し、情報相互の関連性を検討して地域に共通した問題として整理・分析できる。 | 講義、グループワーク | 【復習】グループで学習した内容について整理しておく。約30分 |
【5】 | 地域診断の展開過程 根拠に基づいて健康課題の明確化と優先順位の判断ができる。 地域へ支援計画:地域の健康課題に対する解決・改善に向けた活動計画を立案できる。 | 講義、演習、グループワーク | 【復習】グループで学習した内容について整理しておく。約30分 |
【6】 | 地域への支援計画 地域の健康課題に対する解決・改善に向けた活動計画を立案できる。 | 講義、演習、グループワーク | 【復習】グループで学習した内容について整理しておく。約30分 |
【7】 | 立案した支援計画について評価方法、評価指標、評価項目、評価時期を判断し、評価計画を立案できる。 | 講義、演習、グループワーク | 【復習】グループで学習した内容について整理し、プレゼンテーションの準備をする。約60分 |
【8】 | まとめ 立案した支援計画および評価計画を発表し、臨地実習における地域診断につながる課題を見出す | プレゼンテーション グループワーク | 【予習】プレゼンテーションの準備。 【復習】公衆衛生看護学実習地域において、地域診断をもとに地域の健康課題について説明ができるようにする。約60分 |
評価方法 |
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試験50% 課題レポート50% レポートの講評は個別面接でフィードバック |
教科書 |
保健師課程のテキスト |
参考図書 |
適宜紹介する |
備考 |
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保健師課程必須科目である。 オフィスアワー 講義終了後及び事前連絡随時 (3号館10階喜來研究室) 実務経験 1984年から2021年3月まで鳴門市保健師 |