徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    助産診断技術学（分娩期）

科目番号12318担当教員名三倉　啓子単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次３年
授業概要
産婦と家族が安全にそして主体的で満足な出産ができるような支援方法と分娩期の助産過程（助産診断およびケア）の展開に必要な基礎的知識・技術を学習する。産婦・家族に寄り添うあたたかい助産ケア実践に必要な基本的技術を学修する。
到達目標
１．知識（理解）：1）分娩期の正常経過と正常からの逸脱、起こりやすい異常について理解し説明できる。
　　　　　　　　　2）分娩期の助産診断・助産過程展開に必要な知識・技術について理解し説明できる。
２．態度（関心・意欲）：1）産婦やパートナー・家族の気持ちに配慮し寄り添うことができる。
　　　　　　　　　　　　2）適切なアセスメント、よりよいケア実践のために自己研鑽続ける態度を習得する。
３．技能（表現）：1）産婦・胎児の健康診状態をアセスメントするための診察技術を習得できる。
　　　　　　　　　2）産婦に必要なケア技術を習得できる。
　　　　　　　　　3）産婦のバースプラン達成のためのケア計画を立案し実施できる。
４．思考・判断：1）産婦・胎児の健康状態をアセスメントできる。
　　　　　　　　2）事例に応じた助産診断・助産計画を立案できる。
　　　　　　　　3）助産診断・助産計画に基づき、必要なケア技術を選択できる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】分娩の生理�　�分娩の定義と種類、分娩の３要素、分娩が母体に及ぼす影響　 （担当：東敬次郎）一斉講義形式【予習】分娩の生理・診断について自己学習する。(1〜2時間）
【2】分娩の生理�◆�胎児･胎児付属物の健康状態 　（担当：東敬次郎）一斉講義形式【予習】分娩の生理・診断について自己学習する。(1〜2時間）
【3】分娩期のフィジカルイグザミネーション・アセスメント��
問診･外診（視診・触診・計測診・聴診）・内診・分娩開始の診断・経過診断 　（担当:三倉啓子）		一斉講義形式・演習【予習】分娩期のフィジカルアセスメントを自己学習する。(1〜2時間）【演習後】反復練習する。(1〜2時間）
【4】分娩期のフィジカルイグザミネーション・アセスメント��
分娩開始の診断･分娩期の経過診断･母体と胎児の健康状態 　（担当:三倉啓子）		一斉講義形式・演習【予習】分娩期のフィジカルアセスメントを自己学習する。(1〜2時間）
【演習後】反復練習する。(1〜2時間）
【5】産婦の支援�　Щ債砲離瓮�ニズムと緩和法、呼吸法、補助動作 　（担当:三倉啓子）一斉講義形式・演習【予習】産痛のメカニズム、産婦の支援、分娩期の助産技術について自己学習する。(1〜2時間）
【演習後】反復練習する。(1〜2時間）
【6】産婦の支援�◆Щ債亡墨陀�･分娩経過にそったケア 　（担当:三倉啓子）一斉講義形式・演習【予習】産婦の支援、分娩期の助産技術について自己学習する。(1〜2時間）
【演習後】反復練習する。(1〜2時間）
【7】分娩期の心理社会的変化：産婦の心理と家族役割獲得への支援　 （担当:三倉啓子）一斉講義形式【予習】分娩期の心理社会的変化について自己学習する。（1〜2時間）
【8】分娩期の助産過程�　Ы�産診断類型･定義･診断指標 　（担当:三倉啓子）一斉講義形式【予習】分娩期の助産診断について自己学習する。（1〜2時間）事例を使って助産診断・ケア計画を立案する(1〜2時間）
【9】分娩期の助産過程�◆Щ�例展開 　（担当:三倉啓子）一斉講義形式・グループワーク【予習】事例を使って助産診断・ケア計画を立案する(1〜2時間）
【10】分娩期の助産過程��：事例展開 　（担当:三倉啓子）一斉講義形式・グループワーク【予習】事例を使って助産診断・ケア計画を立案する(1〜2時間）
【課題】助産診断・ケア計画を立案する（3〜4時間）
【11】仰臥位分娩介助法�（�娩介助の意義・原理、分娩介助時の技術 　（担当:三倉啓子）一斉講義形式・演習【予習】仰臥位分娩介助法について自己学習する。(1〜2時間）
【演習後】反復練習する。(1〜2時間）
【12】仰臥位分娩介助法��付属物の検査と計測、出生直後の新生児のケア 　（担当:三倉啓子）一斉講義形式・演習【予習】仰臥位分娩介助法について自己学習する。(1〜2時間）
【演習後】反復練習する。(1〜2時間）
【13】分娩期の異常�（�娩3要素の異常 　（担当：東敬次郎）一斉講義形式【予習】分娩期の異常・偶発疾患について自己学習する。(1〜2時間）
【14】分娩期の異常�∧�娩に伴う損傷･偶発疾患・合併症 　（担当：東敬次郎）一斉講義形式【予習】分娩期の異常・偶発疾患について自己学習する。(1〜2時間）
【15】分娩期･産褥期の産科手術･医療処置および緊急時の対応と検査・薬物 　（担当：東敬次郎）一斉講義形式【予習】産科手術および産科的医療処置、分娩期･産褥期に使用する薬物とその影響について自己学習する。(1〜2時間）
評価方法
試験80％・課題レポート10％・小テスト10％
※小テスト・試験で知識の確認を行う。試験後は解答解説する。
　課題レポートは直接評価する。評価後は修正して再提出する。
※演習では随時助産技術チェックを実施するので、主体的に自己練習を重ねること。
教科書
我部山キミ子・武谷雄二編：助産学講座7　分娩期・産褥期 第6版（医学書院）、平澤美恵子監修：新訂版 写真でわかる助産技術アドバンス（インターメディカ）、北川真理子編：今日の助産　改訂第4版（南江堂）、石村由利子編：根拠と事故防止からみた母性看護技術　第3版（医学書院）、日本助産診断・実践研究会編著：実践マタニティ診断　第5版（医学書院）、日本助産診断・実践研究会編著：マタニティ診断ガイドブック第6版（医学書院）、日本助産師会編集：助産業務ガイドライン2019(日本助産師会出版)、医療情報科学研究所編、井上裕美他監修：病気が見える産科vol10 第4版（メディックメディア）、武谷雄二：プリンシプル産科婦人科産科編　第3版（メディカルビュー）、藤森敬也：胎児心拍数モニタリング講座：大事なサインを見逃がさない 改訂第3版（メディカ出版）、金井雄二著：これから始める周産期超音波の見かた 改訂第2版（メディカ出版）kadairepo-toha
参考図書
我部山キヨ子・武谷雄二編：助産学講座2〜5 第5版（医学書院）、竹田省編：CG動画でわかる分娩のしくみと介助法（メジカルビュー社）、進純郎著：正常分娩の助産術（医学書院）、町浦美智子編：助産学実習プレブック（医歯薬出版）、久具宏司監修：周産期ビジュアルナーシング（学研）、日本産科婦人科学会監修：産婦人科診療ガイドライン 産科編2020（日本産科婦人科学会）　
備考
※助産師教育課程選択する方は必修です。
【実務経験】
東敬次郎：1987年より徳島大学医学部産婦人科助手、1999年4月より徳島市民病院産婦人科主任医長
三倉啓子：1990年4月〜2019年4月阿南共栄病院助産師、2019年5月〜2021年3月阿南医療センター助産師
【オフィスアワー】東敬次郎：月曜日（17：00〜18：00）、三倉啓子：金曜日（13:00〜16:00）