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	徳島文理大学短期大学部

【科目名】生徒指導(進路指導を含む）

科目番号	20229	担当教員名	鈴江　功武	単位	2単位

科目群	資格	必修・選択	選択	開講期	後期	対象年次	1年

授業概要
生徒指導は、学校がその教育目標を達成するための重要な機能の一つであり、児童生徒の人格の形成を図る上で大きな役割を担っています。ともすれば、児童生徒の問題行動への対応に終始しがちな側面を持っていますが本講座では生徒指導の意義、原理から児童生徒理解、教育相談、学校・家庭・地域との連携など今日的課題に即した生徒指導の在り方について学習します。
到達目標
１　生徒指導の意義や目標を説明することができる２　児童生徒の問題行動への適切な対応を自分なりに考えることができる３　生徒指導に関する基本的法制度を理解し、適切な対応ができる

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	オリエンテーション「生徒指導」に抱くイメージ	・グループ討議・意見交換	事後：グループ討議のまとめ
【2】	生徒指導の意義と原理（生徒指導とは何か？指導観）	・発表・意見交換・講義	事前：国立教育政策研究所発行リーフ「生徒指導って何？」を読む事後：「レポート作成」
【3】	学校における徒指導体制（教育課程、学校教育目標との関係等）	・講義	事前・事後：文科省「生徒指導提要」の生徒指導の意義と原理に目を通す。教育政策研究所リーフ「絆づくりと居場所づくり」を読む
【4】	児童生徒の心理と児童生徒理解（児童期の心理と発達、青年と人格形成）	・講義	事前・事後：河合隼雄著「子どもの宇宙」を読む
【5】	生徒指導と教育相談（教育相談の意義・相談体制、進め方）	・講義	事前・事後：教育相談に関する具体的事例について考察
【6】	進路指導・キャリア教育Ⅰ （なぜ、キャリア教育？）	・講義・グループ討議・発表	事前：「ニート」「フリーター」の現状とその原因を考察する事後：グループ討議の整理
【7】	進路指導・キャリア教育Ⅱ （諸外国のキャリア教育）	・講義・グループ討議・発表	事前：自己の受けたキャリア教育・進路指導を振り返る事後：「レポート作成」
【8】	児童生徒の問題行動の現状と教師の役割（データを基に児童生徒の問題行動を把握する）	・講義・グループ討議・発表	事前：文科省の発表したデータを調べる事後：グループ討議の整理
【9】	個別の課題を抱える児童生徒への指導Ⅰ　（「いじめ」の理解、大河内清輝君の遺書から考える）	・講義・グループ討議・発表	事前：教育政策研究所リーフ「いじめの理解」を読む事後：グループ討議の整理
【10】	個別の課題を抱える児童生徒への指導Ⅱ （「いじめ」の未然防止、「いじめ防止対策推進法」）	・講義	事前：教育政策研究所リーフ「いじめの未然防止」を読む事後：「レポート作成」
【11】	個別の課題を抱える児童生徒への指導Ⅲ （「児童虐待」への対応）	・講義・グループ討議・発表	事前：なぜ児童虐待が起こるか、考える。「児童虐待防止法」を読む事後：グループ討議の整理
【12】	生徒指導に関する法制度Ⅰ （１８歳成人について考える）	・グループ討議・発表	事前：18歳成人のメリット、デメリットについて自己の考えるまとめる事後：グループ討議の整理
【13】	生徒指導に関する法制度Ⅱ （出席停止、懲戒、家庭謹慎等について）	・講義・問題演習	事前：法令、通知文等の予習事後：演習問題の整理
【14】	総括Ⅰ （生徒指導に関する関係法令、判例等について）	・講義・問題演習	事前：法令・通知文等の予習事後：演習問題の整理
【15】	総括Ⅱ （生徒指導の具体事例について考える）	・グループ討議・発表	事前：事前に示された事例について考察する事後：グループ討議の整理

評価方法
１．平常点　２０％　２．提出物　１５％　３．試験　65% を基に総合的に評価します。
教科書
教科書は使用しませんが、適宜、参考図書、文献を紹介します。
参考図書
＊教育課程と生徒指導（生徒指導研究資料第１１　集文部省）　＊国立教育政策研究所「生徒指導リーフ」＊生活体験や人間関係を豊かなものとする生徒指導（生徒指導資料第２０集　文部省）＊道徳・特別活動（重要用語300の基礎知識　押谷由夫　宮川八岐編集明治図書）＊小中学校学習指導要領＊「生徒指導提要」文部科学省（平成２２年３月）　　＊「命を大切にする教育をどう進めるか」（教職研修読本No.166　教育開発研究所）　＊水谷修「いじめを断つ」　＊尾木直樹「いじめ　その発見と克服法」

備考