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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 30286 | 担当教員名 | 貴志 知惠子 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 1年 |
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授業概要 |
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【授業概要】養護教諭の行う健康相談は職務の特質や保健室の機能を生かし、児童生徒の様々な訴えに対して、常に心的な要因や背景を念頭に置いて、心身の健康観察、問題の背景の分析、解決のための支援、関係者との連携など、心や体の両面への対応を行う活動である。ここでは、予防的な健康相談活動についても重視していく。健康相談活動に関する基本的理解のもとで具体的な事例をあげながら心的要因の把握や支援のあり方について、ロールプレイやグループワーク等を取り入れながら進めていく。 |
到達目標 |
①学校における健康相談活動についての基礎的知識を持つことができる。(知識・理解)。 ②児童生徒の成長発達について理解し、健康相談活動に意欲的に取り組むことができる(関心・意欲)。 ③児童生徒の様々な健康問題について健康相談活動の視点で考えることができる(思考・判断)。 ④児童生徒の健康の保持増進を進めるために、カウンセリング能力を高め、実践することができる(技能)。 到達目標】本講義では、養護教諭の職務の特性や保健室の機能を生かした健康相談の基礎的実践能力を習得することを目的とする。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 健康相談・健康相談活動の基本的理解(P 1~) 養護教諭の行う健康相談 | 講義 グループ活動 | (P 8~) 健康相談・健康相談活動の構造・手順についてまとめる |
【2】 | 学校教育と健康相談・健康相談活動(P 8~) 健康相談・健康相談活動の構造・手順 | 講義 グループ活動 | (P 19~) 主な発達理論と発達段階について整理する |
【3】 | 健康相談に必要な理論と技法1(P 19~) 事例1 過換気症候群(p.152) 子どもの人格発達論、主要な発達理論と発達段階 | 講義 個人活動 全体活動 | (P 26~) 児童生徒に見られやすい精神や行動の障害についてまとめる |
【4】 | 健康相談に必要な理論と技法2(P 26~) 事例2 ただ「何となく」(p.162) 心身医学の基礎知識、精神医学の基礎知識、 | 講義 個人活動 全体活動 | (P 37~) 発達障害と学校での対応についてまとめる |
【5】 | 健康相談に必要な理論と技法3(P 37~) 事例3 注意欠陥/他動性障がい(p.179) 児童生徒に見られる発達障害と学校での対応、看護学の基礎知識 | 講義 個人活動 全体活動 | (P 43~) カウンセリング心理学の知識と基礎技法についてまとめる |
【6】 | 健康相談に必要な理論と技法4(P 43~) 事例4 虐待-ネグレクト(p.181) カウンセリング心理学の知識と基礎技法、カウンセリングの技法とそれを支える理論 | 講義 個人活動 全体活動 | (P 75~) 養護教諭の職務や保健室の機能を生かした健康相談についてまとめる |
【7】 | 健康相談の実践効果をあげるための視点と方法(P 75~) 事例5 PTSD(p.184) 養護教諭の職務の特質を生かすとは、保健室の機能を健康相談に生かすとは、 | 講義 個人活動 グループ活動 全体活動 | (P 126~) 健康相談と連携について自分の考えをまとめる |
【8】 | 健康相談と連携(P 126~) 事例6 自殺念慮(p.185) 連携における養護教諭の役割と独自性、健康相談における連携の対象と方法、プライバシーの保護と危機管理 | 講義 個人活動 グループ活動 全体活動 | (P 140~) 保健室登校の経過と養護教諭の基本的指導・支援についてまとめる |
【9】 | 子どもの問題と健康相談の実際(P 140~) 事例7 統合失調症(p.186) 日常の訴えと健康相談の基本、継続して対応する場合の健康相談 | 講義 グループ活動 | (P 174~) 危機管理的な対応と健康相談について考えをまとめる |
【10】 | 子どもの問題と健康相談の実際(P 174~) 事例8 性の逸脱行動(p.187) 危機管理的な対応と健康相談、精神疾患への対応 | 講義 グループ活動 | (P 192~) 開かれた保健室にするためにどのように取り組むかをまとめる |
【11】 | 特別支援教育と健康相談(P 192~) 事例9 自傷行為(p.188) 特別支援教育と健康相談の基本、特別支援教育と養護教諭に期待される役割、開かれた保健室のために | 講義 全体活動 | (P 201~) 事例研究会の進め方について整理する |
【12】 | 健康相談の記録と事例研究(P 201~) 事例10 薬物乱用(p.190) 健康相談の記録、事例研究会の進め方 | 講義 全体活動 | (P 212~) 保健室で行う「子ども理解の方法」について具体例をあげまとめる |
【13】 | 健康相談の実践力向上のために①(P 212~) 事例11 摂食障害(p.191) 養成教育と現職研修の一貫した取り組み、保健室で行う「子ども理解の方法」 | 講義 個人活動 グループ活動 全体活動 | (P 228~) 体育・保健体育科における心の健康教育についてまとめる |
【14】 | 健康相談の実践力向上のために②(P 228~) ストレスマネジメント | 講義 個人活動 グループ活動 全体活動 | (P 233~) ソーシャルスキルトレーニングの具体的な指導方法について調べる。 |
【15】 | 健康相談の実践力向上のために③(P 233~) ソーシャルスキルトレーニング | 講義 個人活動 グループ活動 全体活動 |
評価方法 |
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毎時に提出する予習ノートとレポート、最終に行うテストによる |
教科書 |
「健康相談活動の理論と実際」三木とみ子・徳山美智子編、ぎょうせい |
参考図書 |
随時に追加の資料を配付 |
備考 |
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教科書の他にノートと付箋紙(縦100㎜、横70㎜)を毎回持参すること |