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【科目名】教職実践演習(養護教諭）

科目番号	30376	担当教員名	貴志　知惠子	単位	2単位

科目群	資格	必修・選択	選択	開講期	後期	対象年次	4年

授業概要
教職課程の授業科目の履修や教職課程以外での種々の活動を通して、学生が身につけた資質･能力が、教員として必要な資質･能力として有機的に統合され､形成されたかについて確認する。また、この授業を通して、学生自身が将来教員となる上で自己にとっての課題を自覚し必要とされる知識や経験を補い、その定着を図る。
到達目標
①学校教育の現状と児童生徒の置かれた状況を理解し、養護教諭としての職務に関する専門的な知識を身につけることができる（知識・理解）。 ②児童・生徒の成長発達について理解し、適切な対応に関心をもって、意欲的に取り組むことができる（関心・意欲）。 ③問題解決や社会の変化に適切に対応できるよう、考え、判断することができる（思考・判断）。 ④企画力､連絡･調整能力を身につけ、学校･家庭･地域や関係機関と連携した取り組みを実践することができる（技能）。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	ガイダンス・「教職実践演習」の意義･目的、授業計画と授業の進め方の説明を聞く・教育実習全般にわたる振り返り、教職に向けての自己課題を把握する	講義　発表	予習：教育実習を振り返り、教職に向けての自己課題とめざす養護教諭像をまとめる
【2】	教育実習の振り返りから考える理想の養護教諭像・めざす養護教諭像についてグループで話し合いながら、考えを深める	グループ討議	予習：実習校での養護教諭の活動事例をまとめる。
【3】	学校保健活動の進め方（外部講師）・学校保健活動についての講話を聞き、質問、意見、感想を述べる・効果的な学校保健活動についてグループで話し合う	講話　グループ討議	予習：実習校での養護教諭の特別な支援についてまとめる
【4】	特別な支援が必要な子どもへの対応（外部講師）・特別な支援が必要な子どもへの対応についての講話を聞き、養護教諭の特別な支援についてグループで話し合う	講話　事例研究　グループ討議	予習：災害発生に対する養護教諭の対応についてまとめる。
【5】	安全管理と危機管理・危機管理マニュアル案に基づいて、救急班のシュミレーションをおこない、気づいたことについて話し合う	グループ討議　演習	予習：各自で保健教育の教材研究をし指導案を作成する
【6】	模擬授業と授業研究Ⅰ ・指導案に基づいて模擬授業を行い、気づいたことについて話し合う	模擬授業　グループ討議	予習：各自で保健教育の教材研究をし指導案を作成する
【7】	模擬授業と授業研究Ⅱ ・指導案に基づいて模擬授業を行い、気づいたことについて話し合う	模擬授業　グループ討議	予習：健康相談活動に取り組む基本的な姿勢と具体的な方法についてまとめる。
【8】	健康相談活動・健康相談活動に取り組む基本的な姿勢と具体的な方法についてグループで話し合う。	講義　事例研究　グループ討議ロールプレイング	予習：実習校の性教育の事例についてまとめる
【9】	性教育の進め方(外部講師）・性教育に関する実践事例を聞き、質問、意見、感想を述べる・発達段階にあった性教育についてグループで話し合う。	講義　事例研究　グループ討議ロールプレイング	予習：アナフィラキシーショックの救急処置の実際についてまとめる復習：性教育の指導案を作成する
【10】	救急処置の実際(内科的措置) アナフィラキシーショック事例への対応を、個別・グループ討議し、ロールプレイする	事例研究　グループ討議ロールプレイング	予習：外科的な救急処置の実際についてまとめる
【11】	救急処置の実際(外科的措置) 事例への対応を、個別・グループ討議し、ロールプレイする	事例研究　グループ討議	予習：保護者との関わりの基本的な考え方と心構えについてまとめる
【12】	保護者の要望への対応・保護者への対応事例のビデオを視聴し、気づいたことをまとめる・保護者の要望への対応についてのロールプレイングを行う	事例研究　グループ討議ロールプレイング	予習：教材研究をして指導案を完成させる
【13】	模擬授業と授業研究Ⅲ ・指導案に基づいて模擬授業を行い、気づいたことについて話し合う	模擬授業　グループ討議	予習：実習校での保健室経営についてまとめる
【14】	保健室経営の実際(外部講師）・保健室経営に講話を聞き、質問、意見、感想を述べる・望ましい保健室経営についてグループで話し合う	講義　事例研究　グループ討議	予習：教員に向けての自己課題とそれを克服するための心構えや具体的な取り組みについてまとめる
【15】	望ましい教師となるための自己課題・教職実践演習の学びを通して明らかになった自己課題を克服するための心構えや具体的な取り組みについてグループで話し合い、発表する	講義　発表　グループ討議	復習：自己課題の克服のための具体的な取り組みをまとめる

評価方法
定期試験、レポート、活動の評価（グループ討議・演習・ロールプレイング・模擬授業・スピーチ・指導案等作成）、課題研究の評価などから、総合的に評価する
教科書
プリント（授業資料、ワークシート、自己評価シート）、教育実習日誌、教職履修カルテ
参考図書
小・中・高等学校学習指導要領（総則、各教科、道徳、特別活動）、学習指導要領解説書（総則、各教科、道徳、特別活動）

備考
担当教員：貴志知恵子・竹内理恵・石川好文