徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    基礎助産学�機奮杵澄�

科目番号11805担当教員名森脇　智秋単位1単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次1年
授業概要
助産師という専門職を理解するためには、助産師という職業がどのような歴史的背景から専門職となったのか国内外の歴史から学ぶ。また、助産教育の変遷を学修し日本と世界の助産教育の方法の違いや助産師に求められる能力（知識・技術・態度）と助産師として必要な職業倫理や法的責任を通して助産師はどのようにあるべきかを理解する。そして助産師は今後どのようにあるべきかを考えるなかから助産師としての基盤であるアイデンティティの形成を図る。本科目において、助産の基本となる概念と変遷について学び、助産師としての基本姿勢を身に付ける。
到達目標
知識（理解）
１．助産師の倫理綱領を理解し、助産師の責務と役割が理解できる.
２．助産の基本概念と理論に基づくケアを述べる
３．日本と西欧の助産の歴史を学び、現在の助産と対比することができる
４．助産師教育の変遷が理解できる
態度(関心・意欲）
１．助産師の責務と役割を果たすことができる
２．母子保健の動向に関心を向け、助産師を取り巻く課題に関心をもつ
技能（表現）
１．なりたい助産師像を自分の言葉で表現することができる
２．必要な倫理感性を身に着け、妊産婦に優しく寄り添う
思考・判断
１．助産師としてやるべきこと、してはいけないことの判断ができる
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】助産の概念・助産師の定義講義・演習・ディスカッション「助産力」「子宮力」を通読、助産師業務要覧（基礎編）p2〜p12を事前学習し、助産師とは何をする人かディスカッションできるように準備しておく。(60分）
【2】助産師の能力と職業倫理（ICMと日本）講義・演習・ディスカッション助産学講座１（助産学概論）第２章　第4章　助産師業務要覧（基礎編）を事前学習し、助産師に求められる職業倫理についてディスカッションが出来るように準備しておく(60分）
【3】助産における基本的概念　助産ケアを支える理論講義・演習・ディスカッション助産学講座１（助産学概論）第1章　第３章を事前学習し、助産師がエビデンスに基づく助産活動・リプロダクティブ・ヘルス/ライツの視点から女性・家族をを中心としたパートナシップとしての助産ケアについて考えておく。（60分）
【4】助産の歴史と文化　�＿罎�国における助産の発達過程・戦後の助産師活動の変遷講義・ディスカッション助産学講座１（助産学概論）第6章　「お産の歴史」を事前学習し、現在も継続されている習俗習慣について理由を調べておく。
【5】助産の歴史と文化　�∪床い砲�ける助産の発達過程・多様な文化における助産と助産習俗講義・ディスカッション助産学講座１（助産学概論）第6章　「お産の歴史」を事前学習し、世界の出産状況について調べておく。
【6】母子保健の変遷と動向講義　一斉講義助産学講座１（助産学概論）第5章の事前学習　「母子保健統計」を閲覧し、現在の母子保健の課題を考えておく。母子保健健康手帳を配布するので、事前に内容について確認しておく。
【7】助産師教育の変遷と助産師を取り巻く課題講義　一斉講義助産学講座１（助産学概論）第7章　助産師業務要覧（基礎編）第2章　第7章を事前学習し、日本の助産師教育の在り方と課題について自分の考えをまとめてディスカッションできるようにしておく。（60分）
【8】助産師のアイデンティティ演習・ディスカッション・発表課題図書を読んで感想文を提出する。今の段階で、どんな助産師になりたいか自分の助産師として展望についてまとめて発表する。
評価方法
発表10％　レポート20％　試験70％
教科書
助産学講座１（助産学概論）：医学書院、助産業務要覧（基礎編）（実践編）：日本看護協会出版、
参考図書
お産の歴史　　　　助産力：日本助産師会出版　子宮力：日本助産師会出版
遊郭の産院から　昭和50年、昭和を生き抜いて　井上理津子著（河出文庫）
DVD（プルミエール）
備考
予習復習は必ず行ないましょう。積極的なディスカッションをしましょう。　オフィスアワー(森脇智秋)：毎週水曜日、16：30〜18：00　　
森脇智秋：　昭和60年〜平成11年　県立病院　助産師　平成11〜平成20年　県立看護専門学校　保健助産学科