徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    助産生命倫理学

科目番号40048担当教員名鈴記 洋子単位1単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次1年
授業概要
 医療人として生命を敬う態度と倫理観、助産師としての職業倫理について学ぶ。また、生殖補助医療技術、遺伝子疾患や出生前診断等の社会情勢を認識し、助産師の役割と生命倫理について学修する。

到達目標
知識(理解)
1.倫理とはなにかが理解できる
2.倫理原則が理解できる
3.遺伝に関する基本的な用語と意味、遺伝疾患の種類が説明できる
4.不妊の原因や治療、生殖補助医療について説明できる

態度(関心・意欲)
1.医療現場で起こっていることを生命倫理に結び付けて考えることができる
2.倫理的課題を持つ人の意思決定に寄り添うことができる

技能(表現)
1.医療現場で起こっている倫理に気づき、対応しようとできる

思考・判断
1.医療現場で起こっている倫理的課題を明らかにすることができる
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】生命倫理学の基礎(生命倫理とは何か)講義・DVD視聴・ディスカッション倫理について各自が整理しておく
倫理的問題を感じた経験を洗い出し、レポートし授業に参加する。(30分)
【2】倫理原則と職業倫理 講義・ディスカッション助産学講座1(助産学概論)第4章助産師と倫理について再度事前学習し、職業倫理はなぜ必要かを考えたうえで授業に参加する。(60分)
【3】遺伝と遺伝疾患。生まれてくる新生児が持つ先天異常の割合と種類、遺伝する疾患の種類と遺伝形式、遺伝疾患(ダウン症候群、血友病など)の症状などを理解する。講義。写真・図・表を駆使して、講義内容の理解を図る。助産学講座2母子の基礎科学第3章遺伝と遺伝疾患について事前学習及び復習をする(90分)(担当:東敬次郎)
【4】出生前診断。なぜ出生前診断は必要か。羊水検査・母体血胎児染色体検査(NIPT)・トリプルマーカー・超音波診断。様々な方法の理解。講義。写真・図・表を駆使して、講義内容の理解を図る。助産学講座2母子の基礎科学第3章出生前診断について事前学習及び復習をする(90分)(担当:東敬次郎)
【5】倫理学の基礎 (酒井)講義・ディスカッション自分が考えた倫理的課題(事例)についてどうして倫理的課題があると感じたかを説明できるようにまとめておく(60分)
【6】生命倫理    (酒井)講義・ディスカッション授業を聞いての感想をレポートする(30分)
【7】事例検討DVD視聴・グループワーク・ディスカッション倫理に関する事例を選択しておく(90分)
【8】事例検討デイスカッション・発表なぜ、倫理的問題を感じたか発表できるようにまとめ、レポートする(90分)
評価方法
*受講態度(ディスカッションへの参加の程度・発言内容・ディスカッションへの貢献度)25%
*レポート 50%
*小テスト  25%
教科書
生命・医療倫理学入門(倫理学の基礎)(生殖医療):DVD丸善出版・助産学概論):医学書院・助産学講座2(母子の基礎科学):医学書院・終わりのない生命の物語(見えない終止符):DVD丸善出版・生命倫理を考える-終わりのないものがたり(普通の子):DVD丸善出版
参考図書
生命倫理学入門 第3班 今井道夫著:産業図書・医療の倫理 星野一正著:岩波新書・生命倫理学を学ぶ人のために 加藤尚武/加藤直樹編:世界思想社・マンガで学ぶ生命倫理-私たちに課せられた「いのち」の宿題- 児玉聡:化学同人
備考
オフィスアワー 水曜日16時30分〜18時
オフィスアワー(東敬次郎):毎週月曜日、16:30〜18:00