徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    装具学

科目番号10022担当教員名田頭 勝之単位2単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次3年
授業概要
医療や福祉分野で取り扱う装具を中心に装具の定義、分類、名称、構造、特徴などの基礎知識、また補装具の支給体系を学習する。各論では各装具の適応、適合判定(チェックアウト)および装具療法など臨床応用できる能力を習得する。
到達目標
(1)基本的な装具の構造や適応を説明できる。
(2)各疾患や症状に応じた装具の選択ができる。
(3)正常歩行と装具歩行のメカニズムについて説明できる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】オリエンテーション
装具学総論
講義と質疑応答
資料配付
DVD教材(片麻痺の歩行)
装具の公的な支給制度について事前に調べる。
【2】装具の支給制度講義と質疑応答
資料配付
「補装具」・「日常生活用具」の支給制度について再学習する。
次回は、「歩行」に関する講義であり、基礎運動学p361〜392を熟読し、理解する。
【3】歩行のバイオメカニクス講義と質疑応答
資料配付
DVD教材(正常歩行)
歩行周期における関節の角度変化、筋活動パターンを再学習する。
基礎運動学p361〜392を熟読し、「異常歩行」を理解する。
【4】異常歩行講義と質疑応答
資料配付
異常歩行の原因と歩容について再学習する。
小テストの出題範囲を見直し、理解する。
【5】片麻痺の歩行と下枝装具小テスト(歩行)
講義と質疑応答
DVD教材(片麻痺の歩行)
資料配付
片麻痺の特徴と歩行について再学習する。
次回の講義は「片麻痺の上肢装具」であり、教科書p208〜216の該当箇所を読んでおく。
【6】片麻痺の上肢装具講義と質疑応答
資料配付
片麻痺の上肢装具の適応等を再学習する。
教科書p195〜196・201〜203を読み、短下肢装具を理解する。
【7】短下肢装具(1)講義と質疑応答
資料配付
短下肢装具の基本構造について再学習する。
教科書p195〜196・201〜203を読み、短下肢装具を理解する。
【8】短下肢装具(2)講義と質疑応答
資料配付
足継手の位置、足継手の種類について再学習する。
教科書p197・203〜206を読み、プラスチック短下肢装具を理解する。
【9】プラスチック短下肢装具(1)講義と質疑応答
資料配付
プラスチック短下肢装具の分類と機能について再学習する。
教科書p203〜206を読み、プラスチック短下肢装具を理解する。
【10】プラスチック短下肢装具(2)講義と質疑応答
資料配付
プラスチック短下肢装具の適応について再学習する。
教科書p195〜196・202〜203・206を読み、長下肢装具を理解する。
【11】長下肢装具(1)講義と質疑応答
資料配付
長下肢装具の基本構造について再学習する。
【12】長下肢装具(2)講義と質疑応答
資料配付
長下肢装具の適応および膝継手について再学習する。
教科書p193・195〜196を読み、股装具を理解する。
【13】股装具講義と質疑応答
資料配付
股装具の構造・適応と股継手について再学習する。
教科書p360〜374を読み、車椅子を理解する。
【14】車椅子(チェックアウト)講義と質疑応答
資料配付
車椅子の種類・基本構造・適応について再学習する。
教科書p383〜390を読み、歩行補助具を理解する。
【15】歩行補助具(T字杖など)講義と質疑応答
資料配付
講義内容全体を復習し、後期試験にむけた学習を行う。
評価方法
平常点(10点)、クイズ(40点)、定期試験(50点)により総合評価する。
教科書
義肢装具学 第4版(医学書院)
参考図書
(1)装具学(中山書店)
(2)装具学 第3版(医歯薬出版)
(3)新編 装具治療マニュアル−疾患別・症状別適応−(医歯薬出版)
(4)義肢装具のチェックポイント(医学書院)
備考
履修に当たって、事前に「運動学:歩行」を復習することが望まれる。