徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    装具学実習

科目番号10024担当教員名田頭 勝之単位1単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次3年
授業概要
前期の装具学に引き続き、各装具の構造や適応などの基礎知識、また疾患別の装具療法を学習する。実習では、装具の採型やチェックアウト技法を習得するとともに、スプリントや短下肢装具の作製を体験する。
到達目標
(1)基本的な装具の構造や適応を説明できる。
(2)各疾患や症状に応じた装具の選択ができる。
(3)装具のチェックアウトができる。
(4)装具の装着法を理解する
(5)装具の製作過程を説明できる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】膝装具講義と質疑応答
資料配付
当日配布した資料の重要箇所を再学習する。
次回の講義範囲(教科書p260〜271)を事前に読み、靴型装具を理解する。
【2】靴型・足装具
実習1:足部の採寸
講義と質疑応答
資料配付
実習:足部の採寸
靴の構造・靴型装具の補正について再学習する。
小テストのテスト対策を行う。
次回の講義範囲(教科書p248〜259)を事前に読み、整形外科的治療装具を理解する。
【3】小テスト(1)
疾患別の装具療法(1)
骨・関節疾患
小テスト
講義と質疑応答
資料配付
整形外科的装具について再学習する。
次回の講義範囲(教科書p260〜271)を事前に読み、靴型装具を理解する。
【4】疾患別の装具療法(2)
スポーツ傷害
講義と質疑応答
資料配付
スポーツ障害の装具、特に膝靱帯損傷に対する装具について再学習する。
次回の講義範囲(教科書p251〜252)を事前に読み、免荷装具を理解する。
【5】免荷装具講義と質疑応答
資料配付
免荷装具について再学習する。
次回の講義範囲(教科書p272〜278)を事前に読み、体幹装具を理解する。
【6】頚部装具・体幹装具講義と質疑応答
資料配付
頸部・体幹装具について再学習する。
次回の講義範囲(教科書p278〜287)を事前に読み、側彎症を理解する。
【7】疾患別の装具療法(3)
側彎症
講義と質疑応答
資料配付
側彎症に対する装具療法を再学習する。
小テストの出題範囲を復習し、受験の準備をする。
【8】小テスト(2)
上肢装具(1)
講義と質疑応答
資料配付
末梢神経損傷の病態と装具について再学習する。
次回の講義範囲(教科書p320〜331)を事前に読み、手の腱断裂を理解する。
【9】上肢装具(2)講義と質疑応答
資料配付
手の外科術後の装具療法について再学習する。
次回の講義範囲(教科書p297〜306)を事前に読み、リウマチの病態を理解する。
【10】疾患別の装具療法(4)
リウマチ
講義と質疑応答
資料配付
リウマチの装具療法について再学習する。
次回の講義範囲(教科書p217〜226・332〜341)を事前に読み、脊髄損傷の病態を理解する。
【11】疾患別の装具療法(5)
脊髄損傷
講義と質疑応答
資料配付
脊髄損傷の上・下肢装具について再学習する。
次回の講義範囲(教科書p227〜235)を事前に読み、ペルテス病・CDHの病態を理解する。
【12】疾患別の装具療法(6)
ペルテス病・先天性股関節脱臼
講義と質疑応答
資料配付
小児の股関節装具について再学習する。
次回の講義範囲(教科書p242〜247)を事前に読み、筋萎縮症の病態を理解する。
【13】疾患別の装具療法(7)
筋ジストロフィー症
講義と質疑応答
資料配付
筋萎縮症の下肢装具について再学習する。
参考図書(1)p144〜145を読み、先天性内反足の病態を理解する。
【14】疾患別の装具療法(8)
先天性内反足
講義と質疑応答
資料配付
先天性内反足の装具療法について再学習する。
次回の講義範囲(教科書p287〜296)を事前に読み、脳性麻痺の病態を理解する。
【15】疾患別の装具療法(9)
脳性麻痺
講義と質疑応答
資料配付
脳性麻痺の装具療法について再学習する。
次回の講義範囲(教科書p375〜382)を事前に読み、座位保持装置を理解する。
【16】座位保持装置講義と質疑応答
資料配付
座位保持装置の種類と構造、姿勢のチェックを再学習する。
【17】実習2〜7のオリエンテーション講義と質疑応答
資料配付
配付資料を熟読し、次回の実習に備える。
【18】実習2:スプリント作製グループ分けして、2〜7の実習を行う。各回の実習をレポートにまとめる。
【19】実習3:スプリント作製グループ分けして、2〜7の実習を行う。各回の実習をレポートにまとめる。
【20】実習4:陰性ギプス採型グループ分けして、2〜7の実習を行う。各回の実習をレポートにまとめる。
【21】実習5:ギプスカッター・ヒートガンの使用法グループ分けして、2〜7の実習を行う。各回の実習をレポートにまとめる。
【22】実習6:下肢装具採寸(投影法)グループ分けして、2〜7の実習を行う。各回の実習をレポートにまとめる。
【23】実習7:下枝装具のチェックアウトグループ分けして、2〜7の実習を行う。実習2〜7をレポートにまとめ、期日までに提出する。
後期の講義内容を復習し、後期試験の準備をする。
評価方法
平常点(10点)、レポート(10点)、クイズ(40点)、定期試験(40点)により総合評価する。
教科書
義肢装具学 第4版(医学書院)
参考図書
(1)装具学(中山書店)
(2)装具学 第3版(医歯薬出版)
(3)新編 装具治療マニュアル−疾患別・症状別適応−(医歯薬出版)
(4)義肢装具のチェックポイント(医学書院)
備考
実習時の服装は、汚れてもいいような服(ジャージ等)を着用して下さい。
実習では教育効果の向上を図るため、必要に応じて補助者1名(理学療法学科 小嶋裕)とともに実施する。