徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    小児理学療法学

科目番号10037担当教員名小嶋 裕単位2単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次3年
授業概要
【授業概要】
(1)脳性麻痺の医学的知識と障害の概念。(2)正常運動発達の理論と実際(新生児期から歩行獲得まで)。(3)発達 検査と運動発達検査。(4)中枢神経系の発達(成熟),姿勢反射(機構)及び運動の発達の関連。(5)姿勢反射検査 法の実際(実技)。(6)脳性麻痺の病型別の臨床症状(異常発達),評価及び理学療法の概念。(7)未熟児に対する 理学療法(NICU を含む)。(8)その他の小児理学療法の概念。
【到達目標】
(1)小児理学療法の概念(概要)を知る。(2)運動発達の理論を知る。(3)具体的な正常運動発達の過程を知る。(4)姿勢反射の分類とその検査法の概要を知る。(5)その上で,脳性麻痺児の障がい像と理学療法の概念を理解する。(6)そして,障がいを持つ子ども達に対する包括的な理解を得る。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】リハビリテーション理念(医学)における「療育」の考え方。脳性麻痺の医学的知識と障害の概念。(1)講義とともに問題提起(提示)に対する質疑応答を含める。視聴覚機器,教材(パワーポイント,VIDEO,DVD)を適   宜に利用。 (2)一部に実技(実習)を入れる。 
【2】SR理論と運動発達理論  
【3】正常な粗大運動・微細運動の発達(1)  
【4】正常な粗大運動・微細運動の発達(2)  
【5】発達検査と運動発達検査  
【6】中枢神経系の発達(階層性)と姿勢反射(機構)  
【7】姿勢反射の発達(分類)  
【8】姿勢反射検査法の実際(具体的で詳細な方法は後期「理学療法実習」で実施)  
【9】脳性麻痺の病型分類  
【10】病型別の臨床症状の概要(1)  
【11】病型別の臨床症状の概要(2)  
【12】病型別の理学療法の概念(1)  
【13】病型別の理学療法の概念(2)  
【14】未熟児に対する理学療法(NICUを含む)の概念  
【15】その他の疾患に対する小児理学療法の概要  
評価方法
(1)平常点(5点),クイズ(小テスト2回,6点),レポート(2回,10点),定期試験(100点)で総合評価する。(2)平常点は欠席1回までは加点。クイズ・レポートは評価の結果,「可」の場合に加点。(3)定期試験は試験の2週 間前に設題集(6〜7題)を提示し,その中から3〜4題程度を出題する。
教科書
(1)「小児理学療法学」細田多穂 監修,田原弘幸・他 編集(南江堂)
(2)「240動画でわかる赤ちゃんの発達地図」木原秀樹 著(MCメディカ出版)
参考図書
(1)教科書の補足と授業内容の把握を容易にするために資料(パワーポイント提示内容)を配布。
(2)参考資料を適宜に紹介。
(3)「こどものリハビリテーション医学」陣内一保 監修,伊藤利之・他 編集(医学書院)
(4)「こどもの理学療法」千住秀明 監修,田原弘幸・他 編集(神陵文庫)
備考
(1)本科目は3年次後期開講の「小児理学療法実習」と関連(連動)しているので,後期に継続した学習が必要である。
(2)本学科には一部実技(実習)が入るが,その内容の詳細は「小児理学療法実習」で実習する。
(3)本科目以外で小児に関わる科目履修は少ないので,将来的に小児関係の医療機関・施設での理学療法に興味がある学   生は参考にして欲しい。