徳島文理大学シラバスシステム

	徳島文理大学	Webシラバスシステム	TOP	戻る
	徳島文理大学短期大学部

【科目名】理学療法研究法　Physical Therapy Research Methodology

科目番号	11652	担当教員名	芥川　知彰	単位	1単位

科目群	専門	必修・選択	必修	開講期	後期	対象年次	3年

授業概要
科学としての理学療法研究の意義を理解し、科学研究の種類、具体的な研究の手順について学習する。
到達目標
①知識（理解）：理学療法研究の意義を理解する。理学療法研究に必要な基礎知識を身につける。 ②態度（関心・意欲）：研究活動に興味を持ち、卒業研究に向けて意欲を高める。 ③技能（表現）：テーマに関する文献収集とその読解ができ、内容をまとめて発表できる。 ④思考・判断：卒業研究のテーマについて自身で考えることができる。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	「オリエンテーション」授業計画、評価方法について説明を行う。「総論」研究とは何か、研究する意義、研究の種類、研究の進め方などについて概略を説明する。	資料、スライドを用いた講義	復習：ノート作成（60分）「研究の概略」
【2】	「研究の倫理」研究における倫理的問題、各種倫理指針、研究者の責務などについて解説する。	資料、スライドを用いた講義	復習：ノート作成（60分）「研究の倫理」
【3】	「研究計画」研究デザインの種類、実施手順などについて解説する。	資料、スライドを用いた講義	復習：ノート作成（60分）「研究計画」
【4】	「評価指標の選択」信頼性と妥当性の観点から代表的な評価指標について解説する。	資料、スライドを用いた講義	復習：ノート作成（60分）「評価指標の信頼性と妥当性」
【5】	「文献の収集・読解」文献収集の方法、研究論文の読み方、文献の活用方法などについて解説する。	資料、スライドを用いた講義	文献収集と読解（60分）文献抄読会に向けた文献の収集と読解
【6】	「研究の進め方①」基礎研究、実験的研究について、役割や目的、知識・技術などを解説する。	資料、スライドを用いた講義	復習：ノート作成（60分）「基礎研究」「実験的研究」
【7】	「研究の進め方②」疫学・調査研究、記述的研究について、目的や方法を解説する。	資料、スライドを用いた講義	復習：ノート作成（60分）「疫学・調査研究」「記述的研究」
【8】	「研究の進め方③」臨床研究の意義と役割、実施と留意点などについて解説する。	資料、スライドを用いた講義	復習：ノート作成（60分）「臨床研究」
【9】	「文献抄読会①」研究論文（邦語）の抄読会を少人数のグループで実施する。	グループディスカッション	復習：ノート作成（60分）「文献抄読会のまとめ」
【10】	「統計手法①」データの型と記述統計、統計学的検定法の概要などを解説する。	資料、スライドを用いた講義	復習：ノート作成（60分）「データの型と記述統計」「統計学的検定法」
【11】	「統計手法②」統計手法の各論として、クロス集計、差の比較、分散分析、相関と回帰などを解説する。	資料、スライドを用いた講義	復習：ノート作成（60分）「統計手法各論」
【12】	「発表の方法」図表の作成方法、発表資料の作成方法、発表と質疑応答の準備などについて解説する。	資料、スライドを用いた講義	復習：ノート作成（60分）「研究発表の方法」
【13】	「研究の実際」研究の実際について、理学療法学に関連する研究論文を紹介しつつ解説する。	資料、スライドを用いた講義	英語論文の翻訳と要約（60分）文献抄読会に向けた英語論文の選択と読解
【14】	「文献抄読会②」研究論文（英語）の抄読会を少人数のグループで実施する。	グループディスカッション	英語論文の翻訳と要約（60分）文献抄読会に向けた資料準備
【15】	「まとめ」講義全体の総括を行い、定期試験の準備について説明する。	資料、スライドを用いた講義	文献抄読レポートの作成（60分）文献抄読会で発表した研究論文のレポートを作成

評価方法
文献抄読レポート（40点）、定期試験（60点）の合計点で評価する。
教科書
「標準理学療法学専門分野理学療法研究法第3版」シリーズ監修：奈良勲　編集：内山靖／島田裕之（医学書院）
参考図書
「理学療法研究の進めかた」森山英樹編（文光堂）

備考

大学で理学療法教育を学ぶということは、研究者としての基盤を身につけた理学療法士になることが社会に求められている。
そのための基礎知識の習得を意識して本科目に臨むこと。

オフィスアワー
月曜　3講時　13:00～14:30（23号館7階　研究室）

担当教員の実務経験
平成17年～平成28年　高知大学医学部附属病院理学療法士