徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    理学療法研究セミナー(鶯 春夫)  Physical Therapy Reseach Seminar

科目番号11694担当教員名鶯 春夫単位2単位
科目群専門必修・選択必修開講期通年 対象年次3年
授業概要
 今後の理学療法士は、患者の疾患や障害を十分理解し、科学性を備えた治療を行うことができる上に、患者の人間性や主体性を尊重し、家族や地域社会を含めて対応することができる専門家を目指すべきと考える。
 前半は痛みに対する治療を中心に、そのエビデンスや治療効果の研究方法、治療の実際などを講義・実技で学ぶこととする。後半は地域理学療法のうち、介護予防事業や健康増進事業を中心に、理学療法士の活動内容やその効果検証などを講義・実技で学ぶこととする。また、希望する学生には地域での実践活動に同行させ、実際に体験する機会を与えたい。
到達目標
知識:徒手療法と地域活動の基本的知識を獲得し、科学性の確立と病気ではなく人間を診るという一見相反する知識が理学療法士には必要なことを学ぶ。
態度:科学性の確立と病気ではなく人間を診るという一見相反する両面を共に高めていくことができる視点や姿勢を身につける。
技能:徒手療法と地域活動を実践するための基本的技能を獲得する。
思考・判断:徒手療法と地域活動を適切に実践するための思考・判断ができるようになる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】オリエンテーション、シラバスの説明、授業スケジュールの説明
「徒手療法について(総論)」
・講義(資料配布)
・質疑応答
予習:図書館の文献等で「徒手療法」について調べる(30分)
復習:復習ノートの作成(60分)
【2】「徒手療法のエビデンスと研究方法」・講義(資料配布)
・質疑応答
予習:インターネットや図書館で「徒手療法に関する研究文献」について調べる(30分)
復習:復習ノートの作成(60分)
【3】「徒手療法に関する研究の文献検索」
【提出物】徒手療法に関する研究文献のレポート
・講義(資料配布)
・質疑応答
予習:再度、インターネットや図書館で「徒手療法に関する研究文献」について調べ、レポートにまとめて提出する(30分)
復習:復習ノートの作成(60分)
【4】「関節運動学の基礎知識」・講義(資料配布)
・質疑応答
予習:図書館の文献等で「関節運動学」について調べる(30分)
復習:復習ノートの作成(60分)
【5】「関節の触診と治療Ⅰ(関節モビライゼーション:肩関節,肘関節)」・講義(資料配布)
・演習(触診と関節モビラィゼーション)
・質疑応答
予習:図書館の文献等で「関節モビライゼーション」について調べる(30分)
復習:復習ノートの作成、小グループで触診や治療内容を実践しながら復習する(60分)
【6】「関節の触診と治療Ⅱ(関節モビライゼーション:手関節,手指関節)」・講義(資料配布)
・演習(触診と関節モビラィゼーション)
・質疑応答
予習:配布資料を熟読する、対象関節の触診を練習する(30分)
復習:復習ノートの作成、小グループで触診や治療内容を実践しながら復習する(60分)
【7】「関節の触診と治療Ⅲ(関節モビライゼーション:股関節,膝関節)」・講義(資料配布)
・演習(触診と関節モビラィゼーション)
・質疑応答
予習:配布資料を熟読する、対象関節の触診を練習する(30分)
復習:復習ノートの作成、小グループで触診や治療内容を実践しながら復習する(60分)
【8】「関節の触診と治療Ⅳ(関節モビライゼーション:足関節,体幹関節)」・講義(資料配布)
・演習(触診と関節モビラィゼーション)
・質疑応答
予習:配布資料を熟読する、対象関節の触診を練習する(30分)
復習:復習ノートの作成、小グループで触診や治療内容を実践しながら復習する(60分)
【9】「関節の触診と治療Ⅴ(関節モビライゼーション:まとめ)」・講義(資料配布)
・演習(触診と関節モビラィゼーション)
・質疑応答
予習:配布資料を熟読する、対象関節の触診を練習する(30分)
復習:復習ノートの作成、小グループで触診や治療内容を実践しながら復習する(60分)
【10】「筋肉の触診と治療Ⅰ(マイオセラピー)」・講義(資料配布)
・演習(触診とマイオセラピー)
・質疑応答
予習:図書館の文献等で「マイオセラピー」について調べる(30分)
復習:復習ノートの作成、小グループで触診や治療内容を実践しながら復習する(60分)
【11】「筋肉の触診と治療Ⅱ(DNIC)」・講義(資料配布)
・演習(触診とDNIC)
・質疑応答
予習:図書館の文献等で「DNIC」について調べる(30分)
復習:復習ノートの作成、小グループで触診や治療内容を実践しながら復習する(60分)
【12】「軟部組織の触診と治療Ⅰ(軟部組織モビライゼーション)」・講義(資料配布)
・演習(触診と軟部組織モビライゼーション)
・質疑応答
予習:図書館の文献等で「軟部組織モビライゼーション」について調べる(30分)
復習:復習ノートの作成、小グループで触診や治療内容を実践しながら復習する(60分)
【13】「軟部組織の触診と治療Ⅱ(CPJ)」・講義(資料配布)
・演習(触診とCPJ)
・質疑応答
予習:配布資料を熟読する、軟部組織の触診を練習する(30分)
復習:復習ノートの作成、小グループで触診や治療内容を実践しながら復習する(60分)
【14】「軟部組織の触診と治療Ⅲ(CPJ)」・講義(資料配布)
・演習(触診とCPJ)
・質疑応答
予習:配布資料を熟読する、軟部組織の触診を練習する(30分)
復習:復習ノートの作成、小グループで触診や治療内容を実践しながら復習する(60分)
【15】「病院での実践見学(徒手療法)」・見学
・質疑応答
予習:徒手療法についての資料等を熟読する(30分)
復習:復習ノートの作成、小グループで触診や治療内容を実践しながら復習する(60分)
【16】「地域理学療法について(総論)」・講義(資料配布)
・質疑応答
予習:図書館の文献等で「地域理学療法」について調べる(30分)
復習:復習ノートの作成(60分)
【17】「介護予防事業および健康増進事業における理学療法士の関わりとそのエビデンス」・講義(資料配布)
・質疑応答
予習:図書館の文献等で「介護予防事業および健康増進事業」について調べる(30分)
復習:復習ノートの作成(60分)
【18】「介護予防事業および健康増進事業で行う評価方法」・講義(資料配布)
・質疑応答
予習:図書館の文献等で「介護予防事業および健康増進事業の評価方法」について調べる(30分)
復習:復習ノートの作成(60分)
【19】「評価の実際Ⅰ(身体機能評価)」・講義(資料配布)
・演習(身体機能評価)
・質疑応答
予習:図書館の文献等で「介護予防事業および健康増進事業における身体機能評価」について調べる(30分)
復習:復習ノートの作成、小グループで実践しながら復習する(60分)
【20】「評価の実際Ⅱ(知的・精神的評価)」・講義(資料配布)
・演習(知的・精神的評価)
・質疑応答
予習:図書館の文献等で「介護予防事業および健康増進事業における知的・精神的評価」について調べる(30分)
復習:復習ノートの作成、小グループで実践しながら復習する(60分)
【21】「評価の実際Ⅲ(質問紙法など)」・講義(資料配布)
・演習(質問紙法など)
・質疑応答
予習:図書館の文献等で「介護予防事業および健康増進事業における質問紙法など」について調べる(30分)
復習:復習ノートの作成、小グループで実践しながら復習する(60分)
【22】「介護予防事業および健康増進事業での実践活動Ⅰ(運動指導)」・講義(資料配布)
・演習(運動指導)
・質疑応答
予習:配布資料を熟読する、運動指導を練習する(30分)
復習:復習ノートの作成、小グループで実践しながら復習する(60分)
【23】「介護予防事業および健康増進事業での実践活動Ⅱ(運動指導)」・講義(資料配布)
・演習(運動指導)
・質疑応答
予習:配布資料を熟読する、運動指導を練習する(30分)
復習:復習ノートの作成、小グループで実践しながら復習する(60分)
【24】「介護予防事業および健康増進事業での実践活動Ⅲ(ADL指導)」・講義(資料配布)
・演習(ADL指導)
・質疑応答
予習:配布資料を熟読する、ADL指導を練習する(30分)
復習:復習ノートの作成、小グループで実践しながら復習する(60分)
【25】「地域での実践(体力評価)」・演習(体力評価)
・質疑応答
予習:配布資料を熟読する、体力評価を練習する(30分)
復習:復習ノートの作成、小グループで実践しながら復習する(60分)
【26】「地域での実践(運動指導)」・演習(運動指導)
・質疑応答
予習:配布資料を熟読する、運動指導を練習する(30分)
復習:復習ノートの作成、小グループで実践しながら復習する(60分)
【27】「介護予防事業および健康増進事業に関する研究の文献検索」
【提出物】介護予防事業および健康増進事業に関する研究文献のレポート
・講義(資料配布)
・質疑応答
予習:インターネットや図書館で「介護予防事業および健康増進事業に関する研究文献」について調べ、レポートにまとめて提出する(30分)
復習:復習ノートの作成(60分)
【28】「卒業研究テーマ」
【提出物】卒業研究テーマに関する発表資料
・卒業研究テーマについてのプレゼンテーション予習:現時点における卒業研究テーマを決め、その内容などをパワーポイント6枚以内にまとめて発表する準備を行う(30分)
復習:発表後のディスカッションを参考に修正する(60分)
【29】「卒業研究計画」
【提出物】卒業研究計画に関する発表資料
・卒業研究計画についてのプレゼンテーション予習:現時点における卒業研究計画を定め、その内容などをパワーポイント6枚以内にまとめて発表する準備を行う(30分)
復習:発表後のディスカッションを参考に修正する(60分)
【30】「卒業研究についてのまとめ」
【提出物】卒業研究計画書
・卒業研究についての打ち合わせ予習:卒業研究計画について十分検討を行う(30分)
復習:打ち合わせ内容を参考に修正する(60分)
評価方法
平常点(40%)、提出物等の課題(60%)を基にして総合評価を行う。
提出物等の課題については模範解答を学科掲示板に掲示する他、必要に応じて補講によりフィードバックを行う。
教科書
授業に必要な資料は教員が適宜配布する。また、他の授業(基礎運動療法学、地域理学療法学、地域理学療法学演習など)で購入した教科書を必要に応じ用いる。
参考図書
授業の中で、その都度紹介する。
備考
オフィスアワー:金曜日 14時50分~18時00分(場所:研究室)
科目ナンバー:DDPT015S
クラスコード:szzyyvt
実務経験:昭和61年4月~昭和62年3月 高田整形外科病院,昭和62年4月~平成22年3月 橋本病院,計24年