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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 11807 | 担当教員名 | 溝口 隆一 | 単位 | 1単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 2年 |
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授業概要 |
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科学技術の進歩により、生物の運命として受容しなければならなかった生死の領域に、かなりの程度人間が意志的に関与できるようになった。しかし、「できる」からといって「やっていい」わけではなく、そこには生に対する知的な議論・判断が介入する。それが生命倫理である。本講義では、生命倫理の基本的な話題を哲学的な観点から解説する。一部アクティヴラーニングを導入し、学生に各種の作業をしてもらう。 |
到達目標 |
生命倫理の基本的な話題を理解し、さらに、その話題の背景にある科学文明の倫理学的・哲学的困難を理解したうえで、そうした話題について、学生それぞれの意見を形成する。 項目別には、以下のことができるようになることが目標である。 知識(理解):生命倫理の基本的な概念、代表的な事例を知る。 態度(関心・意欲):生命倫理に関する諸現象に関心をもち、その歴史や概念を知ろうとする。 技能(表現):問題当事者の立場・感情に配慮しつつ、自分の考えを表現する。 思考・判断:正確な理解を目指して考え、広い視野から当事者性を失わないで判断を下す。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 倫理学における生命倫理の位置づけ | 講義(一斉講義)(70分程度)、テキストと配布資料と自筆ノートを用いた授業のふりかえり作業(20分程度)。 | 準備学習: 1. 参考文献『ニーチェ+』の232ページからはじまる「はじめまして」を読む。2. 館長推薦図書の任意の箇所を選び(複数可)、累計60分読む。(図書館の参考図書コーナーと館長推薦図書のコーナーにあります)。(90分) 事後学習: 1. 講義中の作業の残りを終えておく。2. 図書館で原典確認レポートを書く(詳細は初回授業のときに説明する)。3. その他授業中に指示する課題を行う(主に読書課題かEラーニング)。(90分) |
【2】 | 「生命倫理」とはなにか? | 講義(一斉講義)(70分程度)、テキストと配布資料と自筆ノートを用いた授業のふりかえり作業(20分程度)。 | 準備学習: 1. テキスト『ニーチェe』の指示箇所を読む。2. 前回の授業で指示した文献を読む。3. 参考図書、教員推薦図書の任意の箇所を読む。(90分) 事後学習: 1. 講義中の作業の残りを終えておく。2. 図書館で原典確認レポートを書く。3. その他授業中に指示する課題を行う。(90分) |
【3】 | テーマ別学習: 脳死 | 講義(一斉講義)(70分程度)、テキストと配布資料と自筆ノートを用いた授業のふりかえり作業(20分程度)。 | 準備学習: 1. テキスト『ニーチェe』の指示箇所を読む。2. 前回の授業で指示した文献を読む。3. 参考図書、教員推薦図書の任意の箇所を読む。(90分) 事後学習: 1. 講義中の作業の残りを終えておく。2. 図書館で原典確認レポートを書く。3. その他授業中に指示する課題を行う。(90分) |
【4】 | テーマ別学習: 臓器提供 | 講義(一斉講義)(70分程度)、テキストと配布資料と自筆ノートを用いた授業のふりかえり作業(20分程度)。 | 準備学習: 1. テキスト『ニーチェe』の指示箇所を読む。2. 前回の授業で指示した文献を読む。3. 参考図書、教員推薦図書の任意の箇所を読む。(90分) 事後学習: 1. 講義中の作業の残りを終えておく。2. 図書館で原典確認レポートを書く。3. その他授業中に指示する課題を行う。(90分) |
【5】 | テーマ別学習: 尊厳死 | 講義(一斉講義)(70分程度)、テキストと配布資料と自筆ノートを用いた授業のふりかえり作業(20分程度)。 | 準備学習: 1. テキスト『ニーチェe』の指示箇所を読む。2. 前回の授業で指示した文献を読む。3. 参考図書、教員推薦図書の任意の箇所を読む。(90分) 事後学習: 1. 講義中の作業の残りを終えておく。2. 図書館で原典確認レポートを書く。3. その他授業中に指示する課題を行う。(90分) |
【6】 | テーマ別学習: パーソン論 | 講義(一斉講義)(70分程度)、テキストと配布資料と自筆ノートを用いた授業のふりかえり作業(20分程度)。 | 準備学習: 1. テキスト『ニーチェe』の指示箇所を読む。2. 前回の授業で指示した文献を読む。3. 参考図書、教員推薦図書の任意の箇所を読む。(90分) 事後学習: 1. 講義中の作業の残りを終えておく。2. 図書館で原典確認レポートを書く。3. その他授業中に指示する課題を行う。(90分) |
【7】 | 人の「生」とはなにか? | 本日の作業の説明(10分程度)、テキストと配布資料と自筆ノートを用いたこれまでのまとめ作業(80分程度)。 | ここまでのまとめ作業(中テストやレポート)。 |
評価方法 |
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まとめ作業の成果(80%)、準備学習・事後学修の成果(20%)で判断します。 |
教科書 |
溝口隆一『ニーチェe』(ふくろう出版)。 |
参考図書 |
参考図書: 高等学校「倫理」の教科書。 教員推薦図書: 『島田雅彦芥川賞落選作全集 (上)』(河出書房新社)。『島田雅彦芥川賞落選作全集 (下)』(河出書房新社)。 |
備考 |
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1. 倫理学全般については、「倫理学B」の内容を踏まえている。 2. 講義時間の都合で、重要事項のすべてを網羅することはできない。その意味では、生命倫理の導入的位置づけの授業である。 3. 担当者は人間福祉学科所属であり、研究室は25号館10階にあります。オフィスアワーは水4の予定です。実務経験はありません。非常に珍しい100%哲学専門の研究者です。 4. グーグルのクラスルームのクラスコードは、vlmdots です。 |