徳島文理大学

Webシラバスシステム

 TOP 戻る
徳島文理大学短期大学部

【科目名】    理学療法研究セミナー (Physical Therapy Research Seminar)

科目番号11920担当教員名赤澤　直紀単位2単位
科目群専門必修・選択必修開講期通年 対象年次3
授業概要
＜テーマ＞高齢期における骨格筋の筋量減少と筋内脂肪量の増大に対する理学療法評価および理学療法介入の探求
加齢に伴う筋量の減少と筋力または身体機能の低下はサルコペニアと定義され、高齢期における重大な問題として認識されている。また近年では、筋量の減少だけでなく、筋内脂肪量が増大することも確認され、それらは転倒、骨折および能力障害の発生に繋がることが報告されている。
世界的に類をみないスピードで高齢化が進む我が国にとって、これら高齢期における筋量の減少や筋内脂肪量の増大へ対策を講ずることは急務である。またその中で、理学療法士は非常に重要な役割を果たすこととなる。本セミナーの目的は、高齢期における筋量の減少と筋内脂肪量の増大に対する理学療法評価および理学療法介入を学習し、それら学習の過程において、研究方法論を学ぶことである。
到達目標
�｜亮院Ч睥雋�における骨格筋の筋量減少と筋内脂肪量の増大に対する理学療法評価および理学療法介入について理解することができる。
��態度：研究の重要性を理解した上で学習に取り組むことができる。
�５伺宗�適切な文献収集、またそれら文献の批判的吟味ができる。文献レビューから適切な研究疑問の設定、研究計画の立案ができる。研究目的と評価値の特性に合った統計学的解析が行える。効果的なプレゼンテーションができる。
�せ弭諭θ獣如ЦΦ罎良�要性を論理的に説明した上で、研究計画が立案できる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】本セミナーの目的とスケジュールの説明講義予習：興味のある研究論文（3〜5編）の要旨を読んでおく（60分）
復習：本講義内容を復習する（60分）
【2】科学的根拠に基づく理学療法について講義と質疑応答予習：興味のある研究論文間における方法の違いを理解する（60分）
復習：本講義内容を復習する（60分）
【3】研究デザインと科学的根拠について講義と質疑応答予習：研究デザインについて予習をする（60分）
復習：本講義内容を復習する（60分）
【4】臨床疑問と研究デザインについて講義と質疑応答予習：興味のある論文間における研究デザインの違いを理解する（60分）
復習：本講義内容を復習する（60分）
【5】文献収集について講義と演習予習：収集した論文の引用文献欄を確認する（60分）
復習：本講義内容を復習する（60分）
【6】文献の批判的吟味と研究疑問について講義と質疑応答予習：収集した論文に対する素朴な疑問を列挙する（60分）
復習：本講義内容を復習する（60分）
【7】研究実施に関する倫理について講義と質疑応答予習：収集した論文における倫理的配慮を確認する（60分）
復習：本講義内容を復習する（60分）
【8】高齢期における骨格筋量の減少と筋内脂肪量の増大について講義と質疑応答予習：サルコペニアに関連する情報を収集する（60分）
復習：本講義内容を復習する（60分）
【9】骨格筋量の減少と筋内脂肪量の増大に関連する理学療法評価について講義と質疑応答予習：筋内脂肪量に関連する情報を収集する（60分）
復習：本講義内容を復習する（60分）
【10】文献収集と文献抄読��講義と文献抄読予習：サルコペニアと筋内脂肪量に関する論文を収集する（60分）
復習：本講義内容を復習する（60分）
【11】文献収集と文献抄読��講義と文献抄読予習：サルコペニアと筋内脂肪量に関する論文を収集する（60分）
復習：本講義内容を復習する（60分）
【12】文献収集と文献抄読��講義と文献抄読予習：サルコペニアと筋内脂肪量に関する論文を収集する（60分）
復習：本講義内容を復習する（60分）
【13】文献の批判的吟味の実際��講義と演習予習：収集したサルコペニアと筋内脂肪量に関連する論文に対して、いくつかの疑問を列挙する（60分）
復習：本講義内容を復習する（60分）
【14】文献の批判的吟味の実際��講義と演習予習：収集した論文の方法論について吟味する（60分）
復習：本講義内容を復習する（60分）
【15】文献の批判的吟味の実際��講義と演習予習：収集した論文の方法論について吟味する（60分）
復習：本講義内容を復習する（60分）
【16】研究疑問の設定��講義と質疑応答予習：収集した論文について、研究目的の設定に至った経緯に関する記述を熟読する（60分）
復習：本講義内容を復習する（60分）
【17】研究疑問の設定��講義と質疑応答予習：収集した論文について、研究目的の設定に至った経緯に関する記述を熟読する（60分）
復習：本講義内容を復習する（60分）
【18】研究疑問の設定��講義と質疑応答予習：収集した論文について、研究目的の設定に至った経緯に関する記述を熟読する（60分）
復習：本講義内容を復習する（60分）
【19】卒業研究計画の立案（テ―マの設定）��講義と質疑応答予習：先行研究において、何が明らかとなっていて、何が明らかとなっていないかを整理する（60分）
復習：本講義内容を復習する（60分）
【20】卒業研究計画の立案（テ―マの設定）��講義と質疑応答予習：先行研究において、何が明らかとなっていて、何が明らかとなっていないかを整理する（60分）
復習：本講義内容を復習する（60分）
【21】卒業研究計画の立案（テ―マの設定）��講義と質疑応答予習：今後、明らかにしなければならない事を考える（60分）
復習：本講義内容を復習する（60分）
【22】卒業研究計画の立案（評価項目の選定）��講義と質疑応答予習：研究疑問の解決に対して、妥当な評価項目を考える（60分）
復習：本講義内容を復習する（60分）
【23】卒業研究計画の立案（評価項目の選定）��講義と質疑応答予習：研究疑問の解決に対して、妥当な評価項目を考える（60分）
復習：本講義内容を復習する（60分）
【24】卒業研究計画の立案（サンプルサイズと統計学的パワーの算出）講義と質疑応答予習：先行研究において、サンプルサイズの推定に関する記述を確認する（60分）
復習：本講義内容を復習する（60分）
【25】卒業研究計画の立案（統計学的検定の選択）講義と演習予習：先行研究において、統計学的検定に関する記述を確認する（60分）
復習：本講義内容を復習する（60分）
【26】卒業研究計画の立案（予想される結果）講義と質疑応答予習：先行研究において、仮説設定に関する記述を確認する（60分）
復習：本講義内容を復習する（60分）
【27】卒業研究計画の立案（倫理的配慮）講義と質疑応答予習：先行研究において、対象者に対する説明と同意、またデータの管理に関する記述を確認する（60分）
復習：本講義内容を復習する（60分）
【28】卒業研究計画の発表��発表と質疑応答予習：パワーポイントスライドを準備する（60分）
復習：発表内容を整理する（60分）
【29】卒業研究計画の発表��発表と質疑応答予習：パワーポイントスライドを準備する（60分）
復習：発表内容を整理する（60分）
【30】まとめ講義と質疑応答卒業研究計画書を作成する（60分）
評価方法
平常点（15％）、レポート内容（15％）、最終試験（70％）から成績を評価する
教科書
配布資料
参考図書
理学療法研究の進めかた（森山英樹：文光堂）、医療系研究論文の読み方・まとめ方（対馬栄輝：東京図書）、理学療法診療ガイドライン第1版（身体的虚弱：高齢者）、SPSSで学ぶ医療系データ解析(対馬栄輝：東京図書）
備考
本セミナーでは、文献収集、文献の批判的吟味、研究疑問と評価項目の設定、統計学解析、倫理的配慮、研究計画の立案などといった理学療法学研究の実施に必要な広範な過程を学習します。したがって、受動的ではなく、積極的に課題に取り組む姿勢が必要となります。
オフィスアワー：火曜日, 10:40〜12:10, 23号館7階赤澤研究室
実務経験（赤澤直紀｜平成13年〜平成28年：河西田村病院理学療法士）【クラスコード：62gfbrh】