徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    生理学実習 (Physiology Practicum)

科目番号11952担当教員名笹山 明美単位1単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次2年
授業概要
人体生理学、神経および感覚生理学の範囲にわたって、9の実習項目を挙げている。実習は概ね16人・4グループに分かれ、授業計画に示している各実習項目の学習を進めていくが、実習項目のローテンションを行うため、下記の順序は、グループごとに異なる。被験者および験者を経験し、一部は病院の検査(心電図、肺容量、血圧等)を想定した実習を行う。
到達目標
①知識:生理学講義で学習した人体に関する知識や理論について、生体の生理機能を測定することによって、個体の生命活動の基礎である生体反応や応答、及びそれらのメカニズムと機能的統合性を理解出来、健康と障害いついて深く理解できる。
②態度:実習においては、将来の病院での業務を想定し、予習により強い関心と意欲を持って各項目に取り組む。被験者を思いやる思考や判断を身につけることが出来るようになる。
③技能:実習で得られたデータの解析、考察ができる、効果的なプレゼンテーションができるようになる。
④思考・判断:実習で得られたデータの解析と考察を通して、「根拠に基づく理学療法の思考」にも通じる実験科学における考え方を理解出来るようになる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】はじめに(生理学実習書に基づいて、授業紹介を行う)講義、実習書配布シラバスを読み、実習項目の概略を予習してくること(30分)。
【2】体格指数:BMIを用い、体組成および肥満、栄養状態について理解する。講義、実習体格指数について予習を行う(30分)。本実習をまとめ、レポートを作成する(60分)。
【3】聴診:聴診器を用い、胸部、腹部の聴診を習得する。講義、実習聴診について予習を行う(30分)。本実習をまとめ、レポートを作成する(60分)。
【4】体組成1:生体電気インピーダンス装置を用い、体成分、骨格筋量、脂肪量を記録し、体組成を理解する。実習、各班内で役割を決め、実習書に沿って実習を進める。体組成ついて予習を行う(30分)。本実習のまとめを行う(60分)。
【5】体組成2:生体電気インピーダンス装置を用い、体成分、骨格筋量、脂肪量を記録し、体組成を理解する。実習、各班内で役割を決め、実習書に沿って実習を進める。体組成ついて予習を行う(30分)。本実習のまとめを行う(60分)。
【6】筋組成1:超音波画像診断装置を用い、大腿部の筋厚、筋輝度を記録し、筋組成を理解する。実習、各班内で役割を決め、実習書に沿って実習を進める筋組成ついて予習を行う(30分)。本実習のまとめを行う(60分)。
【7】筋組成2:超音波画像診断装置を用い、大腿部の筋厚、筋輝度を記録し、筋組成を理解する。実習、各班内で役割を決め、実習書に沿って実習を進める筋組成ついて予習を行う(30分)。本実習のまとめを行う(60分)。
【8】血圧1:間接法による血圧測定を習得し、血圧測定についての意義について考える。実習、各班内で役割を決め、実習書に沿って実習を進める血圧の測定方法、血圧が変動する要因などについて予習を行う(30分)。本実習のまとめを行う(60分)。
【9】血圧2:間接法による血圧測定を習得し、血圧測定についての意義について考える。実習、各班内で役割を決め、実習書に沿って実習を進める血圧の測定方法、血圧が変動する要因などについて予習を行う(30分)。本実習のまとめを行う(60分)。
【10】筋電図1:種々の条件下、表面電極により筋電図を記録し、骨格筋の神経支配のしくみを追及する。実習、各班内で役割を決め、実習書に沿って実習を進める筋電図や骨格筋の神経支配について予習をする、また等張性運動、等尺性運動とは何かを調べる(30分)。本実習のまとめを行う(60分)。
【11】筋電図2:種々の条件下、表面電極により筋電図を記録し、骨格筋の神経支配のしくみを追及する実習、各班内で役割を決め、実習書に沿って実習を進める筋電図や骨格筋の神経支配について予習をする、また等張性運動、等尺性運動とは何かを調べる(30分)。本実習のまとめを行う(60分)。
【12】前半のまとめ、発表(討論を含む)1:前半の実習から各グループ1題づつ選択し、目的、実験方法、結果、考察の流れで、発表を行う。実習(プレゼンテーション)自分の属するグループが担当する実習項目について簡潔にまとめ、制限時間内に発表できるように準備してくる。また質問にも答えることが出来るように多方面の知識を学習しておく(60分)。
【13】前半のまとめ、発表(討論を含む)2:前半の実習から各グループ1題づつ選択し、目的、実験方法、結果、考察の流れで、発表を行う。実習(プレゼンテーション)自分の属するグループが担当する実習項目について簡潔にまとめ、制限時間内に発表できるように準備してくる。また質問にも答えることが出来るように多方面の知識を学習しておく(60分)。
【14】随意運動の反応時間1:光や音刺激に対する反応時間を測定し、神経インパルスの伝導速度、脳における反応時間、骨格筋の収縮時間について考察する。実習、各班内で役割を決め、実習書に沿って実習を進める神経インパルスの伝導速度、脳における反応時間、骨格筋の収縮時間について予習をしておく(30分)。本実習のまとめを行う(60分)。
【15】随意運動の反応時間2:光や音刺激に対する反応時間を測定し、神経インパルスの伝導速度、脳における反応時間、骨格筋の収縮時間について考察する。実習、各班内で役割を決め、実習書に沿って実習を進める神経インパルスの伝導速度、脳における反応時間、骨格筋の収縮時間について予習をしておく(30分)。本実習のまとめを行う(60分)。
【16】心電図1:心電図を6誘導で記録し、心臓における活動電位の伝わり方を理解する。運動を行うことにより、その波形への影響を測定・検討する。実習、各班内で役割を決め、実習書に沿って実習を進める心電図の測定方法、波形の変化や心電図から発見出来る疾患等について実習書などで予習をしておく(30分)。本実習のまとめを行う(60分)。
【17】心電図2:心電図を6誘導で記録し、心臓における活動電位の伝わり方を理解する。運動を行うことにより、その波形への影響を測定・検討する。実習、各班内で役割を決め、実習書に沿って実習を進める心電図の測定方法、波形の変化や心電図から発見出来る疾患等について実習書などで予習をしておく(30分)。本実習のまとめを行う(60分)。
【18】皮膚感覚1:身体の皮膚表面には、触覚、圧覚を感知する触―圧点、痛みを感知する痛点がある。これらの分布の部位による差、刺激閾値の違い、個人差さらにこれらに影響を及ぼす各種条件などを検討する。実習、各班内で役割を決め、実習書に沿って実習を進める皮膚の触・圧受容器にはどのようなものがあるのか、予習しておく(30分)。本実習のまとめを行う(60分)。
【19】皮膚感覚2:身体の皮膚表面には、触覚、圧覚を感知する触―圧点、痛みを感知する痛点がある。これらの分布の部位による差、刺激閾値の違い、個人差さらにこれらに影響を及ぼす各種条件などを検討する。実習、各班内で役割を決め、実習書に沿って実習を進める皮膚の触・圧受容器にはどのようなものがあるのか、予習しておく(30分)。本実習のまとめを行う(60分)。
【20】呼吸機能1:スパイロメーターを用いて呼吸機能の測定を用い、肺気量分画の測定および肺機能検査の基本を理解する。また各自の止息時間、呼吸数を計測する。実習、各班内で役割を決め、実習書に沿って実習を進める呼吸機能の測定方法、排気量の各分画の意義について予習をしておく(30分)。本実習のまとめを行う(60分)。
【21】呼吸機能2:スパイロメーターを用いて呼吸機能の測定を用い、肺気量分画の測定および肺機能検査の基本を理解する。また各自の止息時間、呼吸数を計測する。実習、各班内で役割を決め、実習書に沿って実習を進める呼吸機能の測定方法、排気量の各分画の意義について予習をしておく(30分)。本実習のまとめを行う(60分)。
【22】後半のまとめ、発表(討論を含む)1:後半の実習から各グループ1題づつ選択し、目的、実験方法、結果、考察の流れで、発表を行う。実習(プレゼンテーション)自分の属するグループが担当する実習項目について簡潔にまとめ、制限時間内に発表できるように準備してくる。また質問にも答えることが出来るように多方面の知識を学習しておく(60分)。
【23】後半のまとめ、発表(討論を含む)2:後半の実習から各グループ1題づつ選択し、目的、実験方法、結果、考察の流れで、発表を行う。実習(プレゼンテーション)自分の属するグループが担当する実習項目について簡潔にまとめ、制限時間内に発表できるように準備してくる。また質問にも答えることが出来るように多方面の知識を学習しておく(60分)。
評価方法
レポート(20%)、プレゼンテーション(前半40%、後半40%)を総合的に評価する。
教科書
生理学実習書
参考図書
生理学実習NAVI(医歯薬出版)、生理学実習ノート(南江堂)、人体生理学の基礎(医学出版社)
備考
生理学実習は後藤強、廣瀬良平とともに実施する。
オフィスアワー:木曜日13:00~14:30(日岡研究室)
実務経験:医療法人新松田会愛宕病院リハビリテーション科理学療法士(2005年3月~2007年3月)、医療法人徳寿会鴨島病院リハビリテーション部理学療法士(2007年4月~2012年8月)
【クラスコード:nc7ohlp】