徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    運動生理学 Exercise Physiology

科目番号12033担当教員名柳澤 幸夫単位2単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次2年
授業概要
身体活動・運動・スポーツ実施時の一過性の生体反応や、継続的なトレーニングによって身体機能がどのように適応
するか、また体力と発育・発達と老化の関係について理解する。 理学療法の中核である運動療法は、運動生理学の応用的学問であり、運動時における生体の生理機能の変化や運動処方の実際など、理学療法の実践との相互関係について理解を深めることを目的とする。
到達目標
(知識)運動時の筋・神経・呼吸・循環。代謝系などの生理学的な機能および働きを理解できる
(態度)運動の生理学的反応の重要性を認識した上で、学習に取り組む
(技能)生体の運動における生理学的反応を予測できる
(思考・判断)安全管理にも配慮し、生体反応を正しく理解できる
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】一般的な運動の発現する仕組みを理解する。(運動生理学:講義;柳澤)講義(配布資料、スライド資料)予習:身体運動の反応を予習しておく(30分)
復習:運動の発現する仕組みをについて復習する(1時間)
【2】随意運動と不随意運動の違いを理解する。伝導路の違いを理解する。 (運動生理学:講義;柳澤)講義(配布資料、スライド資料)予習:随意運動と不随意運動を事前に調べておく(30分)
復習:随意運動と不随意運動について復習する(1時間)
【3】 筋線維の種類と収縮特性、代謝特性を理解する。 (運動生理学:講義;柳澤)講義(配布資料、スライド資料)予習:筋線維の種類を簡単にまとめる(30分)
復習:筋線維の種類と収縮特性、代謝特性について復習する(1時間)
【4】 筋収縮のエネルギー供給機構を理解する。ATPの産生や供給システムについて理解する。 (運動生理学:講義;柳澤)講義(配布資料、スライド資料)予習:筋収縮のエネルギー供給機構の基礎的知識を予習(30分)
復習:ATPの産生や供給システムを復習する(1時間)
【5】 筋の収縮様式と筋力との関係を理解する。等張性収縮や等尺性収縮などの筋の収縮様式やその特徴を理解する。(運動生理学:講義;柳澤)講義(配布資料、スライド資料)予習:筋の収縮様式を事前に調べる(30分)
復習:等張性収縮や等尺性収縮について復習する(1時間)
【6】トレーニングによる筋力の変化(筋肥大など)について理解する。(運動生理学:講義;柳澤)講義(配布資料、スライド資料)予習:筋肥大を事前に調べておく(30分)
復習:トレーニングによる筋力の変化をまとめる(1時間)
【7】運動と呼吸・循環などの基礎的な役割を復習し、運動に伴う肺と心臓の働きやトレーニングによる呼吸および循環機能の変化について理解する。(運動生理学:講義;柳澤)講義(配布資料、スライド資料)予習:運動中の呼吸・循環反応について事前に調べる(30分)
復習:運動と呼吸・循環などの基礎的な役割をまとめる(1時間)
【8】最大酸素摂取量、無酸素性作業閾値を理解する。(運動生理学:講義;柳澤)講義(配布資料、スライド資料)予習:無酸素性作業閾値ついて事前に調べる(30分)
復習:最大酸素摂取量、無酸素性作業閾値をまとめる(1時間)
【9】運動に対する体液の果たす役割を理解する。脂肪と除脂肪、体脂肪量の評価など肥満の判定や運動との関連について理解する。(運動生理学:講義;柳澤)講義(配布資料、スライド資料)予習:身体の体液を事前に調べる(30分)
復習:体液の果たす役割をまとめる(1時間)
【10】体力、基本的動作の発達について理解する。 (運動生理学:講義;柳澤)講義(配布資料、スライド資料)予習:高齢者の体力の特徴について調べる(30分)
復習:体力、基本的動作の発達について復習する(1時間)
【11】年代別の発育発達および老化の過程、機能変化を理解する。加齢と体力の関係について理解する。サルコペニア、フレイルについて理解する。 (運動生理学:講義;柳澤)講義+実技、グループワーク予習:サルコペニア、フレイルを予習(30分)
復習:加齢と体力の関係をまとめる(1時間)
【12】体力に影響を及ぼす要因を、先天的要因と後天的要因から理解する。身体活動に関与するホルモンの種類やその作用、メカニズムなどについて理解する。(運動生理学:講義;柳澤)講義+実技、グループワーク予習:ホルモンの種類を事前に調べておく(30分)
復習:ホルモンの種類やその作用、メカニズムをまとめる(1時間)
【13】糖尿病やメタボリック・シンドロームなどの生活習慣病の実態とその特徴などについて学び、運動による生活習慣病予防の方法やその効果について理解する。(運動生理学:講義;柳澤)講義+実技、グループワーク予習:糖尿病について事前に調べる(30分)
復習:糖尿病やメタボリック・シンドロームなどの生活習慣病の実態とその特徴、予防法をまとめる(1時間)
【14】運動負荷試験 運動負荷試験の目的、適応、禁忌、中止基準、運動負荷試験でみられる症状・徴候を理解する。(運動生理学:講義;柳澤)講義+実技、グループワーク予習:運動負荷試験の目的を予習(30分)
復習:運動負荷試験の目的、適応、禁忌、中止基準をまとめる(1時間)
【15】運動負荷試験 運動負荷中のモニター画面の心電図波形、心拍数、血圧値の変動の重要性を理解する。(運動生理学:講義;柳澤)講義+実技、グループワーク予習:運動中の波形の特徴を事前学習する(30分)
復習:運動負荷中のモニター画面の心電図波形、心拍数、血圧値をまとめる(1時間)
評価方法
小テスト(30%)+ 定期試験(70%):計100点 
教科書
講議に合わせて配布資料およびパワーポイントでの資料を配布(柳澤)
参考図書
入門運動生理学 第3版 編著:勝田 茂 著:和田 正信、松永 智,杏林書院(2010/4)
運動とエネルギーの科学 中野 昭一・武宮 隆編,杏林書院(1998.5)
運動適応の科学 武宮 隆・石河 利寛編,杏林書院(1998.5)
オピーの心臓生理学 編著:L・Hオピー 監訳:岩瀬三紀/横田充弘(2008.4)
運動処方の指針 運動負荷試験と運動プログラム 原著第8版 日本体力医学会、体力科学編集委員会監訳 南江堂
備考
柳澤:平成9年〜平成26年 徳島県鳴門病院 理学療法士・健康運動指導士・健康運動実践指導者
   オフィスアワー 23号館706柳澤研究室 月 3限目