|
徳島文理大学 | Webシラバスシステム |
TOP | 戻る |
| 徳島文理大学短期大学部 |
| 科目番号 | 30072 | 担当教員名 | 田頭 勝之 | 単位 | 2単位 |
|---|
| 科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 通年 | 対象年次 | 3年 |
|---|
| 授業概要 |
|---|
| 転倒・骨折は寝たきりに至る原因の第４位である。転倒による骨折の治療費・介護費用の増大、転倒を経験することによるＱＯＬの低下は、社会的問題として捉えることができる。本セミナーでは、姿勢制御に関する知識を深め、転倒および転倒予防に関連する分野を中心に学習を展開する。また、サンプルデータや簡単な実験（測定）データを統計解析ソフトで分析することにより基礎統計を理解するとともに口述発表を体験し、卒業研究に活用する。 |
| 到達目標 |
| １）転倒及び姿勢制御を理解する。 ２）基礎統計を理解する。 ３）統計ソフトを用いてデータを分析し、結果を考察できる。 ４）レジュメを作成して口述発表することができる。 |
| 授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
|---|---|---|---|
| 【1】 | オリエンテーション 概論「姿勢制御と転倒」 | 講義と質疑応答 資料配付 | 予備知識として、「基礎運動学」第7章姿勢（p331〜360）を読んで、姿勢制御を理解しておく。 |
| 【2】 | 講義(1)：研究とは | 講義と質疑応答 資料配付 | 配布された資料を読み直し、研究の流れ、テーマの探し方を再学習する。 |
| 【3】 | 講義(2)：研究のタイプ | 講義と質疑応答 資料配付 | 配布された資料を読み直し、研究のスタイル（分類）を理解する。 |
| 【4】 | 講義(3)：口述発表のしかた | 講義と質疑応答 資料配付 課題：姿勢制御 | 配布された資料を読み直し、口述発表の流れ・内容を再学習する。課題（姿勢制御）に関する文献を検索し、熟読し、レポートを作成する。 |
| 【5】 | パワーポイント（PPT）による口述発表の指導 | 課題レポートの提出 レポートの修正 | 与えられた各自の課題をまとめ、レポートを提出する。また、指導された箇所を修正する。 |
| 【6】 | 口述発表「姿勢制御」資料の作成指導 | プレゼンテーション（ppt）資料・レジュメの提出および修正 | レポートを基に、プレゼンテーション資料およびレジュメを作成し、提出する。また、指導された箇所を修正する。 |
| 【7】 | PPTによる口述発表：「姿勢制御」の基礎(1) | プレゼンテーション 質疑応答 | 発表原稿を作成し、15分以内で発表できるよう練習する。 |
| 【8】 | PPTによる口述発表：「姿勢制御」の基礎(2) | プレゼンテーション 質疑応答 課題：転倒 | 発表原稿を作成し、15分以内で発表できるよう練習する。課題（転倒）に関する文献を検索し、熟読し、レポートを作成する。 |
| 【9】 | 口述発表「転倒」資料の作成指導 | プレゼンテーション（ppt）資料・レジュメの提出および修正 | レポートを基に、プレゼンテーション資料およびレジュメを作成し、提出する。また、指導された箇所を修正する。 |
| 【10】 | PPTによる口述発表：「転倒」の基礎(1) | プレゼンテーション 質疑応答 | 発表原稿を作成し、15分以内で発表できるよう練習する。 |
| 【11】 | PPTによる口述発表：「転倒」の基礎(2) | プレゼンテーション 質疑応答 | 発表原稿を作成し、15分以内で発表できるよう練習する。 |
| 【12】 | 講義(4)：医療系の基礎統計(1) | 講義と質疑応答 資料配付 | 配布された資料を読み直し、質問紙調査・クロス集計などを理解する。 |
| 【13】 | 講義(5)：医療系の基礎統計(2) | 講義と質疑応答 資料配付 | 配布された資料を読み直し、相関・一元配置分散分析などを理解する。 |
| 【14】 | 講義(6)：医療系の基礎統計(3) | 講義と質疑応答 資料配付 | 配布された資料を読み直し、ノンパラメトリック検定などを理解する。 |
| 【15】 | 演習Ａ：先行研究の文献検索（関心領域調査） | 講義および演習 資料配付 | 事前に「姿勢制御」および「転倒」の分野で関心があるキーワードを抽出しておく。 |
| 【16】 | 文献抄読(1) | 抄読会と質疑応答 | 興味のある文献を熟読し、その要旨をまとめ、発表（15〜20分程度）する。 |
| 【17】 | 文献抄読(2) | 抄読会と質疑応答 | 興味のある文献を熟読し、その要旨をまとめ、発表（15〜20分程度）する。 |
| 【18】 | 文献抄読(3) | 抄読会と質疑応答 | 興味のある文献を熟読し、その要旨をまとめ、発表（15〜20分程度）する。 |
| 【19】 | 文献抄読(4) | 抄読会と質疑応答 | 興味のある文献を熟読し、その要旨をまとめ、発表（15〜20分程度）する。 |
| 【20】 | 演習Ｂ(1)：サンプルデータを用いた演習（仮説と分析方法） | 講義および演習 資料配付 | 講義(4)〜(6)「医療系の基礎統計」を再学習して、基礎統計を理解する。 |
| 【21】 | 演習Ｂ(2)：サンプルデータを用いた演習（統計解析ソフトへのデータ入力） | 演習と質疑応答 | サンプルデータをエクセルに入力するため、エクセルのデータ入力の方法を事前に学習しておく。 |
| 【22】 | 演習Ｂ(3)：サンプルデータを用いた演習（統計解析ソフトを用いた分析および結果の解釈） | 演習と質疑応答 課題：データ収集計画 | 講義(4)〜(6)「医療系の基礎統計」を再学習して、統計手法を理解する。 |
| 【23】 | 演習Ｃ(1)：簡単なデータ収集計画の立案 | プレゼンテーション 質疑応答 | データ収集を行う対象・方法および仮説をレポートにまとめ発表する。 |
| 【24】 | 演習Ｃ(2)：データの収集およびデータの整理 | 演習と質疑応答 | 次回のデータ入力前日までに測定を行いデータ収集を収集する。 |
| 【25】 | 演習Ｃ(3)：データ入力及び分析 | 演習と質疑応答 | 前日までに収集したデータをエクセルに入力しておく。 分析結果を考察し、次回のプレゼン資料を作成する。 |
| 【26】 | PPTによる発表：分析結果の解釈と考察(1) ＊卒業研究のテーマについて（面談） | プレゼンテーションと質疑応答 面談 | 発表原稿を作成し、15分以内で発表できるよう練習する。 |
| 【27】 | PPTによる発表：分析結果の解釈と考察(2) ＊卒業研究のテーマについて（面談） | プレゼンテーションと質疑応答 面談 | 発表原稿を作成し、15分以内で発表できるよう練習する。 |
| 【28】 | 講義�АЦΦ羞弉莉颪虜鄒�方法 | 講義と質疑応答 資料配付 課題：研究計画書作成 | 次回までに配付資料を参考に研究計画書を作成・提出する。 |
| 【29】 | 研究計画書の発表 | 研究計画書提出 プレゼンテーション | 発表原稿を作成し、15分以内で発表できるよう練習する。 |
| 【30】 | 研究計画書の発表 理学療法研究セミナーの総括（反省） | 研究計画書提出 プレゼンテーション | 発表原稿を作成し、15分以内で発表できるよう練習する。 |
| 評価方法 |
|---|
| 平常点およびレポート、発表内容などを総合的に評価する。 |
| 教科書 |
| 教科書は使用しない。必要に応じて資料を配付する。その都度、参考となる書籍などを紹介する。 |
| 参考図書 |
| 姿勢の脳・神経科学（市村出版） 姿勢調節障害の理学療法（医歯薬出版） エビデンスに基づく転倒・転落予防（中山書店） 転倒予防のためのバランス運動の理論と実際（ナップ） 理学療法研究法（医学書院） |
| 備考 |
|---|
| 個人ワークにおける積極性、グループワークにおける協調性、プレゼンテーション時の活発な質疑応答を求める。パソコン操作の苦手な学生に対しては、Excel 、Power point 、SPSS（統計解析ソフト）の基本操作を指導する。 |