徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    看護理論

科目番号10436担当教員名金井 一薫(小南 きよみ)単位2単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次1
授業概要
 看護は実践としては長い歴史をもつが、学問としての看護学は20世紀以降に開発が進められている若い学問分野である。本科目では、看護学の基盤となる看護理論を、特に実践との関連で理解を深めていく。看護実践と理論・研究との関係、実践を導く看護理論が、どのように提唱されたかを検討し、看護理論の有用性を探求する。
到達目標
1.知識(理解):看護実践及び看護学の確立・発展の基盤となる看護理論の必要性や意義が理解できる。
2.知識(理解):看護理論の発展過程と歴史的背景を理解することができる。
3.態度・技能(表現):看護実践の基盤となる主要な看護理論の概要、特徴を明らかにできる。
4.思考・判断:看護現象を理解するために、事例を用いて分析し、理論と実践の関係を説明できる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】イントロダクション:本科目の目的、授業概要及び進め方について講義
ディスカッション  
              担当:森下利子・金井一薫
テキストの確認
事前学習・事後学習:各1時間
【2】看護理論に関する基本的知識:看護の主概念、概念と理論、理論の種類講義
              担当:森下利子
資料の確認・精読してくること
事前学習・事後学習:各1時間
【3】看護理論発展の歴史的概観講義・ディスカッション
              担当:森下利子
資料の確認・自己の考えをまとめること
事前学習・事後学習:各1時間
【4】看護理論開発に影響した諸科学・諸理論との関係
  システム理論、対人関係論
講義・ディスカッション
              担当:森下利子
資料の確認・自己の考えをまとめること
事前学習・事後学習:各1時間
【5】看護理論の哲学的基盤講義・ディスカッション
              担当:森下利子
資料の確認・自己の考えをまとめること
事前学習・事後学習:各1時間
【6】看護介入のための中・小範囲理論(1)講義・ディスカッション
              担当:森下利子
資料の確認・自己の考えをまとめること
事前学習・事後学習:各1時間
【7】看護介入のための中・小範囲理論(2)講義・ディスカッション
              担当:森下利子
復習し、自己の考えをまとめておくこと
事前学習・事後学習:各1時間
【8】看護理論の分析とクリティーク:理論分析と評価の枠組み講義          
              担当:森下利子
資料の確認・精読
事前学習・事後学習:各1時間
【9】ナイチンゲール看護理論―『看護覚え書』を現代の視点で読む(1)  討議・ディスカッション
              担当:金井一薫
テキストを読んでくること
事前学習・事後学習:各1時間
【10】ナイチンゲール看護理論―『看護覚え書』を現代の視点で読む(2)  討議
              担当:金井一薫
テキストを読んでくること
事前学習・事後学習:各1時間
【11】日本発信の看護理論を学ぶ(1)            
看護学原論としてのKOMIケア理論創出の歩み  
討議
              担当:金井一薫
資料を読んで、ディスカッションができるよう準備すること
事前学習・事後学習:各1時間
【12】日本発信の看護理論を学ぶ(2)            
看護学原論としてのKOMIケア理論                
講義
              担当:金井一薫       
資料&テキストを読んでくること
事前学習・事後学習:各1時間
【13】日本発信の看護理論を学ぶ(3)            
看護学原論としてのKOMIケア理論
講義
              担当:金井一薫     
資料&テキストを読んでくること
事前学習・事後学習:各1時間
【14】現代生命科学の知見を看護学へ(1)講義・プレゼンテーション
              担当:金井一薫
プレゼンテーションの準備をすること
事前学習・事後学習:各1時間
【15】現代生命科学の知見を看護学へ(2)講義・プレゼンテーション
              担当:金井一薫
プレゼンテーションの準備をすること
事前学習・事後学習:各1時間
評価方法
授業関与・討議・プレゼンテーション:50%
課題レポート:50%
評価内容および結果はGoogleクラスルームでフィードバックする
教科書
筒井真優美編:看護理論家の業績と理論評価 南江堂 2015
金井一薫著:新・ナイチンゲール看護論入門. 現代社, 2019.
参考図書
アン・マリナー・トメイ 他編 都留伸子監訳:看護理論家とその業績 第3版 医学書院 2004
Fawcett,J.;太田喜久子,筒井真優美監訳:フォーセット看護理論の分析と評価,新訂版,医学書院,2015
Walker,L.O & Avant ,C.;中木高夫、川崎修一訳:看護における理論構築の方法,医学書院,2015.
Chinn,P.L. & Kramer,M.K ;チン&クレイマー 看護学の総合的な知の構築に向けて,エルゼビア・ジャパン,2013.

その他、その都度提示する
備考
・提示された指定図書や文献を事前に精読すること。
・質問は随時、メールで受け付ける。
・オフィスアワー:特に設けず、必要医応じていつでも面談またはZoomミーティングで行う。
・担当教員は、森下利子と金井一薫であり、オムニパス形式とする。
・実務経験:金井一薫‐病院看護師6年,看護教員歴40年以上 
森下利子‐大学病院看護師(4年),公立大学・私立大学での看護教員(43年)