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| 徳島文理大学短期大学部 |
| 科目番号 | 10453 | 担当教員名 | 東 敬次郎 | 単位 | 2単位 |
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| 科目群 | 専門 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 1 |
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| 授業概要 |
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| フィジカルアセスメントに必要な知識に基づいた技術を修得し、看護の対象者の身体状況を診査する能力を修得する。さらに救急時のキュアを必要とする対象の体位、姿勢、および情動を含めた生理学的変化と機序を理解し、対象者の生活行動・機能回復状況を把握するためのアセスメント枠組みを修得する。 看護師は、一般内科だけでなく、妊娠中の女性や泌尿器科的異常を有する患者に関しても的確な評価をおこない、的確な看護を実施する必要がある。このため、産婦人科・泌尿器科的なフィジカルアセスメントの方法を理解し、その能力を修得する。 看護の対象者を理解するために、フィジカルアセスメントは欠かせないと同時に正確である必要がある。今までのフィジカルアセスメントを振り返り、他者と共有し、特に高齢者のフィジカルアセスメントについて再考する。同時に、フィジカルアセスメントについて、他者を指導することをとおして、自己の能力を高める。 担当：東、木野（オムニバス） |
| 到達目標 |
| 到達目標： 1．知識（理解）：看護師として患者に接する際、必要とされる産婦人科・泌尿器科の知識を習得する。対象者（特に高齢者）を理解するためのフィジカルアセスメント能力を高める。 2．態度（関心・意欲）：患者は妊娠中の場合、胎児のことを含めて不安と心配を抱く。看護師として患者様の支えとなり、患者の肉体的・精神的状態を積極的に把握する意欲と優しい心配りができる。今までのフィジカルアセスメントを振り返り、自己の課題等を明確にする。 3．技能（表現）：妊娠期の女性とその家族に必要な保健指導を計画立案することができる。フィジカルアセスメントに関して、後輩を指導するための指導計画・指導案を作成する。 4．思考・判断：産科疾患に関する総合的な思考と、異常の発生を早期に判断できる。フィジカルアセスメントから対象者を全人的に捉えた看護計画につなげる。 |
| 授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
|---|---|---|---|
| 【1】 | 循環器のフィジカルアセスメント： 脈拍のとり方、不整脈の種類と解釈、血圧の測定、高血圧の臨床的意味、末梢静脈の異常のみかた、浮腫の発症原因などにつき、基礎から臨床的意義までを詳細に解説する。(担当：東教授) | 講義(一斉講義形式。 豊富な図・写真をスライドに取り入れた)。プリントも配布。 | 【予習】循環器の理学所見のとり方について、事前学習しておく(1時間程度)。 【復習】教科書で授業内容を復習する(1時間程度)。 |
| 【2】 | 呼吸器のフィジカルアセスメント： 呼吸の調節機構、打診の意義、呼吸音の聴診、副雑音の聴取、インフルエンザや肺炎の臨床的観察法などにつき、基礎から臨床的意義までを詳細に解説する。(担当：東教授) | 講義(一斉講義形式。 豊富な図・写真をスライドに取り入れた)。プリントも配布。 | 【予習】呼吸器の理学所見のとり方について、事前学習しておく(1時間程度)。 【復習】教科書で授業内容を復習する(1時間程度)。 |
| 【3】 | 腹部臓器のフィジカルアセスメント： 腹部膨満、腹部の腫瘤、腹壁静脈の怒張、腹膜刺激症状、肝臓の触診、腹痛を おこす代表的な疾患、腎臓の触診、腹部の聴診と打診などについて、基礎から臨床的意義までを詳細に解説する。(担当：東教授) | 講義(一斉講義形式。 豊富な図・写真をスライドに取り入れた)。プリントも配布。 | 【予習】腹部臓器の理学所見のとり方について、事前学習しておく(1時間程度)。 【復習】教科書で授業内容を復習する(1時間程度)。 |
| 【4】 | 直腸・肛門・生殖器： 直腸・肛門に観察と直腸診の意義、女性生殖器の診察、男性生殖器の診察について、基礎から臨床的意義までを詳細に解説する。(担当：東教授) | 講義(一斉講義形式。 豊富な図・写真をスライドに取り入れた)。プリントも配布。 | 【予習】直腸、生殖器の理学所見のとり方について、事前学習しておく(1時間程度)。 【復習】教科書で授業内容を復習する(1時間程度)。 |
| 【5】 | 乳房のフィジカルアセスメント： 乳房の診察と乳癌の所見について、基礎から臨床的意義までを詳細に解説する。 (担当：東教授) | 講義(一斉講義形式。 豊富な図・写真をスライドに取り入れた)。プリントも配布。 | 【予習】乳房の理学所見のとり方について、事前学習しておく(1時間程度)。 【復習】教科書で授業内容を復習する(1時間程度)。 |
| 【6】 | 産科領域で遭遇する症状とフィジカルアセスメント： 妊婦の特徴に関する知識、必要な判断能力を習得する。特に 妊婦の頭痛、呼吸困難、腹痛、腰痛は軽症のものから生命にかかわるものまであり、鑑別が重要である。(担当：東教授) | 講義(一斉講義形式。 豊富な図・写真をスライドに取り入れた)。プリントも配布。 | 【予習】産科領域の症状と疾患について事前学習しておく(1時間程度)。 【復習】教科書で授業内容を復習する(1時間程度)。 |
| 【7】 | 婦人科領域で遭遇する症状とフィジカルアセスメント： 高齢女性で出現しやすい症状と、的確な判断能力を習得する。特に不正性器出血、腹痛の原因となる悪性腫瘍などにつき、解説する。(担当：東教授) | 講義(一斉講義形式。 豊富な図・写真をスライドに取り入れた)。プリントも配布。 | 【予習】婦人科領域の症状と疾患について事前学習しておく(1時間程度)。 【復習】教科書で授業内容を復習する(1時間程度)。 |
| 【8】 | 泌尿器科領域で遭遇する症状とフィジカルアセスメント： 泌尿器科領域で患者が訴えることの多い症状について理解し、対処法を習得する。特に血表や尿閉など迅速な対処を必要とする症状の解説をする。(担当：東教授) | 講義(一斉講義形式。 豊富な図・写真をスライドに取り入れた)。プリントも配布。 | 【予習】泌尿器科領域の症状と疾患について事前学習しておく(1時間程度)。 【復習】教科書で授業内容を復習する(1時間程度)。 |
| 【9】 | フィジカルアセスメント概要 今までのフィジカルアセスメントを振り返り、自己の課題の発見。(担当：木野教授) | 一斉講義 グループ活動 | 【事前課題】フィジカルアセスメントの振り返り、成功体験・失敗体験をまとめる。(事前学習 1時間) 【事後課題】フィジカルアセスメントに関しての自己の課題をまとめる。(事後学習 1時間) |
| 【10】 | 高齢者のフィジカルアセスメント フィジカルアセスメントに必要な能力 (担当：木野教授) | 一斉講義 グループ活動 | 【事前課題】フィジカルアセスメントに必要な能力をまとめる。(事前学習 1時間) 【事後課題】フィジカルアセスメントに必要な能力を身に着ける方法についてまとめる。(事後学習 1時間) |
| 【11】 | フィジカルアセスメントに必要な能力とその能力の磨き方 (担当：木野教授) | グループ活動 | 【事前・事後課題】グループ活動を振り返り、フィジカルアセスメントについてまとめる。（事前・事後学習 2時間） |
| 【12】 | フィジカルアセスメント能力を高める為の、指導計画・指導案の作成 （１） 指導計画の作成と、指導案のポイントの整理 (担当：木野教授) | グループ活動 | 【事前・事後課題】グループ活動の準備と整理（事前・事後学習 2時間） |
| 【13】 | フィジカルアセスメント能力を高める為の、指導計画・指導案の作成 （２） 指導案の作成 (担当：木野教授) | グループ活動 | 【事後課題】グループ活動の発表準備（事後学習 2時間） |
| 【14】 | 指導計画・指導案の発表 (担当：木野教授) | グループ活動 | 【事後課題】指導計画・指導案の評価と改善策をまとめる。（事後学習 2時間） |
| 【15】 | フィジカルアセスメントと看護の質 (担当：木野教授) | 一斉講義 グループ活動 | 【事後課題】「フィジカルアセスメントと看護の質」のテーマでレポート作成する。（事後学習 2時間） |
| 評価方法 |
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| 評価方法： 課題レポート100％ |
| 教科書 |
| 教科書： 特に指定しない。適宜プリントを配布する。 |
| 参考図書 |
| 参考図書：【東教授】 適宜紹介する。 【木野教授】角�霆嬌�、高齢者のフィジカルアセスメント、メディカ出版 大澤智恵子、介護現場で活かすフィジカルアセスメント、中央法規 その他、適宜紹介する。 |
| 備考 |
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| 備考： オフィスアワー： 【東教授】 月曜日、午後5時から午後6時 3号館、11階 【木野教授】木曜日、午後1時から午後５時 25号館 11階（事前連絡を） 実務経験： 【東教授】 昭和62年より徳島大学医学部産婦人科助手、平成11年4月より徳島市民病院産婦人科主任医長 【木野教授】昭和５６年４月より令和元年３月まで徳島県職員として、病院、看護学校 精神保健福祉センター、障害児施設等で勤務した. |