徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    看護科学哲学

科目番号10115担当教員名金井 一薫(小南 きよみ)単位2単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次1
授業概要
 哲学とは、原理的、本質的なものを、理性を用いて解明する学問であるが、科学を哲学する「科学哲学」は19世紀以降に発展してきた哲学の一分野である。また「看護はひとつの科学」であり、それはナイチンゲールが看護を創設した近代看護創始元年(1860年)をもってスタートする。本講義では、哲学的思考をふまえて、看護学の学問的基盤を究明するとともに、看護学発展の方向性を探る。
到達目標
1. 態度(関心・意欲):哲学と哲学史をに関心を抱き、自ら探求する意欲がある。
2. 知識(理解):現代哲学の基盤となる思考を簡潔に述べることができる。 
3. 思考・判断:実践科学としての「看護の科学性」について、その学問的基盤を考えることができる。
4. 技能(表現):「看護科学を哲学する」とは何かについて、自己の思考を発展させることができる。 
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】イントロダクション:本科目の目的、授業の進め方について
 担当:溝口隆一
講義・ディスカッション自らの関心について述べることができるようにすること(1時間)
【2】哲学と
 担当:溝口 隆一
講義・ディスカッション事前学習:classroomにあがっている予習用の動画をみる(90分)、事後学習:授業中に出た課題を解く(90分)
【3】科学の方法について
 担当:溝口 隆一
講義・ディスカッション事前学習:classroomにあがっている予習用の動画をみる(90分)、事後学習:授業中に出た課題を解く(90分)
【4】古代哲学瞥見
 担当:溝口 隆一
講義・ディスカッション事前学習:classroomにあがっている予習用の動画をみる(90分)、事後学習:授業中に出た課題を解く(90分)
【5】近代哲学瞥見
 担当:溝口 隆一
講義・ディスカッション事前学習:classroomにあがっている予習用の動画をみる(90分)、事後学習:授業中に出た課題を解く(90分)
【6】現代哲学について
 担当:溝口 隆一
講義・ディスカッション事前学習:classroomにあがっている予習用の動画をみる(90分)、事後学習:授業中に出た課題を解く(90分)
【7】アメリカ哲学について
 担当:溝口 隆一
講義・ディスカッション事前学習:classroomにあがっている予習用の動画をみる(90分)、事後学習:授業中に出た課題を解く(90分)
【8】哲学と人生
 担当:溝口 隆一
講義・ディスカッション事前学習:classroomにあがっている予習用の動画をみる(90分)、事後学習:授業中に出た課題を解く(90分)
【9】看護理論と哲学について
 担当:金井 一薫
テーマについてディスカッション「各自一つの看護理論を選択し、理論と哲学についての関係性を調べる。(3時間)
【10】アメリカ看護理論を各自一つ取り上げ、その理論に見られる科学性と哲学との関係性について考察する(グループ1) 
 担当:金井 一薫      
プレゼンテーション・
ディスカッション
各自一つの看護理論を選択し、理論と哲学についての関係性を調べる。終了した理論について考察する。(2時間)
【11】アメリカ看護理論を各自一つ取り上げ、その理論に見られる科学性と哲学との関係性について考察する(グループ2) 
 担当:金井 一薫     
プレゼンテーション・
ディスカッション
各自一つの看護理論を選択し、理論と哲学についての関係性を調べる。終了した理論について考察する。(2時間)
【12】ナイチンゲール看護思想に見られる主要概念と哲学
 担当:金井 一薫
講義・ディスカッション指定資料に目を通し、自分の思考について整理すること。(2時間)
【13】看護学としての学問成立の条件とは何か
 担当:金井 一薫
講義・ディスカッション指定資料を読み込み、自分の意見を整理すること。(2時間)
【14】実践の科学としての看護学はどこまで進んでいるか
 担当:金井 一薫
講義・ディスカッション各自の論文構想を基に位置づけを考えてくること。(2時間)
【15】具体的実践報告を通して、今後の看護学発展の方向性を考える
 担当:金井 一薫
講義・ディスカッションこれからのケアサイエンスの方向を探るための資料収集。(2時間)
評価方法
評価方法:授業関与・討議・プレゼンテーション:50%
     課題レポート:50%
評価内容および結果については、面談とZoomミーティングにてフィードバックする。
教科書
教科書:「看護研究」Vol.55,N01,医学書院
    授業中に適宜配布
参考図書
・『ニーチェl』(ふくろう出版)
・ペギーL.チン、メオーナK.クレイマー著、白石 聡監訳:看護理論とは何か、医学書院、2001.
・金井一薫著:実践を創る 新看護学原論、現代社、2004.
・薄井坦子著:看護学原論 講義、現代社、1984.
・金井一薫著:新版・ナイチンゲール看護論入門、現代社、2019.
備考
オフィスアワー:特に設けず、必要に応じていつでも面談またはZoomミーティングで行う。 
実務経験:溝口隆一 なし
     金井一薫 看護臨床経験7年。看護教員歴は40年以上。