徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    生化学(栄養学基礎・代謝学を含む)

科目番号00015担当教員名三宅 洋一郎単位2単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次1年
授業概要
生命の基本である代謝は生物の体内で起こっている化学反応である。生体を形作る物質にはどのようなものがあるか,エネルギーはどのようにして産生産生されるか等について学ぶ。また,栄養学の基礎についても学ぶ。
到達目標
人体を形作る物質,生体内での化学反応について説明できる。栄養学の基礎について理解する。得た知識を歯科医療の現場での活用方法を身につける。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】生体の構成要素細胞とは何か,生体における水の役割,生体を構成する糖質,脂質,タンパク質などについて学ぶ。 
【2】生体における化学反応糖質,脂質,タンパク質の消化,酸素の運搬と二酸化炭素の排出,酵素の役割,エネルギー産生について学ぶ。 
【3】糖質と脂質の代謝−主要なエネルギー基質−糖質の代謝によるエネルギー産生,解糖,クエン酸回路,電子伝達系などについて学ぶ。また,脂肪酸の酸化によるエネルギー産生についても学ぶ。 
【4】タンパク質とアミノ酸の代謝,生体における恒常性の維持タンパク質の加水分解,アミノ酸の代謝,タンパク質の合成,恒常性(ホメオスタシス)とは,ホルモン系と自律神経などについて学ぶ。 
【5】歯と歯周組織の生化学歯とそれを支える歯周組織の構造と機能について学ぶ。 
【6】硬組織の生化学歯と骨の石灰化,骨の生成と吸収,歯の脱灰と再石灰化などについて学ぶ。 
【7】唾液の生化学唾液に含まれる無機質,有機質,低分子量成分,および唾液の機能について学ぶ。 
【8】プラークの生化学(1)歯の表面に付着するデンタル・プラークの種類,形成機序,バイオフィルムとしてのプラークについて学ぶ。 
【9】プラークの生化学(2)プラークによる齲蝕の発症機序,それに関わる様々な因子について学ぶ。 
【10】栄養の基礎知識栄養学を学ぶ必要性,日本人の栄養摂取状況,栄養素の消化・吸収について学ぶ。 
【11】食事摂取基準エネルギー必要量,基礎代謝,日本人の食事摂取基準について学ぶ。 
【12】栄養素の働き糖質,タンパク質,脂質,ビタミン,ミネラルなどの栄養的意味,水の働きと代謝,食物繊維の栄養的意味について学ぶ。 
【13】食生活と健康国民の健康と栄養の現状,望ましい食生活,ライフステージ別の栄養と調理について学ぶ。 
【14】食べ物と健康食品の成分と分類,食べ物の物性などについて学ぶ。 
【15】総括これまでの講義のまとめを行い,質問を受ける。 
評価方法
講義中の小テスト(40%)および最終筆答試験(60%)により評価する。
教科書
最新歯科衛生士教本 人体の構造と機能2栄養と代謝(医歯薬出版)
参考図書
特になし
備考
オフィスアワー:曜日 月〜金,時間 8:30〜9:00,13:00〜18:00,場所 三宅教授室