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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 10179 | 担当教員名 | 中江 弘美 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 3年 |
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授業概要 |
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幼稚園及び介護保険施設では、早期体験実習で関わった対象者の成長及び加齢による変化の観察や、幼稚園における歯科保健指導及び介護保険施設における歯科専門職による口腔ケアの見学・補助を通じて、人の成長、老い、生命、死について考える。また、食育を含む口腔管理の意義について学ぶと共に、歯科保健指導についての技能を深める。保健所では、保健行政の組織や業務内容について学び、地域歯科保健活動における歯科衛生士の役割を理解したうえで、多職種と協働する能力を身につけ活動の基礎的能力を養う。 障がい者施設等では、障がい者に対する歯科治療や口腔ケアの見学・補助を通して、障がい者歯科における歯科衛生士の役割を実践的に学ぶ。 |
到達目標 |
介護保険施設 (知識)介護保険施設の概要を説明できる。老年期の特徴を説明できる。アセスメントに基づく口腔ケアプランを説明できる。 (技能)入所施設で生活している要介護高齢者の口腔内のアセスメントができる。要介護高齢者の口腔ケアの補助ができる。業務記録の内容を記述することができる。 (態度)要介護高齢者とコミュニケーションをとることができる。他職種と連携して行動する。 (思考・判断)その場の状況に応じた対応を考え臨機応変に判断する。 学校 (知識)学校歯科保健活動について説明できる。集団に対する伝達方法を説明できる。 (技能)学校保健(幼稚園)における指導案を作成できる。個人または集団を対象とした歯科保健指導を実践できる。 (態度)チームワークを図り円滑に行動する。 (思考・判断)その場の状況に応じた対応を考え臨機応変に判断する。 保健所 (知識)地域歯科保健活動における歯科衛生士の役割について説明できる。 (技能)個人または集団を対象とした健康教育・歯科保健指導を実践できる。 (態度)他の職種とチームワークを図り、円滑に行動する。 (思考・判断)その場の状況に応じた対応を考え臨機応変に判断する。 障がい者施設等 (知識)地域における障がい者歯科保健活動について説明できる。障がい者の一般的な特徴について説明できる。障がい者の口腔の特徴について説明できる。 (技能)障害の特性を理解し関わることができる。 (態度)他の専門職やスタッフと連携して行動する。 (思考・判断)患者の状態に合わせた対応を考える。その場の状況に応じて臨機応変に判断する。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 事前 学内:オリエンテーション 実習要項及び実習帳の内容について確認(実習の目的、実習に対する取り決め、実習態度、倫理等) | 学内 一斉講義形式 | 実習開始までに、地域歯科保健活動において求められる知識・技術をレポートにまとめる。今後の実習に必要な知識・技術について整理し復習する。(120分) |
【2】 | 特別養護老人ホーム仙寿園(4日間) 特別養護老人ホーム及び通所介護事業所で実習を行う。通所介護事業所では、口腔機能向上を目的とした健康教育(集団指導)を行い、介護予防における歯科衛生士の役割を学ぶ。また、協力歯科医による訪問診療に随行し診療の補助・見学を行う。 *実習終了後振り返り、実習指導教員と面談 | 終日臨地実習(4日)*帰校日には学内で面談を行い指導を受ける。 | 情報整理と実習記録の作成。実習に必要な知識(訪問診療)について自己学習(60分)指導案に基づいた媒体の作成・準備(60分) |
【3】 | 徳島文理大学付属幼稚園(3日間) 本学付属幼稚園で実習を行う。3~5歳児を対象に、学校保健(幼稚園)における指導案の作成を行い、園児に対する食育を含む口腔保健教育、小集団に対する歯科保健指導を実施する。 *実習終了後振り返り、実習指導教員から指導を受ける | 終日臨地実習(3日)*実習終了後振り返り、実習指導教員から指導を受ける。 | 指導案作成時に必要な資料を準備する。 実習に必要な知識(学校保健)について自己学習。 情報整理と実習記録の作成。(120分) |
【4】 | 徳島県徳島市保健所(1日) 保健所の組織、業務全般並びに歯科保健活動に関するオリエンテーション等 *実習終了後振り返り、実習指導教員と面談 | 終日臨地実習(1日)*実習終了後振り返り、臨地実習指導者及び実習指導教員より指導を受ける。 | 情報整理と実習記録の作成。実習に必要な知識(歯科保健対策)について自己学習(120分) |
【5】 | 徳島県歯科医師会口腔保健センター心身障害者歯科診療所(1日) 心身に障がいを持つ児童等に対する歯科治療、本人及び家族に対する口腔保健指導の見学・補助を行う。 *実習終了後振り返り、実習指導教員と面談 | 終日臨地実習(1日)*実習終了後振り返り、実習施設の臨地実習指導者から指導を受ける。帰校日には、実習指導教員と面談を行い指導を受ける。 | 情報整理と実習記録の作成。実習に必要な知識(障がい者のう蝕と歯周疾患の特徴)について自己学習(120分) |
【6】 | 徳島赤十字ひのみね総合療育センター(1日) 歯科外来及び入所施設で実習を行う。歯科外来を受診する障がい者に対する歯科治療、本人及び家族に対する口腔保健指導の見学・補助を行う。 *実習終了後振り返り、実習指導教員と面談 | 終日臨地実習(1日)*実習施設の臨地実習指導者から指導を受ける。帰校日には、実習指導教員と面談を行い指導を受ける。 | 情報整理と実習記録の作成。実習に必要な知識(障がい者の歯科医療)について自己学習(120分) |
【7】 | 指定障害者支援施設吉野川育成園(2日) 障がい者に対する口腔ケアの実施・補助。対象者及び職員への歯科保健指導の実施。 *実習終了後振り返り、実習指導教員と面談 | 終日臨地実習(2日)*実習終了後振り返り、実習施設の臨地実習指導者から指導を受ける。帰校日には、実習指導教員と面談を行い指導を受ける。 | 情報整理と実習記録の作成。実習に必要な知識(知的障害のある方との対応法・配慮)について自己学習(120分) |
評価方法 |
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下記の項目を目安とし、総合的に評価し、60%以上の得点を実習修了要件とする。 1.臨地実習評価表に基づく実習内容の評価(30%)2.実習記録(日誌)の内容(50%)3.事前学習・事後学習の量と質、学内演習への取り組み姿勢など(20%)。成績は、100点満点に換算して判定する。帰校日にレポートに対する解説や講評等を行い臨床実習のフィードバックを行う。 |
教科書 |
既習の関連科目で使用したテキストを用いる。 ・最新歯科衛生士教本 歯科予防処置論・歯科保健指導論 医歯薬出版2018 ・最新歯科衛生士教本 歯科診療補助論第2版 医歯薬出版2018 ・最新歯科衛生士教本 高齢者歯科第2版 医歯薬出版2018 ・最新歯科衛生士教本 小児歯科 医歯薬出版2017 ・最新歯科衛生士教本 障害者歯科第2版 医歯薬出版2017 |
参考図書 |
・臨地実習HAND BOOK、クインテッセンス出版株式会社 ・すぐひける、現場で役立つ歯科衛生士のための最新歯科用語辞典、クインテッセンス出版株式会社 ・新人歯科衛生士・デンタルスタッフポケットマニュアル、医歯薬出版株式会社 ・器材準備マニュアル 第7版一般社団法人 全国歯科衛生士教育協議会 編 |
備考 |
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担当教員:西川啓介、藤澤健司、吉岡昌美、篠原千尋、中江弘美、十川悠香、坂本治美 ①【オフィスアワー】:実習期間中随時(但し、事前にメール等でアポイントを取るようにして下さい) 場所は、25号館9階担当教員研究室 ②【科目ナンバー】:DHPT309P ③【実務経験】:西川 啓介 昭和60年〜平成29年 徳島大学病院歯科医師、藤澤 健司 昭和62年〜平成30年 徳島大学病院歯科医師、吉岡 昌美 昭和63年〜平成30年 徳島大学病院歯科医師、平成4年4月~平成7年3月 徳島県鳴門保健所嘱託歯科医師、篠原 千尋 平成7年〜平成30年 徳島大学病院歯科医師、中江 弘美 平成3年~平成5年 一般歯科診療所歯科衛生士、平成6年~平成8年 歯科衛生士養成校専任教員、平成8年~平成13年 一般歯科診療所歯科衛生士、平成16年~平成20年 一般歯科診療所歯科衛生士、平成20年~平成29年 徳島大学歯学部口腔保健学科歯科衛生士教員、十川 悠香 平成10年~平成17年 一般歯科診療所歯科衛生士、平成17年~平成29年 徳島大学病院歯科衛生士、坂本 治美 昭和59年~平成29年 徳島大学病院歯科衛生士、平成29年~令和4年 徳島大学歯学部口腔保健学科歯科衛生士教員 |