徳島文理大学 | Webシラバスシステム |
TOP | 戻る | |
徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 10222 | 担当教員名 | 竹原 正也 | 単位 | 2単位 |
---|
科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 2年 |
---|
授業概要 |
---|
病原微生物学がヒトに寄生することにより感染症が発症する。口腔領域でも多くの感染症がみられる。原因となる病原微生物について学び,微生物がどのようにして感染症を起こすか,その予防・治療のためにはどのようにすればよいかについて学ぶ。 |
到達目標 |
(知識)病原微生物について説明ができる。感染症発症のメカニズムについて理解する。 (技能)得た知識により歯科臨床の現場でどのようにして感染症を予防するか,治療するかといった活用法を身につける。 (態度)微生物・感染症の危険性を理解したうえで,歯科衛生士として患者に対応できる。 (思考・判断等)感染症の原因を探り,それを元にした予防法・治療法を判断することができる。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
---|---|---|---|
【1】 | 微生物学の特徴と分類 微生物学,免疫学の進歩,感染と感染症,宿主寄生体関係等 | 教科書、プリントを用いて講義する。 | 疾病と微生物学についての確認,復習,及び微生物の分類,細菌細胞の構造,代謝についての予習(30分) |
【2】 | 微生物の病原性(1) 微生物の分類,細菌細胞の構造,細菌の代謝・増殖等 | 教科書、プリントを用いて講義する。 | 微生物の病原性についての確認,復習,及びグラム陽性球菌・桿菌,グラム陰性球菌・桿菌の病原性についての予習(30分) |
【3】 | 微生物の病原性(2) ブドウ球菌,レンサ球菌,グラム陽性桿菌,グラム陰性球菌,グラム陰性桿菌等 | 教科書、プリントを用いて講義する。 | 微生物の病原性についての確認,復習,及びマイコプラズマ,スピロヘータ,クラミジア,リケッチアの病原性,ウイルスの構造と増殖についての予習(30分) |
【4】 | 微生物の病原性(3) マイコプラズマ,スピロヘータ,リケッチア,クラミジア,ウイルスの構造・増殖,ヘルペスウイルス等 | 教科書、プリントを用いて講義する。 | 微生物の病原性についての確認,復習,及びウイルスの病原性についての予習(30分) |
【5】 | 微生物の病原性(4) パラミクソウイルス,風疹ウイルス,インフルエンザウイルス,レトロウイルス,肝炎ウイルス,真菌と原虫等 | 教科書、プリントを用いて講義する。練習問題 | 微生物の病原性についての確認,復習,及び免疫機構,免疫担当細胞についての予習(30分) |
【6】 | 宿主防御機能と免疫(1) 非特異的防御機構,特異的防御機構,免疫担当細胞等 | 教科書、プリントを用いて講義する。 | 宿主防御機能と免疫についての確認,復習,及び免疫機構の発現と調節,免疫の種類,ワクチンについての予習(30分) |
【7】 | 宿主防御機能と免疫(2) 免疫機構の発現と調節,免疫の種類,ワクチン,液性免疫等 | 教科書、プリントを用いて講義する。 | 宿主防御機能と免疫についての確認,復習,及び細胞性免疫,アレルギーについての予習(30分) |
【8】 | 宿主防御機能と免疫(3) 細胞性免疫,アレルギー等 | 教科書、プリントを用いて講義する。 | 宿主防御機能と免疫についての確認,復習,及び口腔微生物叢,プラークの形成機序についての予習(30分) |
【9】 | 口腔微生物学 口腔微生物叢,プラークの形成機序,歯石の形成等 | 教科書、プリントを用いて講義する。 | 口腔微生物学についての確認,復習,及び齲蝕の発症機序,予防法,歯内感染症についての予習(30分) |
【10】 | 口腔感染症(1) 齲蝕,齲蝕の予防,歯内感染症,歯周病等 | 教科書、プリントを用いて講義する。 | 口腔感染症についての確認,復習,及び唾液腺感染症,顎骨感染症,口腔カンジダ症,誤嚥性肺炎についての予習(30分) |
【11】 | 口腔感染症(2) 唾液腺の感染症,顎骨骨髄炎,口腔カンジダ症,誤嚥性肺炎等 | 教科書、プリントを用いて講義する。 | 口腔感染症についての確認,復習,及び細菌培養法,顕微鏡観察法,染色法,分離培養法等についての予習(30分) |
【12】 | 細菌培養・顕微鏡観察 細菌培養法,顕微鏡観察,細菌染色法,分離培養法等 | 教科書、プリントを用いて講義する。 | 細菌培養・顕微鏡観察についての確認,復習,及び抗菌化学療法,抗真菌薬,抗原虫薬,抗ウイルス薬についての予習(30分) |
【13】 | 化学療法 抗菌化学療法とは,抗菌化学療法薬の種類と特徴,抗真菌薬,抗原虫薬,抗ウイルス薬等 | 教科書、プリントを用いて講義する。 | 化学療法についての確認,復習,及び院内感染対策,スタンダードプリコーション,滅菌・消毒法についての予習(30分) |
【14】 | 院内感染対策と滅菌・消毒 院内感染対策,スタンダードプリコーション,滅菌法,消毒法等 | 教科書、プリントを用いて講義する。 | 院内感染対策と滅菌・消毒についての確認,復習,及び授業内容全体の総括(30分) |
【15】 | 微生物学のまとめ 微生物学,免疫学,口腔細菌学,化学療法学等の復習とまとめ | 教科書、プリントを用いて講義する。 | 講義全般にわたる復習(60分) |
評価方法 |
---|
定期試験(90%)、レポートの評価(10%) 試験に対する解答は、オフィスアワーの時間に開示してフィードバックを行う。レポートに関しては、毎回講義中に説明時間を設けてフィードバックを行う。 |
教科書 |
最新歯科衛生士教本 疾病の成り立ち及び回復過程の促進2 微生物学(医歯薬出版) |
参考図書 |
イラストレイテッド微生物学 第2版、櫻井純 著(南山堂) |
備考 |
---|
オフィスアワー:水曜日 16:30-17:30, 木曜日 16:30-17:30, 場所:21-0907 実務経験:平成25年4月〜平成26年5月 岡山大鵬薬品株式会社 研究員 クラスコード:後日、履修登録者に連絡(講義の開始日から3日前までに連絡がない場合は、竹原に申し出ること。) 科目ナンバー:DHBD210L |