徳島文理大学シラバスシステム

	徳島文理大学	Webシラバスシステム	TOP	戻る
	徳島文理大学短期大学部

【科目名】生体機能代行装置学実習Ⅰ

科目番号	00022	担当教員名	樫野　真	単位	1単位

科目群	専門	必修・選択	必修	開講期	前期	対象年次	3年

授業概要
本実習は、代謝機能を代行する血液浄化療法を中心に行う。臨床工学技士の専門性を習得する上での中心的な科目として位置付けられ、実習内容は臨床工学技士の業務や「臨床実習」の内容に直結する。従って、本実習の履修にあたっては、基礎的な知識・技術の習得を学生に求める。グループに分かれて各テーマを同時進行にて行う。各テーマの終了日の翌日午前9時までにレポートを提出すること。ガイダンス時に配布する実習資料に沿って実習を行うので前日までに必ず予習をしておく必要がある。
到達目標
血液透析療法を中心とする血液浄化療法に関する知識と技術の習得を目標とする。４年次の臨床実習に役立つ血液透析療法における治療開始から終了までの手技を習得する。治療開始の初歩として、血液回路の組み立て（プライミング）の手技を完全に習得する。また、血液透析装置を中心とした血液浄化療法装置の操作方法、保守管理方法を習得する。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	ガイダンス（実習中の心得及び注意事項など）	配布資料をもとに、各実習テーマについて説明する	配布資料を熟読し、実習の各テーマにおいて目的や方法などをよく理解しておくこと。
【2】	血液回路の組み立て（プライミング）①	実際に、血液回路の組み立て（プライミング）を行う。	ガイダンス時に配布する資料（プライミング）を熟読しておくこと。
【3】	血液回路の組み立て（プライミング）②	実際に、血液回路の組み立て（プライミング）を行う。	ガイダンス時に配布する資料（プライミング）を熟読しておくこと。
【4】	テーマ①透析開始前の準備（透析液の作成）	透析液を作成し、濃度調整を行う。	ガイダンス時に配布する資料（テーマ①）を熟読しておくこと。
【5】	テーマ①透析開始前の準備（透析液の作成）	透析液を作成し、濃度調整を行う。	ガイダンス時に配布する資料（テーマ①）を熟読しておくこと。
【6】	テーマ②透析の開始（体外循環の開始）	穿刺から、体外循環の開始までを行う。治療条件の設定を行う。	ガイダンス時に配布する資料（テーマ②）を熟読しておくこと。
【7】	テーマ②透析の開始（体外循環の開始）	治療開始から治療中のバイタルサインのチェックを行う。	ガイダンス時に配布する資料（テーマ②）を熟読しておくこと。
【8】	テーマ③透析の終了（血液回収）	治療の終了から、薬剤投与、バイタルサインのチェックを行う。	ガイダンス時に配布する資料（テーマ③）を熟読しておくこと。
【9】	テーマ③透析の終了（血液回収）	終了時の血液回収を行う。	ガイダンス時に配布する資料（テーマ③）を熟読しておくこと。
【10】	テーマ④透析装置の保守管理（分解、消耗部品の交換、清掃、組み立て、点検）	透析装置の消耗部品交換、定期点検を行う。	ガイダンス時に配布する資料（テーマ④）を熟読しておくこと。
【11】	テーマ④透析装置の保守管理（分解、消耗部品の交換、清掃、組み立て、点検）	透析装置の消耗部品交換、定期点検を行う。	ガイダンス時に配布する資料（テーマ④）を熟読しておくこと。
【12】	テーマ⑤水処理装置の仕組み（透析用水の作成方法）	水質管理（プレフィルタの交換など）を行う。透析用水の水質管理基準について調べる。	ガイダンス時に配布する資料（テーマ⑤）を熟読しておくこと。
【13】	テーマ⑤水処理装置の仕組み（透析用水の作成方法）	水質管理（プレフィルタの交換など）を行う。透析用水の水質管理基準について調べる。	ガイダンス時に配布する資料（テーマ⑤）を熟読しておくこと。
【14】	血液透析療法以外の血液浄化療法①	血液透析以外の血液浄化療法について解説する。	ガイダンス時に配布する資料（血液浄化療法）を熟読しておくこと。
【15】	血液透析療法以外の血液浄化療法②	血液透析以外の血液浄化療法の一連の操作を行う。	ガイダンス時に配布する資料（血液浄化療法）を熟読しておくこと。

評価方法
レポート50％、期末試験50％で評価する。レポートは５段階評価とし、3以下の学生について１回のみ再提出を認める。期末試験は、全ての血液浄化療法に関連した国家試験レベルの出題を行う。受講態度は、レポート及び期末試験の合計点から、無断欠席、遅刻、早退、居眠り、私語の回数をそれぞれ計算し減点方式で評価する。
教科書
資料配布
参考図書
竹澤真吾他　「臨床工学講座　生体機能代行装置学　血液浄化療法装置」医歯薬出版株式会社　978-4-263-73408-7　4,000円＋税小野哲章他　「臨床工学技士標準テキスト」　金原出版　4-307-77125-7　6,800円＋税日本エム・イー学会ME技術教育委員会監修「MEの基礎知識と安全管理　改訂第５版」978-4-524-24361-7　5,800円＋税黒川清監修　「透析患者の検査値の読み方」日本メディカルセンター　4-88875-144-7　5,600円＋税秋澤忠男監修　「透析液清浄化に向けて」医薬ジャーナル社　978-4-7532-2454-8　4,200円＋税

備考

穿刺針などを実際に使用するので、怪我をする危険性もある。緊張感を持ち集中して実習に臨むこと。
教室は主に臨床工学実習室及び実験室で行う予定であるが、適宜変更もありうる。
あらかじめ配布する資料に沿って実習を行うので、前日までに予習をしておくこと。
授業計画の１項目につき、２コマ連続して授業を行う。
この科目は、樫野、武藏が担当する。