徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    臨床免疫学

科目番号00220担当教員名岩田 誠単位2単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次3年
授業概要
免疫系は、外部から侵入してきた微生物、ウイルス、毒素などからの攻撃や、異常を生じた自己細胞による組織破壊から体を守る仕組みである。この仕組みが、どのような構成要員によって、どのような役割が担われ、どのように目的を達成しているのか、基本的事項について学ぶ。その上で、この仕組みが破綻した時に生じるアレルギーや自己免疫などの疾患について概要を学ぶ。
到達目標
免疫学は現代の生命科学に多くの示唆を与え、様々な方法論誕生の契機を作った。その考え方を学びながら、免疫学の基礎知識を習得することを目指す。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】免疫系のしくみの概要について理解する・講義
・質疑応答
・復習テスト
【予習】教科書p1〜p9を読んでおく
【復習】教科書および復習テストの内容を理解する
【2】免疫系の器官と細胞について理解する・講義
・質疑応答
・復習テスト

【予習】教科書第1章を読んでおく
【復習】教科書および復習テストの内容を理解する
【3】抗体の構造と機能について理解する・講義
・質疑応答
・復習テスト
【予習】教科書p19〜p26を読んでおく
【復習】教科書および復習テストの内容を理解する
【4】補体系と抗原抗体反応について理解する・講義
・質疑応答
・復習テスト
【予習】教科書p26〜p32を読んでおく
【復習】教科書および復習テストの内容を理解する
【5】免疫反応機構について理解する・講義
・質疑応答
・復習テスト
【予習】教科書第3章を読んでおく
【復習】教科書および復習テストの内容を理解する
【6】MHC分子と抗原提示について理解する・講義
・質疑応答
・復習テスト
【予習】教科書第4章を読んでおく
【復習】教科書および復習テストの内容を理解する
【7】多様性獲得機構について理解する・講義
・質疑応答
・復習テスト
【予習】教科書第5章を読んでおく
【復習】教科書および復習テストの内容を理解する
【8】リンパ球の分化・成熟の機構とその意義について理解する・講義
・質疑応答
・復習テスト
【予習】教科書第6章を読んでおく
【復習】教科書および復習テストの内容を理解する
【9】アレルギーについて理解する・講義
・質疑応答
・復習テスト
【予習】教科書第7章を読んでおく
【復習】教科書および復習テストの内容を理解する
【10】サイトカインについて理解する・講義
・質疑応答
・復習テスト
【予習】教科書第8章を読んでおく
【復習】教科書および復習テストの内容を理解する
【11】炎症と自己免疫疾患について理解する・講義
・質疑応答
・復習テスト
【予習】教科書p112〜p123を読んでおく
【復習】教科書および復習テストの内容を理解する
【12】移植免疫、免疫不全、腫瘍免疫について理解する・講義
・質疑応答
・復習テスト
【予習】教科書p123〜p141を読んでおく
【復習】教科書および復習テストの内容を理解する
【13】感染に対する免疫について理解する・講義
・質疑応答
・復習テスト
【予習】教科書第10章を読んでおく
【復習】教科書および復習テストの内容を理解する
【14】ワクチンと予防接種について理解する・講義
・質疑応答
・復習テスト
【予習】教科書第11章を読んでおく
【復習】[復習]教科書および復習テストの内容を理解する
【15】免疫学的分析法について理解する・講義
・質疑応答
【予習】教科書第12章を読んでおく
【復習】教科書および復習テストの内容を理解する。
評価方法
定期試験(85%)、課題レポート・受講態度など(15%)により評価する。
教科書
薬系免疫学(改訂第2版)、植田正、前仲勝実編集、南江堂、ISBN978-4-524-40296-0
参考図書
Janeway’s 免疫生物学(原書第7版)、笹月健彦監訳、南江堂、ISBN978-4-524-25319-7
免疫学コア講義(改訂第3版)、熊ノ郷淳、阪口薫雄、竹田潔、吉田裕樹編集、南山堂、ISBN978-4-525-16753-0
免疫学イラストレイテッド(原著第7版)、高津聖志・清野宏・三宅健介監訳、南江堂、ISBN978-4-524-24719-6
備考
免疫学独特の用語や新たに学ぶ概念が多いため、毎回の復習が必要である。
適宜、講義の前にハンドアウトを配付し、補助資料とする。
免疫学の発展には多くの日本人研究者が大きな貢献をしてきた。その発見のエピソードなどを知り、
生きた学問の軌跡の一端に触れる。また、免疫学は現代の生命科学に多くの示唆を与え、様々な方法論誕生の契機を作った。その考え方や学問分野間のつながりの例を学ぶ。